|
紫 陽 花
飛竜の滝は大きな岩がオオバーハングした美しい滝だ。
水量が少ないので滝壷の傍までいける。水音と飛沫で一息ついた。 大平台に下るとそれまで木陰と枯れ葉が弾力を生んだ山道でいくらか涼しかったのが、いきなり木ももなく、コンクリ−トの反射のまぶしい道路に出た為大変な暑さだ。
しばらく歩き、冷房の入ったコンビニで椅子を借りアイスクリームを食べたが、その間も火照った体はたいした涼しさも感じなかった。
最近妻は植物図鑑のハンド版を持参し花を楽しんでいる。靫草(うつぼぐさ)を覚えたようだ。 「紫の細かな花が上向きに沢山付いた花で、栃木県の都市みたい名前のがあったけど、何だっけ?」、と聞くので、「栃木のどの辺だ」と問い返すと、「栃木の辺りを昔なんと呼んだの」と聞き直す。「下野だろう」と言うと、「そうそう、シモツケ草よ」。 ここから紫陽花がずーっと続く。木陰は無く強い日差しに紫陽花が青、紫、エンジの花を着けている。花は強い日差しに映える。 梅雨時に雨の中見る事の多い紫陽花もいいが、夏の直射で見るのも良い。背丈よりはるかに高い紫陽花が数百メーター続き、その中のひと一人が通れるくらいの道を通って、浅間山から登山電車の駅のある大平台に下ると大変な暑さだ。公衆浴場である「姫の湯」は熱い湯の記憶があったが、夏は殊更熱い。でも、それだからか、あがるとさっぱりした。
|
||
| 平野 正(遠州屋薬局) ........ E-メール jov05546@inet.jovy.co.jp |