| 「西口の挑戦」からお借りした西口道路整備に関するひとつの意見です(本町商店会有志作成)。 当自治会地域にとっての貴重な論文と思い、文章はそのままに、編集・掲載させていただきました。 |
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| 本町自治会 |
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| 松戸駅西口の街路整備計画が再び話題になっています。 都市間競争の生き残りをかけた最後のチャンスだからこそ行政と住民が基本となる交通計画に共通の認識を持つべきです。 ここでは解決のための一試案を紹介します。
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| ◆ 1)松戸駅西口エリアの車両交通主動線の設定※ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 松戸駅西口エリア(北:根本立体、西:旧水戸街道、南:伊勢丹南側道路の範囲)では、中央の駅前通り・西の旧水戸街道という主動線は明確ですが、エリア内の道路には一方通行や指定方向以外通行禁止などの交通規制が多く主動線と成り得ない状態です。 しかもエリア内には数多くの立体駐車場が点在しており、幹線である旧水戸街道からエリア内に進入する車が相当多く、エリア内交通が混乱する原因になっています。 そもそも、このエリアは開設当初の「ららぽーと」とほぼ同じ面積なので、外側に巨大な駐車場を設けてエリア内は公共交通と歩行者・自転車優先にしたところで支障のある広さではありません。松戸市の駅前再開発も当初はこのような計画でしたが残念なことに頓挫してしまいました。しかし数多くの駐車場を今さら移転することは不可能です。 そこで、車の動線はできるだけ限定し、歩行者・自転車が安心して通行できる空間とする方法が効果的だと考えられます。それにはメインとなる車動線の利便性を高める必要があります。一方通行などの規制が多いと裏道に入り込む車が多くなります。 旧水戸街道の文化ホール交差点から伊勢丹通りへ、その先の辰正堂前通りを経てDマート横から旧水戸街道に至る「コ」の字型の道路は西口エリアの中央部を結んだ形になります。 この道路を駅前通り、旧水戸街道に次ぐ3番目の動線として活用することが出来ると考えます。 この案では駅前広場西側の交差点化に加えて伊勢丹通りの相互通行化を想定します。これで車の動線が非常にすっきりする点に注目して下さい。 この改善によって駅前通りで南北に分断されていた西口エリアが結ばれ、南北のエリアを行き来しなければならない宅配など商用車両も混雑する旧水戸街道を迂回せずに効率良く巡回することが可能となります。 従って全体的な走行距離も短くなりエリア全体の混雑緩和が期待できるほか環境にも良い結果が得られるはずです。 ※ 2 |
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| ◆ 2)バス運行の現状※ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 松戸駅西口では、昼間は2分に1台以上の割合で非常に多くのバスが運行されています。しかし駅周辺は常に違法駐車で一杯のためバスのすれ違いやカーブが非常に危険を伴い、困難な場合にはバスが違法駐車の移動を待つしかありません。 また、駅入口交差点に近い右折レーン付近は3車線のため駐車する余地は全く無いのに違法駐車が絶えないため、駅に向かうバスが交差点内で行く手を阻まれ旧水戸街道まで渋滞をもたらす結果となります。
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| ◆ 3)違法駐車対策と併せたバス専用レーンの設置※ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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駐車違反の取締りを強化しても銀行のATM利用程度の短時間駐車が繰り返されたのでは取締りになりません。銀行利用者には専用の駐車場が用意されているはずなので、いっそ道路には駐車出来ないように道路の構造を変えてしまったほうが効果的だと考えます。
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| ◆ 4)ツァーバス運行対策※ |
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| 駅前通りの車道・歩道の幅を変更してバス専用レーンとバス停を設けると路線バス用に2〜3箇所のバス停が増やせますが、通常の路線バスには対応できても休日などのツアーバス乗降の混雑には対応できません。 駅前通りの車道幅を変更する場合、道路設計の上からは旧水戸街道西側の一平橋までの区間もバスレーン設置区間と同じ構成にすべきです。そのため駅前通り西側も4車線構成になりますが交通量的には3車線で十分なため1車線分の余裕が出来ます。 この車線にツアーバス専用の乗降場を設置すれば数台分の運用が可能になります。
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| ◆ 5)バス専用レーンと増設バス停の活用※ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 駅前周辺は商業地域であり搬入搬出の商用車両が多数出入りします。 道路の利用方法を変更してもこれら商用車両の乗り入れを規制することは出来ません。 しかし利用時間帯を上手に区分することで商用車両と路線バスやツァーバスとの住み分けが可能と考えます。 前述のバス専用レーンやツァーバス発着場は、通勤時・週末など利用のピーク以外は荷捌き空間として利用出来ます。 また、通勤時間帯の荷捌きが必要な場合には開店前の大型店駐車場などを活用すれば問題なく、これは他の都市での実例もあるようです。 これら荷捌きを行う商用車とツァーバスに対しては専用の路上駐車施設(パーキングメーター、チケット)を設けて有料とすることも考えられます。 ※ 6 |
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| ◆ 6)伊勢丹周辺の現状※ |
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| 伊勢丹駐車場の増築から1年経ち駐車待ちの渋滞は多少緩和されましたが休日には相変わ らずの混雑ぶりで、伊勢丹ビルの街区を半周くらいする車列は珍しくありません。また自動車での来店者が増えたためか帰りの車も相当混雑します。 駐車待ちが10台も発生すれば、春雨橋脇から進入した車は街区を1周しなければ車列の最後尾につくことが出来ません。さらにあと10台ほど駐車待ちが増えれば、今度は文化ホール入口交差点から進入した車も街区を1周余計に走らなければなりません。 また、この時点で帰りの車も混雑していた場合には伊勢丹北西角の交差点(ふれあい通り入口)は駐車待ちの車列に加えて、旧水戸街道方向への帰りの車、旧水戸街道から進入してここを右折し駐車待ちに加わろうとする車が交錯して大混乱しています。 無駄な走行による排気ガスは環境にも悪影響です。さらに、この街区に違法駐車がある場合には駐車待ちと帰りの車が同じ列になってしまうことさえあり身動きがほとんど取れません。 ようやく駐車待ちの先頭に来ても駐車場に入るには走行車線を横切らなければなりません。誘導員がいるので何とかなっていますが、脇をすり抜ける車が誘導を見落とす可能性もあります。 本来は走行車両が優先なのでこれは問題です。この駐車場は入るときに駐車場から出てくる車と交差してしまう問題があります。 これら両者は誘導員の案内で運転するため危険は無いようですが、出庫と入庫が交互になるので時間のロスが生じます。この少しのロスの集積も混雑を増長しているようです。 この道路ではメイン駐車場の手前にタワー型の小さい駐車場があります。運良くこちらに空きが出た場合、その場に居た車が誘導されます。 ここで幸運にも途中で駐車待ちから開放されたとしても、車列から出るときには道幅の半分が駐車待ち車両で占められているため狭い場所でのハンドル操作に苦労してしまいます。実際のところハンドル一杯に切ってぎりぎりです。 ※ 7 |
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| ◆ 7)交通規制の変更だけで有効※ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| このように伊勢丹駐車場入口付近で問題が発生する大きな原因は、駐車場入口が進行方向 の右側にあることです。 駐車待ちが全く発生しなければ道路は一方通行なので問題ありませんが現状は異なります。路肩側の駐車待ち車両が入庫するには車両の走行する合間を横断しなければなりません。 今さら駐車場の入口は付け替えられないので、解決策として現状のまま入口が左になるようにする(路肩の車列が交通を遮らずに入庫する)こと、つまり一方通行を現在とは逆方向の規制にすることが考えられます。 現状でも伊勢丹と無関係な車両の通過がほとんどない道路なので他に与える影響もほとんど生じないと思われます。 この一方通行の変更だけで入庫車と出庫車が交錯する問題も自動的に解消され、駐車場の利用効率がアップし駐車待ちも減るものと考えられます。 また、駐車待ちの途中でタワーパーキングに入れる不公平も解消されます。 ※ 8 |
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| ◆ 8)混雑する二極の交通は独立させる※ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| このように西口エリアの交通動線を考えると、駅前広場と伊勢丹駐車場という車両集中の中心を2つ持った「二極構造」という特徴が見えてきます。 これに加えてエリア内を右往左往する駐車場探しの車両、伊勢丹帰りの車両が構造内部の問題を複雑にしています。問題の解決には、この二極を独立させる交通の方法が必要になります。 現状では、混雑している伊勢丹周辺から帰る車を伊勢丹通り経由で駅前広場方面に誘導しているため駅前通りの混雑に拍車がかかります。伊勢丹周辺から旧水戸街道に至るには、文化ホール入口交差点を経由しても駅前通りを経由しても所要時間もほとんど変わらないはずです。 これは文化ホール入口交差点から旧水戸街道に出ようとする車列が伊勢丹の街区までつながった場合、伊勢丹前道路への違法駐車のために駐車待ちと帰りの車が同じ列に並び動けなくなるという最悪の状態を回避するための手段であると考えられます。 前述のように伊勢丹周囲の一方通行を逆廻りに変更し、さらに春雨橋脇の道路の一方通行規制も逆方向にすれば伊勢丹からの帰る車が一直線で旧水戸街道に出られます。旧水戸街道までの間で駐車待ちの車列といっしょになることはまずないと思われます。これで駅前通りに伊勢丹の帰り車が加わる弊害はかなり解消されます。 以上の方法で伊勢丹からの帰り車が交通的には駅前通りから独立しますが、さらには前述の駅前広場入口部分で伊勢丹通りから反対側に横断可能であるならば、駅前通りを横断し比較的空いている北側エリアを経由させて旧水戸街道に流すことも出来ます。ただし実効を挙げるまでには利用客への周知が課題となります。 一方、駅前広場から旧水戸街道に帰る車は駅入口交差点の渋滞を避けて中通りを経由する例が良く見られます。現在は「ふれあい通り」が車両通行禁止のため、駅前からの車が文化ホール入口交差点を経由することはありませんが、「ふれあい通り」が開通された場合にはこのルートによる迂回渋滞と伊勢丹前の混雑増大が懸念されます。 二極独立による混雑緩和のためには「ふれあい通り」開通に際しての交通規制問題を十分に検討しておかなければなりません。 ※ 9 |
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| ◆ 9)二極独立と南北往来の両立※ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 松戸西口駅前広場の出口部分をしばらく観察すると、横断歩道もないのに駅前通り横断する歩行者を相当数見かけることができます。 伊勢丹通り側は歩道が広く整備されてから歩行者も随分増えたようです。その反対側、根本方面もマンションの人口増や物販店・飲食店のリニューアルも加わり賑わいは決して少なくありません。 しかし、この人出の多い駅前通りの両側を結ぶ最短ルートに横断歩道がないため、歩行者は駅前の迂回を嫌ってガードパイプの隙間を通ったりまたいだりして車道を渡るありありさまです。この付近にはいつも違法駐車があるので、無理に横断する歩行者は車の影から急に車道に出ることになりとても危険です。運転者から見ても横断歩道も無い場所からいきなり人が飛び出して来たのではたまりません。 一方では車にも問題があります。 伊勢丹通りからは駅前通りに左折しか出来ない交通規制がされ、北側には直進できないようにポールが立っていますが、このポールをうまく除けて直進してゆく車を見かけることがあります。これは歩行者だけでなく車の側にも駅前の南北を往来する需要が高いからだと考えられます。 また、この箇所にはバス2車線とタクシー、一般車、伊勢丹通りの計5車線が集中するため必然的に渋滞が発生しますが、これらを整理する方法が全くありません。 この駅前広場入口が南北に渡れるようになれば、混んだ伊勢丹駐車場を諦めた車が空いている事の多い駅北側の駐車場に容易に向かうことがでます。さらに横断歩道があれば、歩行者も安全に往来することが可能になります。 この箇所を一つの交差点と考えて信号を設置することは決して道路混雑を助長する原因にはならないものと考えます。この箇所で歩行者の横断が可能になれば、伊勢丹通りを中心とする歩行者の回遊性も高まるものと思います。 ※ 10 |
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| ◆ 10)「駐車場探し」対策※ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 松戸駅西口には多くの駐車場が立地していますが、これらは利用ルート(進入路)により3つのグループに分かれます。 1番目は、駅入口交差点、Dマート入口交差点(旧水戸街道と松ノ木通りの交差点)両方からアクセスできるグループ、 2番目に駅入口交差点以外のアクセスがないグループ(市営地下駐車場のみですが)3番目に文化ホール入口交差点、春雨橋交差点両方からアクセスできるグループです。 しかし、これらの駐車場群は単純な経路では結ばれていないため混雑時に相互に補完が出来にくい状態です。特に混雑する3番目のグループを比較的混雑しない第1、第2のグループで補完しようとしても、利用車は一旦混雑する旧水戸街道に戻り駅入口交差点を右折しなければなりません。 裏道を経由する方法は道幅が狭く歩行者も多いために決して薦められません。 そもそも駐車場の配置そのものが利用車に不便なだけでなく西口一帯の混雑に拍車をかけていることがこれまで見落とされてきた事実です。 この駐車場探しの車については二極間の独立した交通に支障を与えてはいけません。 旧水戸街道から進入して駅前エリアの駐車場を利用する車は、北側から入って駅前を横断し南側から出ることを大原則とすべきです。 駅前北側で余裕のある駐車場がフル回転するならば駐車待ちも減るものと期待できます。 さらには駐車場案内システムを導入し、Dマート入口交差点からエリア内に進入した際に空き情報が一覧できれば目的地に一番近い駐車場の発見が容易となり無駄な車の周回が防げます。 この段階で南側にある伊勢丹駐車場の空情報が得られば、駅前広場入口に新設される交差点を横断し双方交通となった伊勢丹通りを経て直行できます。
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