| 文字色付け編集 本町自治会................ | ||
| 小泉内閣メールマガジン 第145号 ========================== 2004/06/24 | ||
| ★☆ 小泉内閣メルマガ英語版、携帯版の読者登録を受付中です。 ☆★ | ||
| 英語版の登録はこちらから http://www.mmz.kantei.go.jp/add_e.html 携帯版の登録はこちらから http://www.mmz.kantei.go.jp/add11.html |
||
| -------------------------------------------------------------------- □ 目 次 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] |
||
| ● イラク復興支援の継続 | ||
[特別寄稿] |
||
| ● アテネオリンピック代表からのメッセージ |
||
[小泉内閣の動き] |
||
| ● 沖縄全戦没者追悼式への小泉総理の出席 など | ||
[数字でみる日本] |
||
| ● 300個 |
||
| ==================================================================== [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] |
||
| ● | イラク復興支援の継続 | |
小泉純一郎です。 昨日(23日)、沖縄戦没者の追悼式に出席してまいりました。2年前、3年前の6月23日と同じように、梅雨が明けて青い空の下、強い日差しがふりそそいでいました。 沖縄を訪れ、花をたむける度に、「二度と悲惨な戦争を起こしてはならない。」という思いを強くいたします。 世界には紛争が絶えません。しかし、平和を求め、復興を目指して努力している人々がいます。イラクでは、6月30日、イラク人による政府に対して主権が移譲され、世界中の国々の協力のもとにイラクの本格的な復興に向けて新たな歩みが始まります。 イラクに対する開戦時には、世界の国々のなかに立場の違いがありましたが、今回は、国連の安保理事会で、イラクの復興支援に国連加盟国が協力するように全会一致の決議ができました。そして、イラク人による政府に主権が移譲される。情勢は依然として厳しいですが、イラクの再建は一歩一歩進んでいます。 先日のサミットでも、イラク暫定政府のヤーウェル大統領と話す機会がありましたが、ヤーウェル大統領は、「サマーワの自衛隊の活動はすばらしい。」 「イラクでは皆歓迎し、感謝している。これからも是非、日本の自衛隊の支援活動を続けてほしい。」と感謝の言葉がありました。 私は、イラクに安定した民主国家ができることは、日本にとっても世界にとっても必要なことだと思いますので、自衛隊のイラクでの支援活動を今後も続けていきたいと思っています。 そのとき大切なのは、日本がアメリカやイギリスと同じようなことはできないということです。第一に、自衛隊の活動は日本の指揮下に入ること。第二は、この自衛隊の活動は非戦闘地域に限ること。そして、第三には、武力行使と一体にならないこと。そして、第四には、現在のイラク支援特別措置法の枠内で自衛隊が活動するということを守っていくこと。この四点を大事に守りながら、日本も国連の加盟国として日本にふさわしい責任ある活動をしていかなければならないと思っております。 日本は、イラク暫定政府によって派遣を要請され、国連安保理の全会一致の決議にもとづいてつくられる多国籍軍の中で、これまでと同じようにサマーワでの人道復興支援活動など自衛隊の活動を継続します。経済協力の実施とあわせて車の両輪として、イラクの復興のために努力してまいります。 多国籍「軍」という名前ですので不安を抱いている皆さんもいらっしゃると思いますが、今回の多国籍軍はイラクがクウェートに侵攻したときにこれに対抗するために設置された多国籍軍とは役割がまったく異なります。イラクの復興と人道支援活動も目的としている多国籍軍なのです。 将来、イラク国民から、一番自分たちが苦しいときに日本は支援の手を差しのべてくれたという評価をいただけるような復興支援活動を続けていきたいと思います。 一昨日(22日)、EU議長国アイルランドのアハーン首相、EU委員会プローディ委員長と会談しました。シーアイランド・サミットの余韻冷めやらぬ再会です。 サミットと言えば、各国首脳とは、世界の政治経済など重要な問題のほかに、面白い話もしているんです。例えば、初めてサミットに参加したカナダの首相は、私に会うなり、「ミスター小泉、あなたは本当にプレスリーが好きなのか?」と聞いてきました。 ドイツのシュレーダー首相は、一昨年のカナナスキスのサミットの後、私と一緒に日本の政府専用機でワールドカップサッカーの決勝戦を見に来たんですが、日独首脳会談の後、飛行機にも一緒に乗ったんだから、サミット会場内を移動するのに使うカートがあるんですが、「カートに一緒に乗ろうか。」と言うので、私の運転でシュレーダー首相と一緒にカートで会場内を移動したんです。 ブッシュ大統領は、「3年前に『真昼の決闘』のポスターをあげたけれども、今でも持っているか。」と聞くので、「ちゃんと持っていますよ。」という話をしたり、イタリアのベルルスコーニ首相とは、私がオペラの作曲家ヴェルディとかバイオリンのパガニーニが好きなので、そういう音楽の話をしたり、ソフィア・ローレンなどのイタリアの女優の話をしたり、面白いんですよ。 フランスのシラク大統領は、「自分は焼酎を持っているんだ。相撲も好きだ。また日本に行きたい。」と言っていましたし、ロシアのプーチン大統領は、「娘たちも日本が大好きだ。」と。 イギリスのブレア首相とは、私が、会議のときに、『セルフ・ヘルプ』という本、これはイギリスのスマイルズという作家の著書で『自助論』とか『西国立志編』と訳されていますが、これが明治時代に日本でベストセラーになったという話をしたりと、いろいろな話をするんです。 EUは、5月1日に、新たに10カ国が加盟し、25カ国、4億5千万人、世界のGDPの28%を占める世界最大の統合経済となりました。 私の学生のころは、EUとは言わず、まだECと呼ばれる緩やかなグループでした。EUが統一通貨を作ると聞いたときは、夢のような話だと思っていましたが、それが今、『ユーロ』という形で現実のものになっている。各国が国境を越えて協力を深めている。すばらしいことだと思います。 今年の8月にはアテネでオリンピックが開かれます。国境を越えて世界中から選手達が集い、正々堂々と力と技を競い合って欲しいと思います。アテネに向けて練習を重ねている日本選手の皆さんをみんなで応援していきたいと思います。 |
||
| -------------------------------------------------------------------- [特別寄稿] |
||
| ● | アテネオリンピック代表からのメッセージ | |
| ・ | アテネオリンピックへの抱負 | |
| (全日本女子バレーボールチーム監督 柳本晶一) | ||
日本女子バレーボールはバレーボールがオリンピックの正式種目に採用された1964東京オリンピックで金メダルを獲得したのを始め、これまで金メダル2個、銀メダル2個、銅メダル1個を獲得した輝かしい歴史と伝統がある。しかし1984ロサンゼルスオリンピック後メダル獲得から遠ざかり、前回のシドニーオリンピックでは出場権を獲得できない屈辱を味わった。 今回多くの国民の皆様のご支援に後押ししていただいて、2大会ぶりにオリンピック出場を果たすことができた。アテネオリンピックでは金メダル獲得を目指す。どんな色でもよいから何とかメダルを取りたい、上位に食い込みたいなどという目標を掲げて臨んだのでは、金メダルはおろかメダル獲得もおぼつかない。高い目標にチャレンジし達成することこそ意義がある。 |
||
| ※世界最終予選の様子 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2004/0624a.html |
||
| ※柳本監督のプロフィール http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2004/yanagimo.html |
||
| ・ | オリンピックへの思い | |
| (アテネオリンピック女子テコンドー日本代表 岡本依子) | ||
大勢の方のあたたかいご支援のおかげで、オリンピックに出場できるよう になり大変感謝しております。 日本代表のテコンドー選手であることに責任と誇りを持って、精一杯頑張 ります。 オリンピックでの私の夢は、私の持つ全ての力を発揮し、素晴らしい試合 をして金メダルをとって世界中の皆さんに喜んで頂く事です。 皆さんから頂いた、たくさんの熱いメッセージを私の力にして頑張ります ので応援よろしくお願いします。 |
||
| ※アジア予選の様子 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2004/0624b.html |
||
| ※岡本選手のプロフィール http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2004/okamoto.html |
||
| ・ | アテネオリンピックに向けて | |
| (女子バスケットボール日本代表チームヘッドコーチ 内海知秀) | ||
| 1月18日、アジア予選。五輪出場をかけた大一番で、世界ランク6位の韓国を再延長(ダブルオーバータイム)の末破ったことは、長い競技人生の中でも得がたい経験でした。コートの外で指揮をとっていても、「何としても勝つぞ」という選手たちの気概が伝わってきて、まさに彼女たちのオリンピックにかける執念が引き寄せた勝利でした。 父親が選手だったこともあって、バスケットにはごく小さい頃から親しんでいました。バスケットの魅力は、何といっても攻守の転換(トランジション)の速さ、そのスピードだと思います。そして立体的なゴール。シュートを放って、ボールがバスケットリングに吸い込まれるまでの間は、何ともいえず気持ちがいいものです。 意外と思われるかもしれませんが、小さい選手がスピードや技術で自分より大きな選手を倒すところに面白さがある競技です。大きい選手が有利なのは確かですが、小さい選手の見せ場である3ポイントシュートというルールもあります。 勝つんだ勝つんだと思うと選手は硬くなるものです。試合中、選手たちには「相手に負けるな」と言うように心がけています。ひとつのボールをとる、1本のシュートを打つ、そういった動きのひとつひとつで相手に負けないようにすることが、結果として勝利につながるのです。 アテネでの目標は、まず予選を突破(2勝)すること。できればもう1勝して決勝リーグに進みたい。前回出場したアトランタオリンピック(96年)では7位だったので、それ以上を目指します。 日本代表はたぶん出場チームの中で一番背の低いチーム。全ての試合がチャレンジです。小さな日本代表が、ディフェンスをがんばって、そこから攻撃への速い切り替えで大きな相手を凌駕する。そんな展開をお見せします。 応援よろしくお願いします。 |
||
| ※アジア予選(韓国戦)の様子 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2004/0624c.html |
||
| ※内海ヘッドコーチのプロフィール http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2004/utumi.html |
||
-------------------------------------------------------------------- [小泉内閣の動き] |
||
| ● | 沖縄全戦没者追悼式への小泉総理の出席 (04/06/23) | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/06/23okinawa.html 沖縄県糸満市の平和祈念公園で開催された沖縄全戦没者追悼式の模様 |
||
| ● | 日・アイルランド首脳会談及び日・EU定期首脳協議 (04/06/22) | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/06/22eu.html <ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2004/06/22eu.html 欧州連合(EU)議長国アイルランドのアハーン首相との会談及びアハーン首相、欧州委員会のプローディ委員長らとの協議の模様 |
||
| ● | 緑化推進運動功労者への内閣総理大臣表彰 (04/06/22) | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/06/22ryokuka.html 緑化推進運動の実施に顕著な功績のあった個人、団体を小泉総理が表彰 |
||
| ● | 小泉総理ラジオで語る 通常国会の閉幕とサミット (04/06/19) | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiradio/2004/0619.html |
||
| ● | 日・ニカラグア首脳会談 (04/06/17) | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/06/17nicaragua.html ボラーニョス大統領との会談の模様 |
||
| ● | 小泉総理の記者会見(第159回通常国会終了後) (04/06/17) | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2004/06/17press.html <ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivod/2004/06/17press.html |
||
-------------------------------------------------------------------- [数字でみる日本] |
||
| ● | 300個 | |
300個とは、これまで日本がオリンピック競技大会(夏季)で獲得したメダルの総数です。内訳は金が98個、銀が97個、銅が105個です。 日本がオリンピック競技大会に初めて参加したのは、1912年の第5回ストックホルム大会(スウェーデン)でした。このとき日本から参加したのは陸上での2人のみで、メダル獲得には至りませんでした。 日本が初めてメダルを獲得したのは、第7回アントワープ大会(ベルギー)で、テニスで銀2個を獲得しました。第9回アムステルダム大会(オランダ)では日本は初めての金メダルを男子陸上の三段跳びと男子水泳の200m平泳ぎで獲得しています。この大会では陸上と水泳で金2個、銀2個、銅1個の計5個を獲得しました。 第5回大会から、スポーツに関する建築、絵画、音楽といった「芸術競技」が加えられました。第11回ベルリン大会(ドイツ)では、日本は絵画部門において銅2個を獲得しています(冒頭に掲げた獲得メダル総数にはこの2個も含まれています)。この芸術競技は第14回ロンドン大会(イギリス)まで行われました。それ以降は競技ではない「芸術展示」となって現在に至っています。 その後、1964年にアジアにおける初めてのオリンピック競技大会が東京で開催されました。この第18回東京大会で、日本は体操、柔道、バレーボール、レスリングなどの種目で金16個、銀5個、銅8個の計29個とそれまでの最高の数のメダルを獲得しました。 この数を上回ったのは第23回ロサンゼルス大会(アメリカ)で、金10個、銀8個、銅14個の計32個を獲得しました。ただし、この大会は当時のソ連始め東側諸国が参加していなかったという事情がありました。 前回の第27回シドニー大会(オーストラリア)での日本のメダルは金5個、銀8個、銅5個の計18個でした。この大会では女子が13個のメダルを獲得し、初めて女子のメダル数が男子のメダル数を超えました。マラソンの高橋選手や柔道の田村(旧姓)選手の活躍は記憶に新しいところです。 今年のオリンピック競技大会は、1896年に第1回大会が行われたアテネ(ギリシャ)で開催されます。108年ぶりにオリンピック生誕の地で行われる節目の大会です。最近の大会では野球、シンクロナイズドスイミング、テコンドー、ソフトボールなど、日本がメダルを獲得する種目は広がりを見せています。今回も日本から様々な競技に代表選手が出場します。日本選手の活躍を応援しましょう。 |
||
| [編集後記] | ||
| 先週幕を閉じた第159回通常国会は「年金国会」でした。今国会で成立した改革法は、年金の給付と負担の大きな枠組みを決めたものです。年金については、読者の皆さんからさまざまな厳しいご意見をいただいています。 もっとわかりやすく安心できる制度に、というのがおおかたの皆さんの意見です。それに応えるべく、自由民主党、公明党、民主党のいわゆる三党合意が行われました。年金の一元化問題を含む社会保障制度全般の一体的な見直しに取り組もうというものです。与・野党が党派を超えて努力しようというこの合意は、私は大きな前進だと思います。政府としても、経済界や労働界の方々の参加を得て、社会保障の在り方について協議する場をつくることにしています。 アテネオリンピックまであと50日です。いよいよ本番が近づいてきて、強化合宿や練習試合など、最後の調整に向かっておられる代表の皆さんには、一日一日の過ぎるのがとても早く感じられるのではないでしょうか。これからも代表の皆さんのメッセージを随時掲載していきます。 |
||
| (せいけん) | ||
-------------------------------------------------------------------- [ご意見、ご感想] |
||
| 今週号の感想はこちらから(6月27日まで) http://www.mmz.kantei.go.jp/inq/inq_top.pl?INQCD=QA040624ir 先週号の結果はこちらから(6月30日まで) http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/kekka.html |
||
| / |
| ==================================================================== [小泉内閣メールマガジン] <バックナンバー・配信先変更・配信中止> http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/ 総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 編集長:内閣官房副長官 杉浦正健 発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1) |
| 文字色付け編集 本町自治会................ | ||
| 小泉内閣メールマガジン 第144号 ========================== 2004/06/17 | ||
| ★☆ 小泉内閣メルマガ英語版、携帯版の読者登録を受付中です。 ☆★ | ||
英語版の登録はこちらから http://www.mmz.kantei.go.jp/add_e.html 携帯版の登録はこちらから http://www.mmz.kantei.go.jp/add11.html |
||
| -------------------------------------------------------------------- □ 目 次 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] |
||
| ● サミットと国会を終えて | ||
[大臣のほんねとーく] |
||
| ● 温泉地に舞うホタル (地域再生担当大臣 金子一義) |
||
[特別寄稿] |
||
| ● 日・EUパートナーシップの重要性 (駐日EU大使 ベルンハルド・ツェプター) | ||
[小泉内閣の動き] |
||
| ● シーアイランド・サミット特集 など | ||
[数字でみる日本] |
||
| ● 711万台 |
||
| ==================================================================== [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] |
||
| ● | サミットと国会を終えて | |
小泉純一郎です。 シーアイランド・サミットを終えて、12日に帰国しました。サミットでは、テロの問題、イラクの問題、石油価格高騰の問題などにくわえて、北朝鮮の問題について、各国首脳と率直に意見交換しました。 イラクについては、折りしも国連の安全保障理事会で、イラクへの主権移譲、そしてイラクの復興支援についての新しい決議が全会一致で採択されました。 シーアイランドでイラク暫定政府のヤーウェル大統領と話す機会がありましたが、「イラクではサマーワで活躍する自衛隊の皆さんを皆歓迎し、その活動に本当に感謝している。これからも日本の自衛隊の支援活動を継続してほしい。」とお礼の言葉がありました。 私は、「イラクを復興させるのは、どこの国の人でもない。イラク人自身だ。親米勢力と反米勢力の対立を乗り越えて、民族や宗教の違いを越えて、イラクの人々が力をあわせてイラクの復興のために頑張ってほしい。米、英や国連をはじめ多くの国々が進んでイラクの国づくりに支援の手を差しのべようとしている。」と、イラク人自らが復興に立ち上がることの大切さを伝えました。 イラクに安定した民主国家ができ、イラクが復興することは、日本にとっても世界にとっても必要なことです。 新しい全会一致の国連安保理決議のもとでの自衛隊の支援活動は、 (1)日本の指揮下に入る、 (2)非戦闘地域に限る、 (3)武力行使と一体にならない、 (4)イラク特別措置法の枠内、 これら4点を守って、イラク暫定政府が要請した多国籍軍の中で、これまでどおりの人道復興支援活動を行うことになります。 外交の分野で、北朝鮮の問題、イラクの問題は、日本にとっての重要な関心事項ですが、同時に世界にとっても重要な事項です。日本独自で努力するのと同時に国際社会と協調しながら問題解決に取り組んでいかなければならないと思います。 昨日(16日)、150日間の通常国会が閉幕しました。道路公団民営化法案など政府から重要な法案を国会に提出しましたが、与党の議員の協力を得て、また、有事関連の国民保護法制などは野党の議員の協力も得て、そして国民の皆さんのご支援のもとで、多くの重要法案が成立しました。 年金改革法案の国会での採決には、混乱がありました。しかし、少子化、高齢化が進む中で、高齢者と若者がお互いに支えあいながら持続可能な年金制度を維持していくためには、今回の改革は決して先送りのできない改革です。 今回の法律によって、年金改革は大きな一歩を踏みだしました。これから、さらに、制度の運用の改善や、与野党が一体となって将来に向かって年金の一元化に向けた検討を始めることなど、よりよい社会保障制度をめざして改革をつづけていきたいと思います。 経済の面では、ようやく明るい兆しが見えてきました。これを地方や中小企業にまで広げ、「改革の芽」を「大きな木」に育てていくのが私の責任だと思います。 皆さん一人ひとりが、企業が、そして地域が、自らの知恵と工夫で、やる気をもって努力できる、そしてその努力が報われるような社会にしていかなければならないと思っています。 平成13年6月に始めたメルマガは、ちょうど創刊3周年を迎えました。 これからも、メルマガでいろいろなことを語っていきます。皆さんもどしどし、意見や感想をお寄せください。これからも、皆さんとともに成長するメルマガを目指して頑張っていきたいと思っています。 |
||
| -------------------------------------------------------------------- [大臣のほんねとーく] |
||
| ● | 温泉地に舞うホタル (地域再生担当大臣 金子一義) | |
先日、タウンミーティングで九州を訪れた時、大分県の由布院と熊本県の黒川温泉に立ち寄りました。いずれも昔はひなびた温泉地だったそうですが、今では人気ランキングの常連です。 由布院を訪れてまず驚いたのは、その豊かな自然。温泉旅館と緑あふれる自然が見事に調和していました。 今日の由布院を作り上げた功労者が溝口薫平さん。温泉宿を経営する一方で、若い頃から大型リゾート施設の建設に反対するなど、環境との調和を重視しながら由布院の発展を成し遂げた、まさにカリスマ。 溝口さんは「上に伸びるのは競争、横に伸びるのは協力」と言います。集客力拡大のために旅館を高層化する温泉地が多い中、由布院では高層化を抑制し、かわりに自然や地域との共生に活路を見出してきたのです。 由布院のカリスマが溝口さんなら、黒川温泉のカリスマが後藤哲也さん。 後藤さんは、自分で洞窟を掘ってユニークな露天風呂を作った旅館経営者ですが、黒川温泉を全国ブランドに引き上げた立役者でもあります。 黒川温泉といえば、露天風呂巡りが楽しめる「入湯手形」が有名ですが、もとは、どうしても露天風呂を作ることのできない旅館のために、他の旅館が協力して始めたものだそうです。 後藤さんは、黒川温泉全体を一つの旅館にするため、道路を「廊下」に見立ててしまいました。自分の旅館だけでなく、常に黒川温泉全体の発展を考える熱意が、この発想の転換に表れているのです。 行きたくなるような温泉地には、個性豊かなまちづくりに取り組む人材が必ずいるのです。政府としても、そういう方々の取組を積極的に応援していきますので、第二、第三の溝口さん、後藤さんが全国に出てくることを期待しています。 由布院に泊まった夜、近くの川辺を散歩すると、たくさんのホタルが飛んでいました。自然との共生を図ってきた由布院だからこそ、ホタルも楽しめるんだなぁと感激しましたが、宿泊客のために、周りの旅館が協力して電気を消していると聞いて再度感激。 初夏の九州で、美しい地域再生の物語に出会うことができました。 |
||
| ※ | 大臣プロフィール | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumidaijin/031119/17kaneko.html | ||
| -------------------------------------------------------------------- [特別寄稿] |
||
| ● | 日・EUパートナーシップの重要性 (駐日EU大使 ベルンハルド・ツェプター) | |
第13回日・EU首脳協議の東京での開催を控え、欧州連合(EU)と日本のパートナーシップがいかに重要であるかということをお話したいと思います。今年、EUは10カ国の新規加盟国を迎え、4億5千万人以上の人口を有し、世界のGDPの28%を占める世界最大の統合経済となりました。 欧州統合の当初の目的は、多くの戦争を経験した欧州における平和と安定の確保でした。今月フランスで行われたノルマンディー上陸60周年記念式典では、EUにとって、米国との同盟やパートナーシップが安全保障の確保のために不可欠であるということを改めて考えさせられましたが、このことは日本も同様だと思います。 現在、日本とEUは、「経済大国」と見なされていますが、そのことで世界の安定に向けたパートナーシップや援助プログラムを通じて貧困を軽減するという共通の政治目標が妨げられてはなりません。日本とEUは、同じ価値観を持ち、人類の幸福と安定、そして私たちが暮らす地球に対する責任を負っています。私たちは、世界経済の成長を持続させ、投資や貿易に対する障壁を取り除くために、協力を強化するべきです。WTOのドーハ・ラウンドを成功に導き、世界のエネルギー問題の解決に向けて、日本とEUは「共働(working together)」しようではありませんか。 また、天然資源や環境の保護のための国際条約の実施にも、大胆な働きかけが必要です。景気動向や科学技術の進歩等により、協定内容には調整が必要かもしれません。それでもこの緊急の課題から目をそらしてはならないのです。 拡大された後のEUは、新たに東と南に国境を接することとなった国々と良い関係を築いていくことが大切である、と考えています。EUとこれらの近隣諸国との貧富の差、また地理的な関係を考えると、EUが隣国に活動の場や経済的利益の一部を提供することで、欧州での新たな分断を阻止し、安定を推進することは当然のことと思います。同様に、日本がその隣国と良好な関係を築くことは、アジア地域の安定に大きく貢献するでしょう。 来週初め、EUよりプロディ委員長と議長国であるアイルランドのアハーン首相が来日し、小泉首相と日・EU定期首脳協議を行います。この首脳協議は、2001年12月に日・EU行動計画で合意された多くの共同行動の現状を把握し、さらに行動を推進する格好の機会となるでしょう。また、2005年は「日・EU市民交流年」とされ、日本とEUにとって特別な年となります。日本とEUはあらゆるレベルでの交流を促進し、相互の関心と理解をはぐくむ活動に取り組む予定です。この交流事業が、世界をより良い場所にする上での日・EUパートナーシップの重要性を、それぞれの市民に認識していただく機会となることを願っています。 |
||
| ※ | 執筆者の紹介 | |
| http://jpn.cec.eu.int/frame.asp?frame=japanese/welcome/1-3.htm |
||
| ※ | 本原稿は仮訳です。原文(英語)は、英語版メルマガで配信しています。 | |
| http://www.kantei.go.jp/foreign/m-magazine/index.html | ||
-------------------------------------------------------------------- [小泉内閣の動き] |
||
| ● |
「e−Japan重点計画−2004」の決定(04/06/15) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/06/15it.html <ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2004/06/15it.html |
|
| I T戦略本部において、05年に世界最先端のI T国家になるための重点施策と06年以降に向けた布石を盛り込んだ計画を決定 |
||
| ● |
シーアイランド・サミット特集 (04/06/08〜10) ・ 小泉総理の動き (04/06/08〜10) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/06/08summit.html http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/06/09summit.html http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/06/10summit.html <ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2004/06/08summit.html ・ サミットの成果 (04/06/09〜10) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2004/06/09summit.html 小泉総理の内外記者会見、議長総括、その他の声明などを紹介 |
|
-------------------------------------------------------------------- [数字でみる日本] |
||
| ● | 711万台 | |
711万台とは、平成16年3月末現在、我が国で保有されている低公害車の台数(国土交通省調査)です。これは、我が国の自動車の全保有台数(軽自動車、二輪自動車、特種自動車、大型特殊自動車及び被けん引自動車を除く)の14.2%に当たります。 小泉総理は、就任直後の所信表明演説で、政府が保有する全ての公用車を低公害車に切り替える旨表明しました。これを受けて、大臣車などの幹部用公用車は、14年9月末をもって全て切替えが完了しています。今年度末までに全ての一般公用車を低公害車に切り替えることを目指しています。 政府は13年7月に「低公害車開発普及アクションプラン」を策定し、実用段階にある低公害車については、22年度までのできるだけ早い時期に1,000万台以上の普及を目指すこととしました。現在の普及の伸びからすると、十分達成できる見通しです。試験段階にある燃料電池自動車についても、22年度において5万台の普及を目指し、開発に取り組んでいます。 我が国で保有されている低公害車の台数は、13年3月末には63万台でしたが、13年度に低公害車の取得や保有にかかる税を軽減する、国土交通省による「自動車グリーン税制」が導入されたことから環境に対する関心が高まり、低公害車の売れ行きが伸び始めました。14年3月末には217万台、15年3月末には458万台、16年3月末には711万台と急速に普及しており、現在では新車登録のうち3台に2台は低公害車となっています。 低公害車とは、燃費がよく、排出ガス中の有害物質が少ないものとして国土交通大臣が認定したもの等をいいます。現在、電気、天然ガス(CNG)、メタノールといったガソリンや軽油以外の燃料を使用する車、エンジンとモーターの両方を使用する車(ハイブリッド車)、燃費がよく、排出ガス中の有害物質が一定の基準値より低減された車が低公害車として位置付けられています。 低公害車の開発・普及は、地球温暖化問題に対応するために行っている二酸化炭素排出量を削減するための対策の運輸部門における最大の柱となっています。また、自動車に起因する大気汚染問題に対応するための排出ガス対策としても非常に重要です。 |
||
| [編集後記] | ||
| シーアイランドでは、集まった各国の首脳たちの素顔を垣間見ることができました。ブッシュ大統領とは2度目の対面でしたが、ハーバードの大学院を出ておられるのにまるで気取ったところがなく、正義感が強く、率直で、陽気な、典型的アメリカ人という印象を受けました。 各国首脳は、さすが一国の舵取りをするだけの方達とあって、「老練だなあ」としたたかさに感心させられたり、「手堅いなあ」と緻密さにうならされたり、強い個性の持ち主ばかりで、それぞれのお国柄やお人柄を強烈に感じました。 フランスのシラク大統領はサミット10回目、イギリスのブレア首相は8回目、ドイツのシュレーダー首相は6回目、ロシアのプーチン大統領は5回目。ブッシュ大統領と小泉総理は4回目です。サミット以外の場でも、何度も直接会って話をしている首脳たち。すでに旧知の間柄です。会議の合間には、本当に打ち解けた雰囲気で、様々な話に花が咲いていました。 これら首脳が一堂に会するサミット(首脳会議)は、実のところ首脳以外の人間は全く立ち入ることの出来ない世界です。首脳たちの真剣な、丁々発止のやりとりの中で、表に出てくるのはほんの一部なのではないかと思います。全体会議を通じて、小泉総理が最も多く発言した首脳だったとのことです。日本の平和と繁栄にとって、小泉総理が各国首脳と築いてきたこの信頼関係は大きな財産です。 |
||
| (せいけん) | ||
-------------------------------------------------------------------- [ご意見、ご感想] |
||
| 今週号の感想はこちらから(6月20日まで) http://www.mmz.kantei.go.jp/inq/inq_top.pl?INQCD=QA040617sa 先週号の結果はこちらから(6月23日まで) http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/kekka.html |
||
| / |
| ==================================================================== [小泉内閣メールマガジン] <バックナンバー・配信先変更・配信中止> http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/ 総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 編集長:内閣官房副長官 杉浦正健 発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1) |
| 文字色付け編集 本町自治会................ | ||
| 小泉内閣メールマガジン 第143号 ========================== 2004/06/10 | ||
| ★☆ 小泉内閣メルマガ英語版、携帯版の読者登録を受付中です。 ☆★ | ||
| 英語版の登録はこちらから http://www.mmz.kantei.go.jp/add_e.html 携帯版の登録はこちらから http://www.mmz.kantei.go.jp/add11.html |
||
| -------------------------------------------------------------------- □ 目 次 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] |
||
| ● シーアイランド・サミット | ||
[大臣のほんねとーく] |
||
| ● サミット財務大臣会合に出席して (財務大臣 谷垣禎一) |
||
[特別寄稿] |
||
| ● 忍耐とスピードと勇気 | ||
| (前軍縮会議日本政府代表部特命全権大使 猪口邦子) | ||
| ● サマーワより (第1次イラク復興支援群 3等陸佐 栫和彦) | ||
[小泉内閣の動き] |
||
| ● シーアイランド・サミット(第1日) など |
||
| [数字でみる日本] | ||
| ● 20.5兆円 | ||
| ==================================================================== [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] |
||
| ● | シーアイランド・サミット | |
小泉純一郎です。 8日、火曜日に、米国ジョージア州の大西洋に面した美しい島、シーアイランドに到着しました。昼間は30度近くに達しむし暑くなりますが、朝夕は海からさわやかな風の吹く自然に恵まれたところです。 今回のサミットは30回目。第1回のサミットは、石油危機を契機にフランスのランブイエで開かれ、先進国の首脳が集まって、急騰した原油価格と世界経済について話し合ったのが始まりです。 それから30年、いろいろな出来事がありましたが、今回のサミットでは、中東の安定、イラクの復興支援に各国が協力して取り組んでいくことが中心課題です。 シーアイランドに到着してすぐに、ブッシュ大統領と昼食をとりながら会談しました。安全保障、テロの問題、北朝鮮、イラクの問題などについて、率直に話し合うことができました。 イラクの問題については、ちょうど国連の安全保障理事会でイラクの復興と主権移譲などについて全会一致の決議が採択されました。まさに確固たる国際協調の土台ができたと思います。 日本もイラクの暫定政府に歓迎される形で自衛隊の派遣を継続し、これと資金協力を車の両輪としてイラクの再建に努めていきたいと思っています。 北朝鮮の問題については、私から先日の訪朝、そして核、ミサイル、拉致の問題についての日本の北朝鮮に対する姿勢は変わらないことを説明し、ブッシュ大統領は六者協議を活用して核の問題に対処すること、そして日本の拉致問題への取り組みに対して強く支持することを明言しました。 ジェンキンズ氏についても引き続き連絡をとりあうことで合意しました。 引き続いて英国のブレア首相、フランスのシラク大統領、ヨルダンのアブドッラー国王、ロシアのプーチン大統領との首脳会談をはさみながら、サミットの全体会合が続きます。 今回のサミットを契機に、G8諸国が一致結束して、イラクの復興と中東の平和、そして世界の平和と安全のために力を合わせていけるよう、日本の立場をはっきり主張しつつ、会議の成功のために働きかけていきたいと思います。 |
||
| -------------------------------------------------------------------- [大臣のほんねとーく] |
||
| ● | サミット財務大臣会合に出席して (財務大臣 谷垣禎一) | |
5月22、23日にニューヨークで開催された、サミット(G8)財務大臣会合に出席してまいりました。 今回の会合では、わが国を含め、世界経済が力強く回復しつつある中での開催となりましたが、こうした回復の流れをさらに確実にするために、各国が構造改革などの努力を強化していくことが重要であるとの認識が改めて共有されました。 その一方、世界経済の安定に向け、最近の原油価格の高騰が懸念材料となっていることから、原油価格が適切な水準に戻るよう、G8として、すべての産油国に対して協力を要請しました。また、「拡大中東・北アフリカ地域」(モロッコからパキスタンにいたる地域を指します。)の安定と発展は、国際社会全体の平和と安定にとっても重要な課題であることから、この地域への支援についても話し合いました。 今回の会合で、私がとりわけ積極的に主張したのは、財政健全化や社会保障制度改革をはじめとする構造改革の推進の重要性です。 私はつねづね、わが国の目指すべき姿として、「活力と信頼の国家」を掲げております。それは、家族のきずな、地域社会のきずな、国民と国家のきずなという3つのきずなを取り戻し、安全で安心な活力の満ちあふれた暮らしを、国民の皆さまに約束することができる国家のことです。 このような国家を実現するためにも、少子高齢化がますます進む中、わが国は今後、構造改革を加速し、効率的で質の高い政府という基盤の上に、活力と個性にあふれた豊かな社会を実現していかなければならない、と私は考えています。 今回のサミット財務大臣会合において、改めて各国の財務大臣の方々と共に、構造改革を推進するとの決意を新たにできたことは、私にとって大きな収穫でした。今後も各国と協力し、世界経済の安定と発展に貢献できるよう、精一杯取り組んでまいりたいと思っています。 |
||
| ※ | 財務省ホームページ (サミット財務大臣会合) | |
| http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/summit2004.htm | ||
| ※ | 大臣プロフィール | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumidaijin/031119/05tanigaki.html | ||
| -------------------------------------------------------------------- [特別寄稿] |
||
| ● | 忍耐とスピードと勇気 | |
| (前軍縮会議日本政府代表部特命全権大使、上智大学教授 猪口邦子) | ||
戦争と平和の歴史的な舞台として有名なジュネーブは、同時に人道主義の源流を成す街でもある。そのジュネーブから軍縮大使としての任務を終えて帰朝すると、日本は首脳レベルで人道問題に真正面から取り組む国家へと発展していた。 小泉純一郎総理の再訪朝についてはさまざまな意見が渦巻いたが、この首脳外交は国際政治の大局的な観点から見ると、少なくとも二つの点において深いメッセージ性を帯びている。 第一に、小泉総理は、人道問題とはだれもが各々の立場で人間として最大限のことを行うべきテーマであり、総理大臣もその例外ではないことを、世界に示したのであった。 冷戦期の犠牲者である拉致被害者とその家族の救済という人道問題に対して、総理はまず、忍耐強くさまざまな外交努力を見守ったが、自らの重さをかけることによってしか打開が不可能なことを見極めると、万人の予想を超えるスピードで首脳外交を展開した。 忍耐とスピード。その巧みな組み合わせによって、総理は分断された二家族の合流を実現し、残る問題についても解決への断固とした決意を示した。 政治とはそのようなことのためにあり、日本とはそのような人間観をもつ国である、、、総理はだれよりも強く人道主義の実践哲学と新たな日本イメージを発信したのであった。 第二に、総理の訪朝と再訪朝は、アジアに最後まで残った冷戦をついに終結させることへの意思表明でもあった。冷戦は欧州に始まり、アジアで激化し、欧州で先に終わり、アジアは未だその残影に苦悩している。 関係改善と国交正常化を視野に入れた日本の総理の旅路は、アジアにおける最終的な冷戦終結をアジアの英知と勇気によってもたらす、という北朝鮮としても共感するであろう高潔なメッセージを含んでいた。核軍縮・不拡散も、冷戦終結という大状況の認識を共有するなかで実現していく必要があろう。 敵対してきた国家やコミュニティーの和解は現代世界の優先課題であり、和解へのプロセスは、真相解明への誠実な合意からしか始まらない。「真実と和解と軍縮」のトライアッド(三本柱)こそが21世紀世界の課題であることを、日本の宰相は、2004年の五月晴れの土曜日、朝鮮半島への空路から世界に告げたのであった。 |
||
| ※ | 執筆者の紹介 | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2004/inoguti.html |
||
| ● | サマーワより (第1次イラク復興支援群 3等陸佐 栫(かこい)和彦) | |
第1次イラク復興支援群の中で、派遣隊員の衣食住や通信・整備・輸送業務を担当する部隊の指揮官として、ここサマーワに来て既に3か月近くが過ぎ、2次隊への申し送りも開始されているところですが、「九十九里をもって半ば」としなければいけないのがここイラクだと思います。 我々1次隊は駅伝で言えば「花の1区」です。2区以降にトップで「良い施設」「良い環境」をタスキとして繋ぐことが1次隊の特性でもあります。 駅伝でも、1区の良否がその後のレース展開に及ぼす影響が大きいのは周知のとおりです。サマーワ到着以来、宿営用天幕を建て、食堂を建て、浴場や指揮所などを建てて、宿営地として2次隊に繋ぐ物はある程度揃いましたし、医療、公共施設の復旧整備、給水の三本柱も機能しています。しかし、我々が2次隊に対し最も引き継ぎたい大切なもの、それはイラクの人々、特にサマーワの人々との関係です。 3月には「SU(選挙運動のウグイス嬢のように笑顔で手を振る:「S」はスーパー、「U」はウグイス嬢のローマ字の頭文字)運動」を展開し、すれ違う車や人に積極的に笑顔を振りまき、日本人の違和感を除く努力をしました。 4月には、良き隣人としてのお付き合いとして、宿営地近傍の小学校訪問を行い、5人編成のオーケストラ?の演奏、手品や日本の遊びを通じ、少しでも「日本の心」を伝えるよう努力してきました。学校訪問の際、子供らには「シュックラン(アラビア語で「ありがとう」の意味)」でなく、日本語で「ありがとう」と語りかけています。また、ユーフラテス川に「こいのぼり」をかけ、イラクの子供たちの健やかな成長を願い、日本人の心を伝える ようにしました。『花は1年、木は10年、人は100年』と言いますが、何年か先にこの子らが「ヤーバニーありがとう」と言ってくれたら、どんなに嬉しいでしょう。 本邦の新聞紙上で、「地元の雇用」、「目に見える支援」、「企業誘致・進出を」といった見出しが紙面を飾ることもあると聞いていますが、お金や物は、使えば減り、時が経てば老朽化しますが、「日本人の心」すなわち「誠実」「真面目」「謙遜する心」は使えば使うほど増えると思い、復興支援活動中の人との関わりや、SU運動、学校訪問の中で、そんな『もう一つの支援』を大切にしたいと思います。 もちろん、様々な事態に対する守りも怠ってはいません。その際に武器や防弾チョッキは身を守るものとして心強いものです。しかしながら我々にとっては地球の反対側から聞こえてくる「日本国民の声援」が何にも増して心強く、そして励みになるものです。我々は日本の代表として立派に任務を達成し、全員無事に帰国します。 歴史や記録に残らなくても、いつの日か「遠く、8,000キロの彼方から来たヤーバニーが我々のためにやってくれた」とイラクの、サマーワの人々の記憶に残る仕事がしたくて、明日もまたサマーワの大地に立ちたいと思います。 |
||
| (平成16年5月執筆) | ||
| ※ |
第1次イラク復興支援群の隊員については、5月31日までに全員無事 に帰国しました。 |
|
| ※ | 陸上自衛隊ホームページ (イラク復興支援関連) | |
| http://www.jda.go.jp/jgsdf/iraq_index.html | ||
-------------------------------------------------------------------- [小泉内閣の動き] |
||
| ● |
シーアイランド・サミット(第1日)(04/06/08) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/06/08summit.html 米国ジョージア州のシーアイランドに到着、米・英・仏の首脳とそれぞれ会談し、イラク復興問題、北朝鮮問題などについて意見交換 |
|
| ● |
小泉総理の談話(年金改革関連法の成立に当たって)(04/06/05) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2004/06/05danwa.html |
|
| ● |
「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2004」の決定(04/06/04) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/06/03keizai.html 経済財政諮問会議の答申を受けての「基本方針2004」の閣議決定と、小泉総理の談話 |
|
| ● |
「少子化社会対策大綱」の決定(04/06/03) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/06/03shousika.html 少子化社会対策会議において、少子化の流れを変えるための施策を強力に推進するため、国の基本施策として大綱を決定 |
|
-------------------------------------------------------------------- [数字でみる日本] |
||
| ● | 20.5兆円 | |
20.5兆円とは、平成16年度の財政投融資計画額です。財政投融資とは、政府が国債の一種である財投債の発行により金融市場から調達した資金などを財源として、国の特別会計や地方公共団体、公庫・公団といった特殊法人などに資金を貸し付け、民間では困難な大規模プロジェクトの実施や、長期資金の供給を可能とするための投融資活動のことです。 財政投融資によって供給された資金は、高速道路や下水道の整備事業や、奨学金の貸与事業、特別養護老人ホームなどの福祉施設の整備のための融資事業などの分野に活用され、利用者から徴収した利用料などで返済されています。 これまで、「財政投融資により、特殊法人が肥大化し、官僚の天下りの温床となっている」「特殊法人には市場原理が働かず、多額の債務を抱えている」などの指摘がなされていました。 そこで、特殊法人などの改革・効率化を図るために、13年度からは、郵便貯金や年金積立金の全額が財政投融資の原資として貸付けに利用される仕組みを改め、特殊法人などの施策に真に必要な資金だけを金融市場から調達する仕組みへと財政投融資制度は抜本的に改革されました。 同時に、財政投融資の対象事業の重点化を図った結果、規模の圧縮も進められました。12年度は38.3兆円でしたが、小泉内閣が発足した後の13年度は32.5兆円、14年度は26.8兆円、15年度には23.4兆円と着実に減少し続け、今年度は20.5兆円とさらに減少し、小泉内閣発足前の約半分まで減少しました。 今月2日、財政投融資の資金が約3.0兆円(今年度)使われている道路関係四公団を民営化する法律が成立しました。民営化される道路関係四公団が、民間の知恵と工夫を存分に発揮して、高速道路を整備し、サービスを向上させつつ、民営化後45年以内に債務を完済することが期待されます。 今後とも、小泉内閣は「民間にできることは民間に」「地方にできることは地方に」との方針で、郵政三事業の民営化を始めとする「聖域なき改革」を推進し、財政投融資の重点化をさらに進めていきます。 |
||
| [編集後記] | ||
総理のサミット出席に同行しています。さまざまな感想は次号でまとめます。 メルマガ編集長になってはや5号目。編集後記には、毎号、励ましのお言葉やご注文、時にはきついお叱りなど、たくさんのご意見をいただき、ひとつひとつのご意見に込められたお気持ちをかみしめています。それぞれのコーナーにも、たくさんいただいています。ありがとうございます。 そのなかから毎号100通ご紹介している読者感想について、「都合の良いものばかり載せている」というご意見もあり、「賛否の比率が知りたい」というご要望も多くありました。皆さんからのご意見は、コーナー毎に、肯定、否定、提案・要望といった内容に分かれます。編集部は、公表意見を選ぶ際には、全体の傾向をなるべく忠実に反映するよう、それぞれの割合に応じた件数を選定しています。今後とも皆さんの積極的な提言、苦言を宜しくお願いいたします。 |
||
| (せいけん) | ||
-------------------------------------------------------------------- [ご意見、ご感想] |
||
今週号の感想はこちらから(6月13日まで) http://www.mmz.kantei.go.jp/inq/inq_top.pl?INQCD=QA040610si 先週号の結果はこちらから(6月16日まで) http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/kekka.html |
||
| / |
| ==================================================================== [小泉内閣メールマガジン] <バックナンバー・配信先変更・配信中止> http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/ 総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 編集長:内閣官房副長官 杉浦正健 発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1) |
| 文字色付け編集 本町自治会................ | ||
| 小泉内閣メールマガジン 第142号 ========================== 2004/06/03 | ||
| ★☆ 小泉内閣メルマガ英語版、携帯版の読者登録を受付中です。 ☆★ | ||
| 英語版の登録はこちらから http://www.mmz.kantei.go.jp/add_e.html 携帯版の登録はこちらから http://www.mmz.kantei.go.jp/add11.html |
||
| -------------------------------------------------------------------- □ 目 次 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] |
||
| ● 道路公団の民営化 | ||
[大臣のほんねとーく] |
||
| ● 無医村の解消 (厚生労働大臣 坂口力) | ||
[特別寄稿] |
||
| ● 「美しい国 日本」 (東洋大学助教授 白石真澄) | ||
[特別企画] |
||
| ● 第1回政策アンケート結果について | ||
[小泉内閣の動き] |
||
| ● 「知的財産推進計画2004」を決定 など | ||
| ==================================================================== [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] |
||||||||||
| ● | 道路公団の民営化 | |||||||||
小泉純一郎です。 昨日、6月2日、道路関係の四つの公団を民営化する法律が成立しました。 郵政三事業の民営化とならんで、「民間にできることは民間に」「地方にできることは地方に」という考えで進めている小泉内閣の構造改革にとって大切な法案が成立した記念すべき日になりました。法案成立に協力していただいた道路公団民営化委員の方をはじめ関係者や、メルマガ読者の方々など応援してくださった皆さんに感謝しています。 2001年の夏、私が初めて「道路公団の民営化」の考えを明らかにしたのが今から3年前。それまで、どんな政治家も、いかなる政党も、道路公団の民営化など言ったことはありませんでした。 これまで、日本全土に高速道路網を整備するために、道路公団が大きな役割を果たしてきたことは確かです。 しかし、今までうまくいってきたからといって、これからも同じしくみを続けてよいのか、これが小泉内閣の構造改革の出発点なのです。 どの地域でも地元に道路をつくって欲しいものだと思います。地元の負担がないのであればなおさらです。全国各地からの強い要望をうけて、道路公団は、郵便貯金などが原資の財政投融資から資金を借りて、高速道路を整備してきました。そしてこの借金は、高速道路の利用料で返済する予定になっていました。 道路公団ができてから48年たったいま、高速道路の整備は進みましたが、同時に約40兆円という大きな債務が生じてしまった。ファミリー企業の問題も起こってきた。 道路公団を「官から民へ」の考え方で民営化すれば、経営努力によってもっとコストを抑えることができるのではないか、多額の債務を確実に返済できるのではないか、ということで民営化を決断したのです。 「高速道路を民間会社で建設できるはずがない。」与党からも野党からも、地方からも中央からも、当初はそういう反対論ばかりでした。 民営化するための検討作業をはじめてみると、これまでいかにコスト意識が欠けていたのかがわかりました。たとえば高速道路に設置されている非常電話、これは全国に2万カ所以上ありますが、一台250万円もする。非常用に連絡ができればよいのですから、もっと安くならないのかと調べさせたところ、一台40万円でできることがわかった。早速、昨年度から新しい非常電話は40万円のものに変更したんです。 民営化によって、徹底したコスト縮減をつうじて有料道路事業を今の約20兆円のほぼ半分に削減し、約40兆円の債務を民営化後45年以内に全て返済すること、これまで一度も下げたことがなかった通行料金を民営化までに平均一割値下げすることが可能になります。そして、高速道路の建設計画も抜本的に見直します。 これは画期的な改革だと思います。民営化された道路関係公団が自主的な経営判断のもとに民間の知恵と工夫を存分に発揮して、高速道路の整備とサービス向上、そして債務の返済を実現してもらいたいと思います。 日本経済は、まだまだ厳しい状況が続いていますが、今年の1月から3月までの3カ月間の成長率は、年率に換算すると5.6パーセントの成長になりました。先行きに希望が持てる数字になったと思います。 しかも、この成長は、今までのような政府の財政支出によってもたらされた成長ではなくて、政府支出を減らすなかで、民間部門の成長、それも主に国内の需要の増大によって達成できたものです。これは注目すべきことだと思います。 「自助と自律」、自ら助ける精神と、自らを律する心、これこそが改革を進める原動力だと思います。 国民一人ひとりのやる気が大事なのです。民間の知恵と工夫を生かすことができる、努力が報われる社会を実現するために、これからも頑張ってまいります。 |
||||||||||
| ※ | ||||||||||
| -------------------------------------------------------------------- [大臣のほんねとーく] |
||||||||||
| ● | 無医村の解消 (厚生労働大臣 坂口力) | |||||||||
医療保険料を支払いながら、近くで医療の恩恵を受けられない人がいることは看過できない問題である。一番厳しい例は無医地区と呼ばれる地域で、現在日本全体で914カ所存在する。そこに住む人々は20万人に達する。 このように完全な無医地域でなくとも、小児科医がいない、産婦人科が存在しないといった地域を加えれば、そこに住む人口は数え切れないし、こうした市区町村も医療過疎地域と呼ぶことができる。日本の医師数は増え、医師過剰を叫ぶ人も居るが、その医師達が均衡に日本に存在するかといえば、決してそうではない。 なぜ医師達が地方に行かないのか、幾つかの理由がある。1つは、閉鎖された地域で医療に従事すると、日進月歩の医療に遅れていくという不安があること、次に子供の教育に支障をきたすという思いがあること、その他にはすべての医療に精通していないという診療に対する漠然とした不安があること、などが挙げられる。この医師達の不安に応える体制が必要だ。 来年度予算に向けて次のことを主張したい。
以上の点は、すでに長崎県や北海道などでも一部実施されている。国としての支援を明確化したいと決意している。 私にも僻地医療に従事した経験がある。30キロ四方の中に医師は自分一人しかいないという責任感と孤独感、どんな患者が来るかも知れないという不安感は、その場に立たないと解らないものだ。どの医師も全科に精通しているわけではないからだ。夏の夕方、ひぐらし蝉が鳴き始めると、漠然とした不安感と淋しさに襲われたことを憶えている。 |
||||||||||
| ※ | 大臣プロフィール | |||||||||
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumidaijin/031119/07sakaguti.html | ||||||||||
| -------------------------------------------------------------------- [特別寄稿] |
||||||||||
| ● | 「美しい国 日本」 (東洋大学助教授 白石真澄) | |||||||||
「逝きし世の面影」(1998年発行)には、かつて来日した多くの欧米人が、「素朴で絵のように美しい国」と、日本の古き良き風景を絶賛した様子が紹介されています。英国商人のクロウは明治初期に木曽御嶽に登り、「かつて人の手によって乱されたことのない天外の美」と感銘を受け、同国の詩人アーノルドも「その景色は優美で、地上で天国にもっとも近づいてる国」と日本を評しました。もし、彼らが現在の日本を見たなら、その変貌ぶりに嘆き悲しむことでしょう。 近代以降、私たちの周囲から美しい景観が急速に消え失せてしまっています。その昔、日本橋界隈は細かい水路が縦横に通り、魚河岸や蔵や商店が建ち並んでいました。水路が全国各地から物資を集め、経済を支えただけではなく、舟遊びも盛んに行われ、人々の憩いの場となっていました。 しかし、東京オリンピック前年の1963年に建設された首都高速道路が多くの水路を埋め立て、陽の当たらない澱んだ水面に変え、川を生活から遠ざけてしまいました。また、街なかには不揃いな高さのビルや看板、標識がたちならび、かつて遊んだふるさとの海岸はコンクリートの消波ブロックが投げ込まれ、見るも無残な姿に変わっています。 豊かな自然や美しい都市景観は、人を和ませ、私たちの心を癒し、多くの芸術や物語を生むのではないでしょうか。いったん壊してしまうと再生は難しく、長い時をかけて先人たちが守ってきた文化や歴史を守る意味でも、私は「美しい国 日本」を大切にしていかなければならないと思います。貴重な自然を残し、美しい街並みの形成をめざす「景観法」の制定にむけての動きも、ようやく始まりました。 今、約500万人の外国人観光客が日本を訪れていますが、かつてのクロウやアーノルドのように「美しい日本」を堪能して帰っていただくことができたらと思っています。小泉総理、是非、美しい日本のためにリーダーシップを発揮してくださるようお願いいたします。 |
||||||||||
| ※ | 執筆者の紹介 | |||||||||
| http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2004/siraisi.html | ||||||||||
-------------------------------------------------------------------- [特別企画] |
||||||||||
| ● | 第1回政策アンケートの結果について | |||||||||
5月20日から30日まで行った「第1回政策アンケート」には、読者の皆さんから14,300件の回答をいただきました。ご協力ありがとうございました。 小泉内閣が進める構造改革の中で、これからの日本にとって特に力を入れて取り組んでほしい施策については、「教育」「年金制度改革」「治安」の3つの施策に8,000を超える投票をいただきました。以下、「行財政改革」「産業再生」「雇用」「子育て支援」「環境」「医療・介護」「税制改革」にも数多くの投票をいただいています。アンケートの結果については、以下のページをご覧下さい。 |
||||||||||
| ※ | 第1回メルマガ政策アンケート結果 | |||||||||
| http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2004/OA040520kekka.html |
||||||||||
| また、「自分ならこうしたい」という具体的な内容について、4,900件ものご意見・ご提案をいただきました。次週以降、代表的なご意見をメルマガ誌面上でご紹介します。 | ||||||||||
-------------------------------------------------------------------- [小泉内閣の動き] |
||||||||||
| ● |
アラブ各国大使と懇談 (04/05/28) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/05/28chutou.html 中東や北アフリカなどアラブ諸国の大使らを官邸に招き、6月末に予定されているイラクの主権移譲やイラク復興などについて意見交換 |
|||||||||
| ● |
「知的財産推進計画2004」を決定 (04/05/27) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/05/27tizai.html 知的財産戦略本部において、模倣品・海賊版対策の抜本的強化や特許審査の迅速化の推進などを柱とする推進計画2004を決定 |
|||||||||
| ● |
日朝首脳会談の記録(ビデオ) (04/05/22) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2004/05/22saihouchou.html 平壌で行われた金正日国防委員長との会談の模様と会談後の記者会見の模様をビデオで紹介 |
|||||||||
| [編集後記] | ||
| 曽我ひとみさんにお会いするために、生まれてはじめて佐渡へ渡りました。 「荒海」は波静かでした。 数奇の運命にもてあそばれた曽我さんの特徴のある円らな黒い瞳は澄んでいました。初対面に等しい私との出会いにはじめは緊張しておられましたが、だんだんと和んでゆかれ、ポツリポツリと心境を話してくださいました。一時間ほど私はもっぱら聞き役でした。 「北朝鮮には戻らないし、戻れない」 「全く知らない国で、身寄りのない者どうし、何かの縁で一緒になり、家族ができた」 「娘たちはもう二十代になろうとしていて、一番難しい年頃で母親に頼りたい時期」 「今度会ったら、二度と別れ別れになりたくない」 「いつかは最後には佐渡で一緒に暮らしたい」 何としても曽我さんの願いが叶うようにしなければならない、とつよく思いました。 |
||
| (せいけん) | ||
-------------------------------------------------------------------- [ご意見、ご感想] |
||
今週号の感想はこちらから(6月6日まで) http://www.mmz.kantei.go.jp/inq/inq_top.pl?INQCD=QA040603do 先週号の結果はこちらから(6月9日まで) http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/kekka.html |
||
| / |
| ==================================================================== [小泉内閣メールマガジン] <バックナンバー・配信先変更・配信中止> http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/ 総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 編集長:内閣官房副長官 杉浦正健 発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1) |
| 文字色付け編集 本町自治会................ | ||
| 小泉内閣メールマガジン 第141号 ========================== 2004/05/27 | ||
| ★☆ 「第1回政策アンケート」を実施しています。 ☆★ | ||
| 以下のページから是非ご参加ください!!(5月30日まで) http://www.mmz.kantei.go.jp/inq/inq_top.pl?INQCD=OA040520ki |
||
| -------------------------------------------------------------------- □ 目 次 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] |
||
| ● 日朝首脳会談 | ||
[大臣のほんねとーく] |
||
| ● 「攻め」の農政へ! (農林水産大臣 亀井善之) | ||
[大臣、夢を語る] |
||
| ● 夢は自分でつくるもの (国家公安委員会委員長 小野清子) | ||
[小泉内閣の動き] |
||
| ● 日朝首脳会談 など | ||
[数字でみる日本] |
||
| ● 12,393件 | ||
| ==================================================================== [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] |
||
| ● | 日朝首脳会談 | |
小泉純一郎です。 先週の土曜日、22日に北朝鮮を日帰りで訪問し、国防委員長の金正日(キム・ジョンイル)氏と会談しました。 日本と北朝鮮の不正常な関係を正常化して、敵対的な関係を友好関係に変えていく、対立関係を協力関係にしていく、このことが両国にとって最も利益になるんだ、という思いで会談に臨みました。 首脳会談では、まず、日朝平壌(ピョンヤン)宣言が今後の日朝関係の基礎であって、日朝双方がこれを誠実に履行していくということを改めて確認しました。 地村さん、蓮池さんの五人のお子さんたちと、政府専用機で一緒に帰国することができました。これから日本の生活に慣れることなどいろいろと大変なこともあるでしょうが、家族仲良く暮らしていただきたいと思います。政府もできる限り支援をしていくつもりです。 家族と一緒に暮らしたいという曽我ひとみさんの切なる願いを胸に、ご主人のジェンキンズさんと二人のお嬢さんにお会いして、日本に来るよう説得しましたが、残念ながら、一緒に帰るとは言っていただけませんでした。しかし、第三国で家族四人が再会することには、ジェンキンズさんも曽我ひとみさんも同意しました。一日も早く適切な第三国でご家族が再会し、再び生活をともにできるよう最善の努力をしていく考えです。 安否不明の方々については、北朝鮮側は「すでに解決済みだ」との立場をとっていましたが、今回の首脳会談で、金正日氏は、これまでの調査を白紙にもどして、早期に徹底的な調査をすると明言しました。 いまだ安否が確認できないご家族の心痛は察するにあまりあります。ご家族のためにも、早急に先方に調査結果を求めるとともに、我が国独自の調査結果とも突き合わせて、真相を解明していきたいと考えています。 核の問題については、私から、「北朝鮮が核を廃棄することによって世界が安全になるのみならず、国際社会から評価され、北朝鮮にとって最も利益になるのが核の完全破棄だ。」ということを強く伝えました。「北朝鮮が検証可能な核の完全破棄をすれば、国際社会は、喜んで国際社会の一員として迎えいれる。そうしたチャンスを逃してはならない。六者会合を活用し、北朝鮮側がしっかりとしたメッセージを出すべきだ。」とも伝えました。 これに対して、金正日氏は、核の凍結は非核化への第一歩であって当然検証がともなう、六者会合を活用して平和的解決に努力したい、と発言し、ミサイル発射の凍結継続についても再確認しました。 そして、日朝平壌宣言を遵守していく限り、日本は制裁措置を発動する考えはないことを伝え、人道支援として、国際機関を通じて、25万トンの食糧支援と1000万ドル相当の医薬品等の支援をすることを表明しました。 今回の訪朝結果については、いろいろなご意見があることは承知しています。この膠着した状況を打開して、日朝関係を一歩ずつ正常化していくためには、やはり、私自身が行ってよかったと考えています。 日朝が国交正常化することは、我が国の安全保障上はもとより、国際平和にとっても極めて重要なことです。今回の訪朝が、日朝国交正常化の実現への転機となることを強く期待し、これから粘り強く、努力を続けていきたいと思います。 |
||
| ※ | 日朝平壌宣言 | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/09/17sengen.html | ||
| -------------------------------------------------------------------- [大臣のほんねとーく] |
||
| ● | 「攻め」の農政へ! (農林水産大臣 亀井善之) | |
最近、日本の農産物を輸出する動きが各地に広がっています。例えば、帯広市の「長いも」は台湾で薬膳料理の材料として好評です。甘くておいしい「りんご」や「梨」も高級贈答品として中国などで人気です。これは、アジア諸国の経済発展により所得が向上して、高品質の日本の農産物を買う余裕がでてきたためだと思います。 輸出だけではありません。日本人の主食であるお米についても、今年から「米政策改革」が動き出しました。やる気と能力のある担い手が集中的にお米や麦、大豆をつくる、有機米のような特色あるお米をつくるなど、それぞれの地域の特徴を活かした水田農業のスタイルを考え、そして実践することが求められています。こういった主体的な取組を私たちも支援していきます。 また、身近なところでは、地域でとれた新鮮な食材をその地域で消費する「地産地消」の活動が、全国で見られます。私の地元の神奈川県厚木市でも、毎週日曜日に朝市が立ち、参加者も年々増えています。 とかく農政は「守り」の姿勢ばかりと見られがちですが、これからは「攻め」の農政へ転換していくことが大事です。意欲あふれる農業者が新しいビジネスの芽を探し、大きく育てていけるような環境づくりに努めていきます。 そのためには、消費者の理解を得ながら、担い手の経営安定のための新たな助成策を導入することも検討しているところです。農業者がその持てる力を思う存分発揮して経営を進められるよう、スピード感をもって農業の構造改革に取り組んでいく考えであります。 |
||
| ※ | 大臣プロフィール | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumidaijin/031119/08kamei.html | ||
| -------------------------------------------------------------------- [大臣のほんねとーく] |
||
| ● | 夢は自分でつくるもの | |
| (国家公安委員会委員長/青少年育成及び少子化対策担当大臣/食品安全担当大臣 小野清子) | ||
子供の頃は何でもやってみたい夢見る夢子のようでした。自分で童謡に振り付けて踊ったり、お琴の発表会を見るとすぐ習いに行き、日舞も一曲は先生に教えていただき、子供会で歌を楽しみ、終戦後の映画館でフィルムの無い時代、相当役に立ったようです。 高校時代一年間、島田服部バレエ団でバレエを習うも、資質に欠けることに気が付き、器械体操部に入部しました。将来オリンピック選手を夢見ることもなく、表現、リズム、創作を求め、子供の頃の習い事は体操の中で全部役に立ったと思います。思いがけないオリンピック選手への努力は、育ててくれた伯父や母への親孝行であり、自分のためには欲はないが、人の役に立つことが、何ともうれしい私の夢になったように思います。苦労して技に挑戦する苦労を楽しめるようになったのは、体操を通して学んだ夢を追うことの意義というものかも知れません。 夢がある、夢を追うことは楽しいことです。 |
||
| ※ | 大臣プロフィール | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumidaijin/031119/13ono.html | ||
-------------------------------------------------------------------- [小泉内閣の動き] |
||
| ● |
「規制改革・民間開放推進のための基本方針」を決定 (04/05/25) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/05/25kisei.html 規制改革・民間開放推進本部の初会合において、規制改革・民間開放推進のための指針となる基本方針を決定 |
|
| ● |
日朝首脳会談 (04/05/22) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/05/22saihouchou.html 平壌で行われた金正日国防委員長との会談の模様と会談後の記者会見 |
|
-------------------------------------------------------------------- [数字でみる日本] |
||
| ● | 12,393件 | |
12,393件とは、資本金が1円からでも会社が設立できるという特例制度を利用して実際に会社が設立された数です(平成16年5月21日時点、経済産業省調査)。昨年2月の制度創設以来、この特例制度を利用した会社の設立が順調に増加しています。また、12,393件のうち資本金の額が本当に1円からスタートした会社は538件もあります。 現在の商法では、会社を設立する場合、株式会社であれば1000万円、有限会社であれば300万円以上の資本金を用意する必要があり、会社を設立する際の大きなハードルとなっています。しかし、ソフトウェア業などの情報通信業や、経営コンサルタント業など起業する時に必ずしも多額の資本を必要としない事業もあり、今まで資本金がハードルとなって会社設立に挑戦できなかった方々を応援するため、平成15年2月1日に最低資本金規制特例を定めた「中小企業挑戦支援法」を施行しました。 ただし、この特例制度を利用して会社を設立した場合は、5年以内に株式会社であれば1000万円、有限会社であれば300万円以上まで資本金を増資しなければならないので、事前にしっかりと資金計画を立てる必要があります。 これまで会社設立後の増資により規定の資本金の額を満たし、本制度を「卒業」した会社は528件にものぼり、みなさん夢の実現に向けて一生懸命頑張っています。 現在、我が国では事業をやめてしまう「廃業率(4.5%)」が、新しく事業をはじめる「開業率(3.1%)」を上回る開廃業率の逆転現象がおこっていて、更なる新事業の創出・育成への取組が求められています。そのため、政府は最低資本金規制特例制度を始め様々な取組により、新事業へ挑戦する方々を応援しています。 新事業への挑戦ということでは、「大学発ベンチャー」企業も注目を集めています。大学の持っている新たな技術やビジネス手法をもとに、主にライフサイエンスの分野での起業が着実に増え、平成16年3月末現在で「大学発ベンチャー」は799社に達しています。 |
||
| [編集後記] | ||
| 北朝鮮から帰ってきた5人のお子さんたちに出会いました。バスのタラップから降りたところで「お帰りなさい」と声をかけました。みんな涼しげな眼をしていました。握手をしようと手をさし出しますと、はにかみながら手をさしのべてくれました。両手でしっかりと握手し、「がんばって下さい」と励ましました。礼儀正しいさわやかな子たちでした。 ホテルの部屋で両親たちと睦みあっている光景をかいまみて、私は教育勅語を想い出していました。(私は小学5年生で終戦を迎えた古い人間です。) 「父母に孝に、兄弟に友に、夫婦相和し、朋友相信じ・・・」教育勅語のエッセンスは儒教の真髄そのものです。朝鮮半島は、仏教もさることながら儒教の教えが深くしみ渡った地域です。そういった風土の中で、すくすくと育ったいい子たちではないか、と感じました。 子たちはことばもわかりません。生活環境も激変します。たいへん苦労することでしょう。しかし、思慮深い、人を思いやる心を持ったすばらしい両親の許で、ふるさとにとけ込んでいってくれるものと思います。まわりの方々も、静かに見守り、温かい手をさしのべていただけるよう、心からお願いいたします。 |
||
| (せいけん) | ||
-------------------------------------------------------------------- [ご意見、ご感想] |
||
| 先週に引き続いて「政策アンケート」を行っています。今までに7千件を超える回答が寄せられました。まだ参加されていない方、国政に対する読者のご意見を伺うせっかくの機会ですので、ぜひともご参加ください。 | ||
| ※ |
第1回政策アンケート (5月30日まで)http://www.mmz.kantei.go.jp/inq/inq_top.pl?INQCD=OA040520ki | |
今週号の感想はこちらから(5月30日まで) http://www.mmz.kantei.go.jp/inq/inq_top.pl?INQCD=QA040527ni 先週号の結果はこちらから(6月2日まで) http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/kekka.html |
||
| / |
| ==================================================================== [小泉内閣メールマガジン] <バックナンバー・配信先変更・配信中止> http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/ 総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 編集長:内閣官房副長官 杉浦正健 発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1) |
| 文字色付け編集 本町自治会................ | ||
| 小泉内閣メールマガジン 第140号 ========================== 2004/05/20 |
||
| ★☆ 「第1回政策アンケート」を開始しました。 ☆★ | ||
| 以下のページから是非ご参加ください!!(5月30日まで) http://www.mmz.kantei.go.jp/inq/inq_top.pl?INQCD=OA040520ki |
||
| -------------------------------------------------------------------- □ 目 次 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] |
||
| ● 北朝鮮再訪問へ | ||
[大臣のほんねとーく] |
||
| ● 国際競争に勝ち抜くための国家戦略を作成しました | ||
| (経済産業大臣 中川昭一) | ||
| ● 食品の安全と安心 (食品安全担当大臣 小野清子) | ||
[特別寄稿] |
||
| ● 桃栗3年、改革は・・・(経済財政政策担当大臣 竹中平蔵) | ||
[小泉内閣の動き] |
||
| ● 地球環境保全に関する関係閣僚会議及び地球温暖化対策推進本部 など | ||
[特別企画] |
||
| ● 第1回政策アンケートの実施について | ||
| ==================================================================== [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] |
||
| ● | 北朝鮮再訪問へ | |
小泉純一郎です。 私は、今週の土曜日、22日に北朝鮮を再度訪問し、国防委員長の金正日(キム・ジョンイル)氏と会談することにいたしました。 一昨年の9月17日に平壌を訪問した際、金正日氏との間で、核の問題とミサイルの問題、そして拉致の問題を包括的に解決して、日本と北朝鮮との間の国交正常化を早期に実現させることとした「日朝平壌宣言」を発表しました。 そして、一カ月後の10月15日には、蓮池さん夫妻、地村さん夫妻、曽我さんの5人の拉致被害者の帰国が実現しました。 昨年にはいってからは、中国の主催により、日本、アメリカ、韓国、ロシア、そして北朝鮮の六カ国が集まって、北朝鮮の核開発問題などを協議する、いわゆる六者協議が何回か開かれています。日本と北朝鮮との間では、拉致問題や核の問題などを協議する日朝協議が何度か開かれました。 私が北朝鮮を訪問してからすでに1年8カ月、この間、日本と北朝鮮との交渉はなかなか前進しませんでした。 北朝鮮には、まだ拉致被害者の家族の方々が残されています。北朝鮮は、「日本に帰国した拉致被害者が北朝鮮に家族を迎えに来るべきだ。」と言ってきましたが、私は、「そんなことはしない。」と伝えてきました。 一日も早く家族が再会したいというご家族の気持ちを考えると、拉致被害者の家族の方々の早期の帰国になんとか道筋をつけなければならない。同時に、拉致されたまま安否のわからない方や、拉致された疑いのある行方不明の方もおられます。こういう問題を総合的に解決しなければなりません。 私が再度訪朝しない限り、事態を前進させることはできないということであれば、私が訪朝して直接金正日氏ともう一度話し合おうと考え、訪朝を決断しました。 私は、拉致問題とあわせて、核の問題、ミサイルの問題を包括的に解決していこうという「日朝平壌宣言」が日本と北朝鮮が国交正常化に向けた交渉を進めていく上での基本となる文書である、と考えています。今回の首脳会談の際には、こういう私の考えについても、北朝鮮側に伝えて、これをもう一度確認したいと思っています。 報道では、いろいろな予想や希望が報じられていますが、これから北朝鮮を訪問するのですから、訪朝前に確定的なことは申し上げることはできません。 北朝鮮との交渉を前進させ、諸懸案の解決に向けて道筋をつけていくために、最大限の努力をしていきたいと思います。 |
||
| -------------------------------------------------------------------- [大臣のほんねとーく] |
||
| ● | 国際競争に勝ち抜くための国家戦略を作成しました | |
| (経済産業大臣 中川昭一) | ||
昨日の経済財政諮問会議において、「新産業創造戦略」を発表いたしました。 最近、経済全体としてはようやく上向きとなってきたといわれています。 でも、私の地元の北海道もそうですが、必ずしも地域経済や中小企業にまで活気が十分行き届いているとはいえません。今回まとめた「新産業創造戦略」は、地域経済や中小企業までを含め、日本が世界の中で勝ち抜いていくための戦略レポートです。 資源の乏しい日本が生きていくには、人材を育てていくことが何より大切です。企業の人材投資を促進したり、現場の第一線で活躍する尊い人材を育む顕彰制度を充実させたり、また、体験学習などを通じ子供達にものづくりの面白さを伝えていくなど、色々取り組んでいきたいと考えています。 技術力も重要な鍵です。ナノテク、バイオ、ITなどの先端技術はもちろん重要です。同時に、日本には眠れる優れた伝統技術がたくさんあり、これを有効利用していくこともとても大切です。江戸時代のからくり人形の技術が最新鋭の自動車部品工場の搬送装置に応用されています。20年、30年と世界ナンバーワンに立ち続けられる産業を育てるためには、日本の伝統技術を先端技術とうまく接ぎ木することが大切です。 また、こうして生み出された成果を官民一体となって、きちんと保護することが必要です。知的財産の保護は国際戦略に欠かせません。 外国と同じことをしているだけでは国際競争を勝ち抜くことはできません。 他には真似できないことが日本のブランドにつながります。感性や職業観などを大切にし、知恵と工夫を蓄積していく。それが、我が国産業が世界のトップを走るための「秘伝のたれ」となるのです。 今回は、「新産業創造戦略」に込めた、私の思いを述べさせていただきました。この戦略は、90年代の米国の驚異的な国際競争力回復をもたらした「ヤングレポート」に劣らないものと自負しております。経済産業省のホームページからもご覧いただけますので、是非多くの方にご覧いただきたいと思います。 |
||
| ※ | 経済産業省ホームページ (新産業創造戦略について) | |
| http://www.meti.go.jp/policy/economic_industrial/press/0005221/index.html . |
||
| ※ | 大臣プロフィール | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumidaijin/031119/09nakagawa.html | ||
| ● | 食品の安全と安心 (食品安全担当大臣 小野清子) | |
「国政モニター」に対して食の安全性に関する意識調査を行ったところ、8割以上のモニターが科学者や行政との間で何らかの認識の違いを感じたことがあるとしています。また、不安を感じるものとして、9割近くのモニターが「農薬」や「食品添加物」を上げています。これらについては、いろいろな試験による科学的な評価に基づいて適切な管理措置がとられ、安全性の確保が図られていますが、残念ながら「安全」が「安心」に必ずしも結びついていないという状況にあります。 国の食品安全行政を預かる責任者の一人として、「安全」と「安心」の距離を縮めていくことは私の使命の一つでもあります。それを実現していくためには、消費者、事業者、科学者、行政などの関係者の間で情報や意見を双方向で交換するという地道な積み重ねが大切であると考えています。食品安全委員会では、関係者と連携して、食の安全に関して意見交換会を各地で開催しています。是非参加していただきたいと思います。 今年に入り、鳥インフルエンザが発生し、鶏肉や鶏卵の安全性について不安を招きました。東南アジアなど、生きた鶏がマーケットで売られている地域では、人と鶏が密接に接触することで感染したケースがありますが、鶏肉や鶏卵を食べて感染することは考えられないというのが専門家の見解です。 食品安全委員会も、速く、分かりやすく、正確な情報提供に今後とも努めていきますので、読者の皆様には、食品の安全に関する理解を深め、巷にあふれる情報の中から正しいものを見極める「眼」を養っていただきたいと思っています。 . |
||
| ※ | 食品安全委員会ホームページ | |
| http://www.fsc.go.jp/ . |
||
| ※ | 大臣プロフィール | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumidaijin/031119/13ono.html |
||
| -------------------------------------------------------------------- [特別寄稿] |
||
| ● | 桃栗3年、改革は・・・ (経済財政政策担当大臣 竹中平蔵) | |
現在、日本経済は、製造業を中心に確実に回復基調にあり、バブル崩壊後の景気回復はこれで3度目であり、平成15年度の実質GDP成長率は、見通しの2%を上回る3.2%と、経済の順調な回復が続いています。 今回の景気回復が過去2回の回復と異なるのは、過去の景気回復が財政の支出で支えられてきたのに対して、今回の景気回復は民需によって主導されているという点です。これは大きな違いです。 2001年4月に小泉内閣が発足して以来、これまでの3年間、「改革なくして成長なし」、「民間にできることは民間に」「地方にできることは地方に」との基本理念のもと、「金融改革」「規制改革」「税制改革」「歳出改革」といった構造改革を積極的に推進してきました。 その結果、「負の遺産」とも言うべき不良債権は、2002年3月末の不良債権比率8.4%が、2003年9月末には6.5%にまで改善されています。さらに1年後には4%台までに改善することを目標としています。 財政赤字も、2010年代の初頭には基礎的な収支をプラスにしようとの目標を掲げています。 また、規制改革を推進し、地域や企業の活性化を図っていくことも重要です。「構造改革特区」や「一円起業」の制度は、まさに地域や企業活動の足かせとなりかねない法制度の改革や規制の緩和を行い、地域や企業が存分に力を発揮できるような環境を整備したことの具体例です。 このように、この3年間での改革の取組の結果、成果が出はじめていますが、経済状態が比較的良好な今こそ、改革へのさらなる取組を推進することが重要です。 「桃栗3年」といいますが、改革については、すぐ成果の出るものから成果が出るまで時間がかかるものまで、色々なものがあります。いずれにせよ、現在出てきている改革の芽を大きな木に育てていきたいと思います。 . |
||
| ※ | 大臣プロフィール | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumidaijin/031119/16takenaka.html | ||
-------------------------------------------------------------------- [小泉内閣の動き] |
||
| ● | 地球環境保全に関する関係閣僚会議及び地球温暖化対策推進本部 | |
| (04/05/18) | ||
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/05/18tikyu.html 京都議定書で定められた温室効果ガス排出削減目標の達成のため、地球温暖化対策推進大綱の進捗状況をとりまとめ . |
||
| ● | 小泉総理ラジオで語る 総理再訪朝 (04/05/15) | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiradio/2004/0515.html |
||
| -------------------------------------------------------------------- [特別企画] |
||
| ● | 第1回政策アンケートの実施について | |
英語版メルマガ、らいおんインタビューに続く、リニューアル企画第三弾として、読者アンケートで最も要望が高かった政策アンケートを実施します。 アンケート内容は、小泉内閣がこれまで進めてきた構造改革などの項目の中から、今後、重点的に進めてほしい項目に投票していただきます。また、その中のひとつのテーマについて、私ならこうしたいという自由意見を募集します。 アンケートの結果と自由意見の中からいくつかをメルマガ誌面で紹介します。 下記のホームページから、ふるってご参加ください。 . |
||
| ※ | 第1回政策アンケート | |
| http://www.mmz.kantei.go.jp/inq/inq_top.pl?INQCD=OA040520ki | ||
| [編集後記] | ||
| 新米の編集長へ励ましのメールをたくさんいただきました。ありがとうございます。皆さんのお気持ちをしっかりと胸に刻んでがんばってまいります。 18日、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会、救う会の方々とお会いしました。肉親の帰りを待ち続けてこられた長い年月を思うと言葉もありません。 今回の訪朝が被害者・ご家族の皆さんの期待に沿うものとなるよう、全力を尽くします。 スタッフと知恵をしぼって、メルマガのリニューアルを進めてまいります。 メルマガ初の「政策アンケート」を始めました。読者に政策づくりに参画していただこうというのがねらいです。「自分ならこうするのに・・・」と、日ごろ小泉改革に対してもどかしく感じていることなど、忌憚のないご意見をどしどしお寄せください。そのほかにもいろいろと企画を練っています。 皆さんからのご提案もお待ちしております。 |
||
| (せいけん) | ||
-------------------------------------------------------------------- [ご意見、ご感想] |
||
| 今週号の感想はこちらから (5月23日まで) http://www.mmz.kantei.go.jp/inq/inq_top.pl?INQCD=QA040520ki . 先週号の結果はこちらから (5月26日まで) http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/kekka.html |
||
| / |
| ==================================================================== [小泉内閣メールマガジン] <バックナンバー・配信先変更・配信中止> http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/ 総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 編集長:内閣官房副長官 杉浦正健 発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1) |
| 文字色付け編集 本町自治会................ | ||
| 小泉内閣メールマガジン 第139号 ========================== 2004/05/13 |
||
| ★☆ 小泉内閣メルマガ英語版、携帯版の読者登録を受付中です。 ☆★ | ||
英語版の登録はこちらから http://www.mmz.kantei.go.jp/add_e.html 携帯版の登録はこちらから http://www.mmz.kantei.go.jp/add11.html |
||
| -------------------------------------------------------------------- □ 目 次 [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] |
||
| ● 年金改革法案 | ||
[大臣のほんねとーく] |
||
| ● 地道路公団改革、ついにラストステージへ。 (国土交通大臣 石原伸晃) | ||
[大臣、夢を語る] |
||
| ● 子供の頃からの夢−鉄道そして日韓海底トンネルへ (法務大臣 野沢太三) | ||
| [特別寄稿] |
||
| ● ドイツは「戦わずして勝つ」腹の括り方で、世界に踊りでた! | ||
| (ノンフィクション作家 クライン孝子) | ||
| [小泉内閣の動き] | ||
| ● 郵政民営化準備室の立上げで訓示 など | ||
| ==================================================================== [らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] |
||
| ● | 年金改革法案 | |
小泉純一郎です。 年金改革関連法案が11日に衆議院を通過し、昨日から参議院の審議が始まりました。 年金については、閣僚や国会議員の未納、未加入問題をめぐって、多くの読者からご批判をいただきました。政治家一人ひとりが気を引き締めて、若者と高齢者が支えあう持続可能な年金制度の確立のために努力していきたいと思います。 年金制度の基本は、「自助と自律」の精神と世代間の支えあいです。 昔は子供が親に仕送りをしていました。いま、自分の給料から親に仕送りしている20代、30代の若い人はどのくらいいるでしょうか。あまりいないと思います。 いま、厚生年金に入っている人は、65歳になると毎月20万円ぐらいの年金がもらえます。20代、30代の人たちにとっては、65歳というのはずい分先のことで、そんな先のことのためになぜ保険料を支払わなければいけないのかと思う人もいると思います。しかし、年金には税金が投入されていますから、どんな貯蓄より有利なのが公的年金なのです。 昔は人生50年といわれて、60歳、65歳まで生きれば長生きといわれました。70歳を古稀(こき)といいますが、70歳まで生きるのは「古(いにしえ)より稀(まれ)」だったからです。そして年間270万人ぐらいの子供が生まれていました。 いまは、人生80年の時代。生まれる子供も年間120万人を切ってしまいました。 少子化、高齢化が進めば、年金をもらう人は増えて、掛け金を払う人は減ってきます。 誰だって、掛け金は少なく、もらうものは多くと思うのが人情です。しかし、現実にそんな夢のようなことはありえません。 今回の年金改革は、こういう厳しい状況のなかにあって、給付と負担のバランスをどうしたらよいのか、税金はどのくらい投入するのかという点について、若い人と高齢者がともに支えあう中長期的に持続可能な仕組みに年金を改革しようというものです。 年金制度は、これまで5年ごとに改正を重ねてきましたが、今回は、年金支給額の将来的な下限と、保険料負担の将来的な上限を定めて、年金制度の将来について目に見えるような形で改革することにしています。 年金制度は、国民全員が加入する基礎年金と、それに加えてサラリーマンの方が加入する厚生年金や公務員共済、さらに企業独自の企業年金など複雑な構造になっているのは確かです。 年金は、それぞれの業種や労働形態ごとに発展してきました。これをなるべく共通的なものにしようと、これまでも何度か大きな改革がなされてきました。 しかし、まだ複雑な面が残っています。将来的には、わかりやすくて安心できる年金制度をめざして、年金の一元化、さらには、年金にとどまらず、医療や介護などの社会保障制度全体を一体的に考えて改革を進めていかなければなりません。 この点について、今回、自民党、公明党、そして野党第一党の民主党の三党の間で年金の一元化問題を含む社会保障制度全般の一体的な見直しをすることで合意ができました。衆議院本会議では、この将来的に検討することについては民主党の賛成をえて、年金改革法案が通過しました。これは、今後の年金改革をすすめるにあたって大きな前進だと思います。 今後は、まず、参議院で審議している年金改革法案を一日も早く成立させるとともに、与野党をあげて、また国民のみなさんの参加をえて、将来に向けた議論を進めなければならないと思っています。 先週、福田官房長官が辞任し、メルマガ編集長としても活躍してくれていた細田さんに新たに官房長官に就任してもらいました。 後任の官房副長官は杉浦さんですが、メルマガの編集長としても力を奮ってもらいたいと思います。 連休の前後に、和歌山県と北海道を訪れて、都会から家族と一緒にJターンやIターンをして森林保全の仕事に励む皆さんや、先進経営をする牧場、地元の木材を使った百年の家づくりをめざす企業などを視察しました。都内でも刑務所、留置場や入国管理の現場などの治安関連施設を視察したり、家電メーカーの体験ショールームを訪れ「新三種の神器」といわれている薄型テレビ、DVDレコーダー、デジタルカメラ、そして携帯テレビ電話、食器洗い機、生ゴミ処理機、家庭用燃料電池など最新の機器に触れてきました。 これからも時間をみつけて各地を訪れ、現場の声を大事にしながら改革を進めていきたいと思います。 |
||
| -------------------------------------------------------------------- [大臣、夢を語る] |
||
| ● | 子供の頃からの夢−鉄道そして日韓海底トンネルへ (法務大臣 野沢太三) | |
私が生れ育ったのは信州、伊那谷の上流にある辰野町である。中央、南両アルプスに囲まれ、外へ出るには鉄道に乗って長短多くのトンネルを抜けなければならなかった。鉄道こそ飛躍の翼であった。 大学は土木工学を専攻し、昭和31年に国鉄に入社し十河信二総裁の強い指導力により、東海道新幹線を東京オリンピックに合わせて開業し、鉄道の新時代が始まった。公社制度の国鉄が行き詰まり、民営化により誕生したJRが新しい新幹線を工夫し、長野、八戸と逐次実績を挙げてきた。殊に3月13日開業した九州新幹線新八代−鹿児島中央間は旅客倍増の勢いである。 今年の4月には韓国の新幹線も一部開通した。 将来はこの2つの新幹線が日韓の海底トンネルによって結ばれ、日韓の太いきずなとなることを期待しているこの頃である。 |
||
| ※ | 大臣プロフィール | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumidaijin/031119/03nozawa.html | ||
| -------------------------------------------------------------------- [大臣のほんねとーく] |
||
| ● | 道路公団改革、ついにラストステージへ。(国土交通大臣 石原伸晃) | |
行革大臣を拝命して以来、3年にわたって取り組んできた道路四公団民営化法案は先月衆議院で可決され、現在は参議院での審議が続いています。この間、私の立場は全く変わりません。それは「無駄な道路は作らない」、そして「徹底的にコストを減らす」、最後に「利用者へのサービスを向上する」の三点です。 そのため、まず厳格で客観的な基準に基づき、全ての道路の事業評価を行い、事業を中断した上で計画を見直す「抜本見直し区間」を設定しました。また、高速道路の建設計画を徹底的に見直し、建設費用をほぼ半減しました。高速道路の料金も平均一割引き下げます。加えて、ETCによる首都高速の夜間割引、高速道路の通勤割引や夜間・長距離割引などのサービスを導入しました。 さらに、借金の返済を45年以内と法定し、高速道路を確実に無料にします。また道路公団を3分割。6つの新会社の競争で、地域に密着した新サービスが始まります。新規の建設は、分割された新会社が自己責任の範囲で行います。もう、東名の収入で地方の道路は作れません。 新会社が、国の顔色をうかがうことなく、自由に事業を行えるよう、事業内容は国の命令ではなく、国と新会社が結ぶ協定で決めます。その上で信賞必罰を徹底。増えたコストは新会社の負担に、減らした分は儲けになる新たな仕組みを導入します。 膨大な借金を一日も早く返済し、必要な道路を最低限のコストで作ること。 そして国民に最高の道路サービスを提供することが民営化の目的です。「道路から利益を上げられず、道路も保有しない新会社では、経営は成り立たない」との議論も聞かれます。しかし、新会社が高速道路を独占し、料金に利益を上乗せすることは、新会社の利益にはなっても、国民の利益にはなりません。それこそ本末転倒です。 小泉内閣ができる前、誰が道路公団の民営化を想像したでしょう。皆さんの協力と応援で改革はここまで進みました。今後ともよろしくお願いします。 |
||
| ※ | 大臣プロフィール | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumidaijin/031119/10isihara.html | ||
-------------------------------------------------------------------- [特別寄稿] |
||
| ● | ドイツは「戦わずして勝つ」腹の括り方で、世界に踊りでた! | |
| (ノンフィクション作家 クライン孝子) | ||
「腹を括る(くくる)」とは、私の好きな言葉の一つである。 この言葉には命を投げ出しても自らの信念を押し通して見せる固い覚悟を感じるからだ。 国家の長となればなおさらのこと。そういう意味で、ドイツは戦後、いきなり分断国家という悲劇に遭遇したこともあって、アデナウアー宰相を始め、歴代の国家の長はそれなりに腹を括って政治に携わってきたものだ。 孫子の兵法に「戦わずして勝つ」というのがあるが、今回2004年5月1日、第二次世界大戦後半世紀にわたって旧ソ連の隷属下にあった東欧諸国が欧州連合に加盟し、いよいよ25カ国による欧州一体化体制がスタートすることになったのは、彼らドイツの首長がこの兵法を教訓に、その中核として血の滲むような努力を重ねてきたからに他ならない。 一方、日本はどうか。ようやくその重要性が日本の政治でも認識されはじめたようだ。なぜかというと、小泉首相の腹の括り方に、私など時々尋常でないものを垣間見ることがあるからだ。この人なら国のため、思い切った国家事業をやり遂げる、という期待感である。 で、その後、総理の軌跡をなぞってみると、多くは当たっているから凄い! だからこそ、私は小泉首相支援を貫いてきた、というととってつけたような自慢話をしているようで面映いのだが、事実、ここドイツから観察していると小泉首相就任後の日本の動きには目をみはるものがある。 とりわけ自衛隊イラク派遣実施で見られるように安全保障面の整備において、かなりの成果を収め世界各国から喝采を浴びている。 その小泉首相、4月26日、在任期間丸三年を迎え、「いろんな人々に支えてもらっているという点については運がいいと言えるかもしれないが、『こんなことは(自分が)首相の時には起こってほしくない』事件ばっかりだ」と述べられたという。 それでこそ首相たるものの醍醐味。 あとは、そう、今少し日本政治に携わり、優れた後継者を育て上げ、その道筋をつけてもらう事であろう。 |
||
| ※ | 執筆者の紹介 | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2004/klein.html | ||
-------------------------------------------------------------------- [小泉内閣の動き] |
||
| ● | 都内でIT関連技術を視察 (04/05/10) | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/05/10it.html 家電メーカーの体験型ショールームを訪れ、最新の情報家電や家庭用の燃料電池システムなどを視察 |
||
| ● | 北海道で地場産業の現場等を視察 (04/05/08) | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/05/08hokkai.html 酪農場を始め地場産業の現場などを視察した後、イラク人道復興支援に向かう陸上自衛隊部隊を激励 |
||
| ● | 都内の治安関連施設を視察 (04/04/30) | |
| http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/04/30tian.html <ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2004/04/30tian.html 府中刑務所の受刑者の更生を図るための諸施設や、東 | ||