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小泉内閣メールマガジン 第204号 ========================== 2005/09/29

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□ 目  次

らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] 
国会審議開始と「愛・地球博閉会

大臣のほんねとーく
地域全体で子どもを育てよう (厚生労働大臣 尾辻秀久)
食べることを考えよう! (農林水産大臣 岩永峯一)

特別寄稿
私の万博学校 (山田外美代)

小泉内閣の動き] 
第163回国会で所信表明演説 など

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らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
国会審議開始と「愛・地球博」閉会

小泉純一郎です。

特別国会の審議が始まりました。26日におこなった所信表明演説の中で、改めて構造改革を断行する決意を明らかにし、同じ日に、先の通常国会で否決・廃案となった郵政民営化法案を再度国会に提出しました。

政治は国民全体のものであり、一部の既得権益を守るものであってはなりません。今まで郵政民営化は「暴論」ではないかとの指摘もありましたが、今回の総選挙の結果、国民は「正論」であるとの審判を下したと思います。

私は、この国民の声を厳粛に受け止め、責任をもって郵政民営化を実現します。

小泉内閣が発足して以来、公共事業費を約4割削減するなど、すでに10兆円にのぼる歳出改革を断行しました。今後、政府系金融機関の改革、三位一体の改革、財政構造改革、国家公務員の総人件費、人員の削減などの改革を進めて、政府の規模を大胆に縮減します。

社会保障改革や防災、アスベスト対策、北朝鮮との問題、テロとの闘い、イラク人道復興支援など、内外に課題は山積です。構造改革を断行して、残された任期一年、内閣総理大臣の職責を果たすべく、全力を尽くしていきます。

先週日曜日(25日)、「愛・地球博」の閉会式に出席しました。

185日は、長いようであっという間にたってしまいましたが、当初の予想を大幅に上回る2200万人を超える方々に来ていただき、記憶に残る博覧会になりました。

私は、3年前の鍬入れ式、開会式、ジャパンデー、そして、今回の閉会式と、全部で4回訪れましたが、パビリオンを視察したのは、ほんの短い時間だけ。それでも、マンモスや地球の部屋など、とても楽しい体験でした。

連日たくさんの来場者で、暑い中、長い行列に並ばないとお目当ての展示がみられなかったことなどもあったと思いますが、海外からも大勢のお客様が来場し、世界各国の人々が参加してたくさんの催し物が行われ、皆さんそれぞれに楽しまれたと思います。

驚いたのは、185日間毎日通って、皆勤を達成された女性がおられたこと。何度も来たいと思える楽しい博覧会にしたいと願っていましたが、こんなに「愛・地球博」を見てくれた方がいたということは、どんな言葉にも勝る賛辞だと思います。今週号に早速寄稿していただきました。ありがとうご
ざいました。

開幕当初から、手作りのお弁当を持ち込むことができるようにしたり、暑さ対策に日陰になる場所をつくったりと、いろいろな問題を解決しながらの開催でしたが、期間中、大きな事故やトラブルもなく、好評のうちに閉会式を迎えることができたのも、参加した120を超える国や機関、企業、団体、市民の皆さん、そして愛知県、名古屋市を始め多くの方々のご尽力のたまものです。心からお礼申しあげます。

長久手日本館の電力は、生ゴミをつかった燃料電池発電でまかなわれていました。会場のレストランなどで使われていた食器は、みんな使った後は分解して土にかえるプラスチック製。「愛・地球博」では、ものを大切にする「もったいない」という心と科学技術の力が結びつくと大きな力を発揮することを身近な形で示しました。

「愛・地球博」をきっかけに、「もったいない」という心が世界中に広がり、人間と自然が共生する新しい社会が実現していくことを願っています。

大臣のほんねとーく
地域全体で子どもを育てよう (厚生労働大臣 尾辻秀久)

少子化アンケートに2万3千件というたくさんのご回答をいただいたことに感謝申し上げます。

皆様からお寄せいただきましたご意見、特に、結婚や出産・子育ての当事者である20歳代、30歳代の方からのご意見を拝見いたしますと、今日、子どもを生み育てていく上で直面する障壁がいかに多いかを改めて実感いたしました。その中で、今日は、地域全体で子どもを育てることの大切さについて考えてみました。

かつては、家族の規模も大きく、何事も隣近所で助け合わないと生活が成り立たないという関係の中で、子育てについても、家族や地域の中で自然と助け合ったり、子どもが大きくなっていくのを地域のみんなで喜び合ったりしていました。

しかし今日、核家族となり地域のつながりも薄れる中、子育ては孤立化し、子どもは昔に比べるととても狭い世界の中で育っているように感じます。

このような状況の中で、昔に比べて子育てが精神的に大きな負担となり、また、学ぶにしても遊ぶにしても、何事にも余計にお金がかかってしまうようになっていると感じます。少子化に対しては様々な角度からの取組が必要ですが、地域全体で一人一人の子どもを大切に育てる仕組みは欠かせないものだと考えています。

私は、以前から全国に2万3千か所ある保育所が地域の子育てのサロンになるようにと考えてきました。あるいは、全国で活動しておられる約23万人の民生委員の方々には児童委員や主任児童委員を兼ねていただいております。教育や医療、母子保健など様々な関係者も地域の子育てに関わっていらっしゃいます。

これら関係者の方々にもご協力いただき、また、親御さんの方でも子育てサークルや子育て支援NPOの活動の中で、これらの関係者や関係機関をどんどん活用していただいて、地域全体で一緒に親子の育ちを見守り支える輪を育てていっていただけないかと考えております。

たくさんの大人に囲まれて育った子どもは子育てを肯定的にとらえていて、自分が大人になったときに周囲からたくさんの援助を受けて子育てを行っている、こんな調査結果があるそうです。

地域の皆さんが全員で本当に子どもを大切にしていけば、きっと子どもたちはそれを吸収し、自分の子や孫に伝えていくだろうと思います。このような地域全体で子どもを大切に育てる仕組みを作り上げることに、私としても皆さんと一緒に精一杯取り組んでいきたいと考えています。


大臣プロフィール
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumidaijin/050921/07otuji.html

食べることを考えよう!(農林水産大臣 岩永峯一)

私は、今の日本の「食」で一番困った問題は、「食べる人」と「食べ物を作っている人」との間に距離があり「顔が見える関係」になっていないことだと考えています。

当然ですが、食べ物は突然コンビニやスーパーに並ぶわけではなく、自然の恵みや人々の営みの中で生み出されています。だから「食」を考えることは、生きること、そして、自分と世の中との関わりを考えることにつながります。

「食育」という言葉をご存知ですか。今、政府が一丸となって、「食」を見つめ直し、豊かな人間性を育むような食生活を目指す「食育」の運動を拡げています。私たちも、適正な食事の摂取量を分かりやすく示した「食事バランスガイド」を策定して、より実践的な「食育」を進めています。

また、「地産地消」という考え方も非常に大切です。これは「その土地で採れたものをその土地で食べる」という意味です。昔は極めて自然なことでしたが、現代では意識的に行わないとなかなか難しくなっています。

消費者は、土の臭いがするみずみずしい食べ物を食し、身近なところで美味しい食べ物が作られていることを実感する。生産者は、消費者に喜んでもらっていることがわかるから、「もっと良いものを作ろう」と励む。こうした好循環が生まれます。これは一種の「流通革命」です。

こうした取組を支えるためにも「誰が、どこで、どの様に作っているのか」が分かるトレーサビリティを徹底したい。どこの飲食店やスーパーでも、その食材がどこで生産されたのか一目で分かるようにしたい。そして日本の農産物の良さや安全性をわかってもらいたいと考えています。

少しでも産地と消費者の方々の距離を近づける。そのことによって生産者が農業に従事して良かったと誇りに思える農業、消費者が安心し信頼できる食料供給を実現することで我が国の食料自給率を高めていく。私は農林水産大臣として、こうした仕事に全力を傾けたいと考えています。


大臣プロフィール
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumidaijin/050921/08iwanaga.html

特別寄稿
私の万博学校 (山田外美代)
編集部注

筆者は、愛知県にお住まいの主婦で、3月25日から9月25日まで開催された「愛・地球博」に毎日通い、皆勤を達成されました。

「ユカギルマンモス」。耳慣れない名前に誘われ、万博会場に出かけた開幕日。小雪の舞う3月25日は真夏が弱い私にとって、絶好の入学式日和となりました。

185日間の全期間入場券が私の学生証。教科書をひらいて勉強するのではなく、展示物を見たり、パビリオンの方々とのお話を通して知識を得たり。
知っている限りの英語を使ってのコミュニケーションもありました。すべてが私にとって貴重な勉強で、驚き、発見の連続でした。
 
病弱で何度も手術をした私に、かかりつけの病院長が言われた「外に出てウォーキングをするといいよ」との言葉も、私の万博学校通学への後押しになりました。家から会場まで40分。起伏のある坂道を歩いて出かけたり、あるいは車で送ってもらったりの毎日でしたが、やはり、万博会場を一周できる2.6キロのグローバルループを歩くことが私を健康にし、毎日通う原動力となったのでした。

決して体が丈夫ではなかった私は会期中、やはり2度も高熱が出て、点滴をうっての入場もありました。しかし、外国館の子どもに折り紙を届けるという約束もあって入場し、「ありがとう」の言葉を言われた時、やっぱり来てよかったと思いました。約束をすることができるまでに心が通うお友達がいたからこそ毎日通学することができたと思うのです。

最終日の25日、いつものように日付のついたスタンプを押しに行った時、会場に居合わせた皆さんが一斉に拍手をしてくださいました。全期間行くことができたという達成感。無事終えられたという喜びで、泣かないつもりの私の目にも涙が溢れました。修了証書のもらえない万博学校の終わりです。

最後に会場内で応援してくださった皆さんや私を毎日見守ってくれていた家族に感謝をしたいと思います。ありがとう。


万博見学の様子
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2005/yamada.html

小泉内閣の動き


組閣後初の経済財政諮問会議 (05/09/27)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/09/27keizai.html  
所信表明に示された「政府の規模の大胆な縮減」に向け、有識者議員が
 「公務員の総人件費改革」、「市場化テスト」など当面の取組課題を提言

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首都直下地震対策大綱などの決定 (05/09/27)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/09/27bousai.html  
  中央防災会議において、経済被害120兆円など最悪の事態をもたらすとされる東京湾北部地震のケースをもとに策定された大綱を決定

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第163回国会で所信表明演説 (05/09/26)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/09/26syosin.html
郵政民営化と構造改革の加速、国民の安全と安心、世界の中の日本など各分野における所信を表明

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郵政民営化関連法案の決定 (05/09/26)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/09/26yuusei.html  
郵政民営化推進本部において、郵政民営化関連法案の内容を了承し、その後の臨時閣議で同法案を決定、直ちに国会に提出

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愛・地球博閉会式に出席 (05/09/25)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/09/25tikyuuhaku.html
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2005/09/25tikyuuhaku.html
小泉総理は「愛・地球博をきっかけとして、人間と自然が共生する新しい社会が実現することを祈念してやみません。」と挨拶





副大臣、大臣政務官の任命 (05/09/22)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/09/22fukudaijin.html





第三次小泉内閣発足 (05/09/21)
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2005/09/21sokaku.html



第60回国連総会に出席 (05/09/15)
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2005/09/15un.html


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編集後記

25日、愛・地球博が閉幕しました。台風の影響もなく、安全に、無事故で終えられたことが何より素晴らしい。社会科見学で訪れた小中学生が親御さんを引っ張ってリピーターになったという話も聞きます。子ども達や若者が万博から何を受け取ったか。日本の未来にとって大事なことだと思います。

明日30日でクールビズが終ります。6月から8月のクールビズによって削減された電力は2億1千万キロワット時(試算)。約72万世帯(岡山県や群馬県くらいの規模)の1カ月分の消費電力に相当するそうです。クールビズは一度経験するとやめられません。日本の生活文化にしっかり根付いて欲しいものです。
(せいけん)
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ご意見、ご感想
今週号の感想はこちらから (10月2日まで)
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小泉内閣メールマガジン]

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総編集長:
編集長:
発  行:

内閣総理大臣   小泉純一郎
内閣官房副長官 杉浦正健
  内閣官房内閣広報室
  (〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)


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小泉内閣メールマガジン 第203号 ========================== 2005/09/22
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□ 目  次

らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] 
第三次小泉内閣発足

大臣のほんねとーく
少子化アンケートを読んで 
(青少年育成及び少子化対策担当大臣 南野知惠子)

特別寄稿
人口減少社会と国勢調査 (総務大臣 麻生太郎)

小泉内閣の動き] 
第三次小泉内閣発足特集 など

キーワード解説
子ども・子育て応援プラン

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らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
第三次小泉内閣発足

小泉純一郎です。

昨日(21日)開かれた特別国会での首班指名を受けて、三たび、内閣総理大臣の重責を担うこととなりました。直ちに、全閣僚を再任し、第三次小泉内閣を発足させました。「引き続き改革を進めよ」という国民の皆さんの声を厳粛に受け止め、構造改革を止めることなく、しっかりとした軌道にのせて行きたいと思います。

私は、まず、先の通常国会で否決され廃案となった郵政民営化法案を再度国会に提出し、これを成立させていきます。

そして、「民間にできることは民間に」「地方にできることは地方に」という方針に立って、政府系金融機関の改革の問題、補助金、税源、地方交付税の改革のいわゆる「三位一体の改革」、そして国家公務員の総人件費や人員の削減の問題に取り組んでまいります。この年末にある来年度の予算編成は、小泉内閣にとって最後になる大事な予算編成です。「改革なくして成長なし」という考え方がはっきりと数字でわかるように、財政出動にたよることなく経済を活性化させるという改革路線を後もどりさせない方向を明らかにするような予算編成にしていかなければならないと思っています。

外交面でも、課題は山積しています。テロとの闘い、イラクへの人道・復興支援、北朝鮮との問題など重要な外交問題に引き続き全力を尽くしてまいります。

私は、先日の国連総会で、貧困に苦しむ人々に手をさしのべる「優しい国連」、テロと闘い平和を築く「強い国連」、多くの困難な課題に「効率的に機能する国連」が必要だと訴えました。これからも世界各国と協力して安全保障理事会の改革を含めた国連改革を進めていく考えです。

改革に終わりはありません。私に残された任期はあと一年ですが、改革を止めることなく、これからも総理大臣の職務をしっかりと務めていきたいと思います。

引き続き、メルマガ読者の皆さんからのご意見や応援をお願いします。

大臣のほんねとーく
少子化アンケートを読んで
(青少年育成及び少子化対策担当大臣 南野知惠子)

少子化をテーマにしたアンケート調査に、2万3千件もの回答をいただきました。予想以上の回答数に、少子化問題に対する関心の高さをあらためて感じています。

日頃から、少子化問題は私たち社会に生きる人々それぞれに密接に関わる問題と考えておりますが、今回、10代から70代以上までの実に幅広い層の方々からご回答をいただけたのは、うれしい限りです。

また、この中で、政策のアイディアなど日頃考えていることをお聞きしましたところ、1万6千件ものご提言が寄せられました。

使いやすい保育サービスの充実、児童手当の拡充や子どもの医療費・教育費負担の軽減、育てた子どもの数に応じた年金の優遇、不妊治療への助成拡大、産婦人科・小児科医師や助産師・看護師の確保や地域の医療機関などの相互連携、24時間体制の地域医療の推進、男性の育児休業の義務化、子育てへのシルバーパワーの活用、子どもと触れ合う機会の充実など。

実生活を基にした具体的なアイディアやご意見をたくさんいただき、なるほど、なるほどと、うなずきながら読ませていただきました。

これから政府では、関係閣僚と有識者による検討委員会を設けて、「少子化社会対策大綱」や「子ども・子育て応援プラン」のフォローアップを行うとともに、多様な地域の子育て支援や経済的支援策など、「応援プラン」の中に掲げられた課題について検討を始めます。今回のアンケート結果をこうした検討の際にも資料として活用しながら、ぜひ皆様方のご期待に応えていきたいと思っております。

さて現在、昨年に引き続き2冊目となる『少子化社会白書』を作成中です。
平成17年版では新たに、白書の表紙や本文中の挿絵にする赤ちゃんの写真を公募することにしました。笑っている子、泣いている子、怒っている子、一人一人の赤ちゃんの元気と未来を応援する白書にしたいと思っております。
おうちに、また身近に赤ちゃんのいらっしゃる皆様、どうぞ奮ってご応募ください。

最後になりましたが、このたびは、大勢の方々にアンケートにお答えいただき、ほんとうにありがとうございました。


内閣府ホームページ (「赤ちゃんの写真」の募集について)
http://www8.cao.go.jp/shoushi/photo/baby_photo.html


大臣プロフィール
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumidaijin/050921/03noono.html

特別寄稿
人口減少社会と国勢調査 (総務大臣 麻生太郎)

先月、今年1〜6月の出生数が死亡数を下回り、人口が約3万人減少したという発表がありました。人口の増加が当然のように考えられていた時代が終わり、日本は「人口減少社会」に向かいつつあります。

人口減少をもたらしている主な原因は「少子化」です。国勢調査結果などによりますと、日本の子ども(15歳未満)が総人口に占める割合は、昭和20年代には30%以上ありましたが、最近では14%程度まで縮小しています。これは欧米各国と比べても最も低い水準です。

「人口が減少すれば、人口過密が解消されたり、受験競争が緩和されていいじゃないか。」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、やはり人口の減少によって社会や経済の活力が低下したり、社会保障制度が影響を受けたりと、様々な点が心配されます。

古代ローマにおいてさえも、人口減少が問題となり、独身者に課税したり、子どもが多い者を優先的に公職に登用したりして結婚と出産を奨励したそうです。

古代ローマの話はともかく、少子化への対策としては、現在、経済的な援助を含む、「子どもを生み育てる環境整備」などが主に考えられていますが、さらに、これからは国民的な議論を経て、多くの人が子どもを生み育てていこうという社会の雰囲気を創っていくことが重要ではないでしょうか。

今後の人口減少社会について、議論を進めていくためには、実態を的確に把握しておく必要があります。その意味で今年の10月1日に行われる国勢調査には色々な期待があります。

国勢調査は日本に住むすべての人を対象に5年ごとに行われる調査で、日本の人口・世帯の実態を明らかにします。日本の将来を考えていく上で重要な国勢調査への国民の皆様のご協力をよろしくお願いします。


厚生労働省ホームページ (人口動態統計速報(平成17年6月分))
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/sokuhou/m2005/06.html


大臣プロフィール
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumidaijin/050921/02asou.html

小泉内閣の動き
第三次小泉内閣発足特集 (05/09/21)


小泉総理の動き
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/09/21sokaku.html


小泉内閣総理大臣記者会見
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2005/09/21press.html


閣僚名簿
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumidaijin/050921/index.html


内閣総理大臣談話
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2005/09/21danwa.html


第60回国連総会に出席 (05/09/15)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/09/15un.html
特別首脳会合で「言葉から行動へ」と題して演説を行い、安保理改革への決意を表明

キーワード解説
子ども・子育て応援プラン

今回は、政府が推進する少子化対策の要である「子ども・子育て応援プラン」について紹介します。

「子ども・子育て応援プラン」は次の4つの重点課題を掲げています。
 (1)若者の自立とたくましい子どもの育ち
 (2)仕事と家庭の両立支援と働き方の見直し
 (3)生命の大切さ、家庭の役割等についての理解
 (4)子育ての新たな支え合いと連帯

上記の柱ごとに平成21年度までの5年間に講じる具体的な施策内容と目標を設定しています。

例えば、「若者の自立とたくましい子どもの育ち」については、職業経験が十分でない若年者を対象に3カ月間の試行雇用を活用し、常用雇用につなげる(平成18年度までに常用雇用移行率80%)、全国の小・中・高等学校において、農山漁村での長期集団宿泊などの体験活動を行うこととしています。

「仕事と家庭の両立支援と働き方の見直し」については、育児休業制度の整備を指導したり(平成21年度までに100%)、妊娠・出産などを理由とした不利益な取扱いに対し行政指導の徹底や法的整備を検討することとしています。

「生命の大切さ、家庭の役割等についての理解」については、すべての保育所、児童館、保健センターにおいて中・高校生が乳幼児とふれあう機会を提供したり、全国の中・高等学校において子育て理解教育を推進することとしています。

「子育ての新たな支え合いと連帯」については、保育所受入れ児童数の拡大(平成21年度までに215万人)、不妊治療費用の一部負担の実施(平成21年度までに全都道府県・指定都市・中核都市)や、周産期医療・成育医療に関するネットワークの構築などを行います。

こうした120項目を超える具体的な施策によって実現する10年後の「目指すべき社会の姿」を明示しています。本プランについては、関係閣僚と有識者による会議を開催し、フォローアップしていくこととなっています。



内閣府ホームページ
(少子化社会対策大綱に基づく重点施策の具体的実施計画について)
http://www8.cao.go.jp/shoushi/kodomoplan/p-mokuji.html


首相官邸ホームページ (少子化対策)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/syousi/syousika.html

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編集後記

21日、第三次小泉内閣が発足しました。再び官房副長官を拝命し、引き続き本メルマガの編集長を担当することとなりました。どうぞよろしくお願いします。先週号は久しぶりのメルマガということで、皆さんの反応が少々気になりましたが、選挙の直後ということもあってか、約3000件もの読者感想を頂戴しました。このひと月、読者も日を追うごとに増えています。
ありがたいことです。

19日、北京で行われていた六者会合において、朝鮮半島の非核化へ向けて達成すべき最終的な目標を示す共同声明に合意ができました。日朝国交正常化も六者会合の場で達成されるべき課題として明確に位置づけられました。
これは、この地域の平和と安全保障にとって画期的な意義を有する成果だと思います。ただ、これは始まりに過ぎません。今後、政府としては、関係各国と緊密に協調しながら、精一杯努力してまいります。
(せいけん)
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ご意見、ご感想
今週号の感想はこちらから (9月25日まで)
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先週号の結果はこちらから (9月28日まで)
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総編集長:
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発  行:

内閣総理大臣   小泉純一郎
内閣官房副長官 杉浦正健
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小泉内閣メールマガジン 第202号 ========================== 2005/09/15
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□ 目  次

らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] 
国民の皆さんとともに郵政民営化を実現します

特別企画
ご意見満載(少子化)

小泉内閣の動き] 
総合防災訓練に参加 など

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らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
国民の皆さんとともに郵政民営化を実現します

小泉純一郎です。

9月11日の衆議院選挙で、自民党が296議席、公明党と合わせた与党全体で327議席、目標の過半数を超える議席を獲得することができました。

今回の総選挙でこれだけ多くの議席を獲得することができたのは、「郵政民営化は必要だ」「構造改革は進めなければならない」という国民の皆さんの強い思いのあらわれだと思います。大変力強い、そして大きなご支持をいただき、本当にありがとうございます。

「公務員を減らしなさい」「行財政改革を断行しなさい」「民間にできることは民間に」ということには賛成しながら、なぜ郵政三事業だけは民営化してはいけないのか。なぜ郵政三事業は約38万人の公務員が運営しなくてはならないのか。

郵政民営化の問題は、まさに「総論賛成、各論反対」の典型です。先月、国会は、「郵政民営化は必要ない」という結論を下しました。しかし、私は国民が本当に郵政民営化は必要ないと思っているのか、直接皆さんに聞いてみたいと思って、衆議院の解散を断行しました。

今回の総選挙で示された「郵政民営化は必要だ」という国民の皆さんの声によって、ようやく改革の各論に踏み込んで、この郵政民営化を実現することができるようになりました。

皆さんのご支持を小泉内閣の力に変えて、できるだけ早く郵政民営化法案を成立させ、国民の皆さんとともに郵政民営化を進めていく決意です。

郵政民営化は、「簡素で効率的な政府」をつくるための行財政改革、「経済を活性化」するための経済改革、そして「一部の利益ではなく国民全体のことを考える」政治構造の改革につながる「改革の本丸」です。民営化実現を通じて、改革を止めることなく、社会の全ての分野の構造改革を加速してまいります。

先週、九州、四国地方に記録的な大雨を降らせた台風14号は、各地に土砂災害を引き起こし、甚大な被害をもたらしました。アメリカではハリケーン・カトリーナが猛威をふるい、ニューオーリンズ市の8割が水没し、今なお被災者の捜索が続くなど、未曾有の大災害になりました。

「災害は忘れた頃にやってくる」という言葉がありますが、いつ災害が起きてもおかしくないという心構えで防災対策を進め、災害に強い国づくりを目指します。

 今日は、国連総会に出席するため、ニューヨークに向けて出発します。しばらくお休みしていたメルマガも今週から再開。また皆さんと対話できることを楽しみにしています。

特別企画
ご意見満載(少子化)
少子化アンケート(7月実施)に寄せられた1万6千件を超えるご意見の中から、少子化対策のアイディアや要望など約200件を選ばせていただきました。誌面では代表的なものを約20件ご紹介します。その他については、以下のページをご覧ください。


少子化対策のアイディアなど
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2005/0915a.html

保育サービスの充実
老人が増えているとはいっても、まだまだ元気な老人もいるはず。老人ホームと託児所を一緒にして育児を手伝って貰うんです。昔は何世代も一緒に生活したんですから。民間で施設を作って国は経済の援助をして支援して欲しいですね。出来るならやってみたいです。(40代 女性 子ども3人以上)

[職場内託児所の設置を促進する]に対して非常に有効的と考えます。一部の大手企業なら容易にできるでしょうが、中小零細企業では、ここまでのサービス(設備)は不可能と思われます。そこで、中小零細企業の職場内託児所の設置は、その地域(エリアは様々)で各会社(複数の近隣会社)が、一つの託児所を設け(1社あたり安く建設できる・空き家があれば、尚良い)、各会社の社員は、その会社が出資した託児所に子供をあずけ、仕事に励みます。(40代 男性 子ども1〜2人)

経済的支援の充実
子育てに必要な経済的な負担を減らすため、その費用は全国民が等しく負担すべきと思います。経済的な理由で子供がほしくても我慢している夫婦もあるでしょうし、結婚しない単身者であっても次の世代の育成に貢献できるようにすべきです。財源を確保するには増税しかないかもしれませんが、理由が正当なもので、政府が誠意を持って説明すれば、国民は納得すると信じます。(30代 男性 子ども0人)

出産育児専念のために要した年数は出産しないで会社勤務して得た厚生年金受給資格者と同等又はそれ以上の優遇措置を与えるべきだと思います。従って出産した子供の人数に応じて特別支給の年金を考慮したらどうかと思います。又配偶者である夫の意識改革及びその会社の側面支援等社会全体が子供は国の宝だという認識のもと皆で支えてあげればと思います。(60代 女性 子ども1〜2人)

働き方の見直し
私のまわりでは年齢的にまだこどもを生んで育てている人はあまりいません(20歳)。しかし友達同士で将来の会話になった際には必ずこどもを産むかという話題になります。そのときに「仕事をたくさんしたいからこどもはいらない」という意見は多いです。今は女性もバリバリ仕事をしたいという人が増えているのを肌で感じます。少子化の根本的原因は少なからずそこにもあると思います。なので全ての企業が育児体制を整備して環境を万全にする。そうなるような働き掛けを国が責任を持って行い、企業に義務づけてやっていけば少しはよくなるのではと思います。(20代 女性 子ども0
人)

保育所の時間延長、夜間保育などの施策を進めるのでなく、昼間の保育だけですむような、両親の労働時間を短縮するような施策を望みます。親と子が家庭で一緒に夕食を楽しみ、子に十分な睡眠を与えられる社会を望みます。
(40代 男性 子ども1〜2人)

育児休業を女性の出産休業と同じく、男女にかかわらず一年間とらせる。
この育児休業を、雇用者に義務付け、法律によって制度化する。同時に育児休業を与えた雇用者に対し、税法上の減免措置を行う。このことで、一方ではワークシェアリングの形になって、雇用の拡大にもつながるのではないか。(70代以上 男性 子ども1〜2人)

男女共同参画の推進
(1)まずはトップから!会社社長、役員レベルの男性がどんどん育児休暇をとっているのをみれば部下は従わざるを得ないと思います。(2)育児休暇も一日休むとなると、「会社においていかれる」と不安でしょうがないと思います。だから取れないんです。なので、午後から出勤とか、3時から夜9時まで出勤とか、とにかく一度は会社に顔を出せれば安心できると思います。だから、育児休暇のとり方にもっと焦点をあて、そこに柔軟性をもたせるとよいのではないかと思います。(20代 女性 子ども0人)

現在妊娠5ヶ月目で夫婦2人で暮らしていますが、主人の帰りが普通で9時なので(定時は5時40分)出産したら赤ちゃんの入浴や食事などを全部1人でしないといけないかと思うと不安です。会社で育児休暇をとった男の人もいないみたいだし、定時にも帰れないし、会社が育児に全く協力的でないと思います。全部女性に押し付けないで夫婦で育児が出来ればいいと思います。(20代 女性 子ども0人)

子育てで一旦離職しても、再度働ける環境の構築、受入制度の整備があれば安心して子育てができると考えています。(40代 男性 子ども1〜2人)

子どもの育つ生活環境づくり
モラルが低下し、青少年犯罪が増え、子供を生み、育てる事に不安を感じる女性が多いと思います。(かつて私もそうでした。)個々の問題ではあるけれど、犯罪に対する法の強化は安心して子供が生める気持ちにもなれるので必要性を感じています。モラルを守って生活している人間にとっては不自由さを感じますが、現状では仕方がないと思います。(30代 女性 子ども1〜2人)

安心して子供を育てることができるよう、また、出産の平均が2人以上になるよう、2人目からの児童手当ての金額をバンっと上げてみるのもいいと思います。子連れでもOKな、子育てをしている人達の癒しの場所が多くなれば、あまり負担に感じないと思います。例えば、託児所付きの美容室、病院、マッサージ、デパート、市役所など。用事があるのに子供に振り回され、結局用事が終わらなかったなどという事も無くなり、子育てを楽しみながら生活できると思います。(30代 女性 子ども1〜2人)

親子が住むには、家の間取りがそれなりになければなりません。しかし、都市部の賃貸住宅では、家主側の採算の問題もあり、ワンルームタイプの住居が大多数です。持ち家は広いものの、誰にでも買えるものではありません。
夫婦子供4人が安価に住める賃貸住宅が必要だと思います。(40代 男性 子ども1〜2人)

母子保健、不妊治療への助成
不妊治療の保険適用、専門病院を増やしてください。助成制度はいい考えですが足りません。1回の体外受精は30〜40万かかるし1度で妊娠するとは限りません。制度を利用し妊娠できても2人目が欲しくても制度は受けられません。治療をしないと授からない人には1人っ子でいいと言ってるようなものです。産みたいと思う女性が減っているといいますが、一度不妊専門病院を訪れてみてください。産まないのではなくできないのです。無駄な公共事業や不正に税金を使わず保険適用に使ってください。(20代 女性 子ども0人)

小・中学生を持つ母です。同じ職場に20年勤務しています。産前・産後の休暇は2ヶ月で仕事に復帰しましたが、やはり子育てをしながらのフルタイム勤務は大変でした。例えば、3ヶ月検診、予防接種など平日に行われます。いちいち勤務先に休暇願いも出しにくいため、苦慮しました。そういう細かいところ1つ1つが負担になります。せめて、行政が行う検診等を休日にしていただけると良かったのかなぁと思ってます。(30代 女性 子ども1〜2人)

昨年40才で初産しました。結婚が遅かったせいも有りますが中々子供が出来ず、フルタイムで仕事をしながら不妊治療をし、人工授精7回目にようやく妊娠しました。治療費も高く大変でした。“生まないと決めている人”の思考改善も必要でしょうが、生みたくても生めない人にも精神面金銭面で補助が欲しいです。(40代 女性 子ども1〜2人)

親となるべき若者の自立支援
就職浪人が出ないよう若者がもっと楽に職につけ働き甲斐のある場を設けてやる。働く所がないからフリーターになり職が安定しない。だから結婚もできない。男女お互いが不安になり婚期が遅れ子供を生む数が減ってしまうのである。子供を生んでも将来が不安な世の中では、一人でよいと言うことになると思う。正規社員と派遣社員(フリーター等)の賃金差がありすぎる。
これ又婚期を遅らせるひとつの原因だと思います。やっぱり職場の中も若者で活気ある職場にすることだとおもいます。(50代 男性 子ども1〜2人)

子育ての大切さの教育、啓発
私は子供が苦手だったので「子供は産まない」と結婚してからもずっと思っていました。でもそれは子供が苦手なのではなく、子供とどう接して良いのかわからなかっただけだったんだと、出産してから思いました。学校での勉強の中で、赤ちゃんや小さい子供と接する機会が何度もあれば、出産や育児に対する考え方は変わっていくと思います。子供がいる生活が素敵なものだとわかれば、出産し育てたいと思う人も増えると思います。子供が欲しいと思っても授からない人の為に不妊治療についても、もっと支援して欲しいです。(20代 女性 子ども1〜2人)

10代から20代の学生に、小さな子供、育児中の親などとふれあい、結婚や育児を身近に考える機会を持たせることも役に立つと思います。中学生や高校生が、保育園や幼稚園、学童保育などでボランティアをするとか、高校生や大学生に、「少子化対策」の政策論文を書かせたり、担当課で実習の機会を与えたり、ということを自治体が主体となって、学校と協力して行えないでしょうか。子育て世代、子育てが終わる世代、もっと上の高齢者などともふれあい、社会の問題や共存して生きていく自分の将来像を考える機会を持てればもっと良いと思います。(30代 女性 子ども1〜2人)

子育てに対する悪いイメージが先行しているように思います。子育ては決して楽なものではないですが、子供がいることによって充実感のような、言葉・金額では表せないものが得られました。また、子供は夢・希望の固まりだと思っています。つまり、少子化=少夢化・少希望化と言うことになると思います。みんなが夢・希望を抱き、大いに語り合えるような社会になって欲しい、作っていきたいと思います。(30代 男性 子ども1〜2人)

その他
社会人になると、健全な出会いの場というのは少なくなってくるので、独身も30歳も近くなってくると、友達付き合いのほかは、結婚相談所などに頼らなくてはいけなくなってくる人もいると思う。なので、やはり、出会いの場があることが大切になってくると思う。公共のきれいな施設を使って年の差6歳くらいまでの出会いの交流会や、何かをキーパーソン、キーワードに、パーティーなどをひらく。もしくは同窓会をひらく学校のために施設の割引など、そういったことがあると良いと思います。(20代 女性 子ども0人)

お隣さんと助け合って…という時代でなくなってしまい、子育て支援の制度(相談窓口や一時預かりなど)も整備されつつありますが、地元の自治体にどんな制度があるのか、実は妊娠や出産をして初めて知る場合が大変多いです。何らかの不安や心配があり子供をもうける事をためらっている人に行政のサポート体制をもっとアピールして、子育てを前向きに考えてもらえるような取り組みが必要な気がします。(30代 女性 子ども1〜2人)

『結婚=親と別居』が当たり前になっている。同居世帯になれば子育てしやすいし複数の子を持つ親も増えると思う。『同居手当て』みたいなものを考えたらどうでしょうか。(40代 男性 子ども0人)

子育ては大変なことではある。でもこどもにとってかけがえのない幼児期を親とすごすことは大切である。子育ての重荷を長時間保育などで、だれかに肩がわりさせて親の負担の軽減をするというような支援は結果的にはあまりよくないのではと感じる。子育ては、親育ての場でもある。大変な中にもこんな喜びがあるんだということを若い親に気づかせてあげるようなサポート、地域の中で安心して相談できる子育てアドバイザーをおくなどが大切ではないか。(40代 女性 子ども0人)

小泉内閣の動き


科学技術と人類の未来に関する国際フォーラムに出席 (05/09/11)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/09/11forum.html
基調講演に立った小泉総理は「環境保護と経済発展は両立できるのです。
これを両立させる鍵は科学技術にあるのです。」と強調



日本・タイ首脳会談 (05/09/01)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/09/01thai.html
タクシン・シナワット首相と会談、日タイ経済連携協定の主要点について大筋で合意したことを共同記者発表



総合防災訓練に参加 (05/09/01)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/09/01bousai.html
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2005/09/01bousai.html
官邸で首都直下型地震を想定した訓練を実施した後、千葉市蘇我スポーツセンター公園予定地で八都県市による訓練を視察

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編集後記


11日、衆議院選挙が行われました。国民の皆さんに「小泉内閣でもっと大胆に改革を進めよ!」と強く背中を押していただいたと受け止めています。
責任重大です。

3週間ぶりのメルマガは3度目の「読者ご意見満載号」。今後の少子化施策に反映していきます。本当にたくさんのご意見ありがとうございました。
これからも改革のひとつひとつをわかりやすくお伝えするとともに、皆さんの生の声を官邸に届けるというメルマガの役割をしっかりと果たしてまいります。
(せいけん)
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ご意見、ご感想
今週号の感想はこちらから(9月19日まで)
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内閣官房副長官 杉浦正健
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小泉内閣メールマガジン 第201号 =================== 2005/08/25-09/08
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□ 目  次

らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] 
郵政民営化は改革の本丸

特別企画
メルマガ200号企画 メルマガ官邸座談会」(後編)

小泉内閣の動き] 
全国戦没者追悼式 など

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らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
郵政民営化は改革の本丸

小泉純一郎です。

夏休みももうすぐ終わり。皆さんはどう過ごされましたか?お盆休みに帰省した方、旅行にでかけた方、休み中も勉強に励んだ方、それぞれの夏をお過ごしのことと思います。

私は、8月8日に衆議院を解散して以来、「郵政民営化」に再挑戦するために、夏休み返上で頑張っています。

「公務員を減らしなさい」、皆さん賛成でしょう。
「行財政改革を断行しなさい」、これも皆さん賛成でしょう。
「民間にできることは民間に」、みんな賛成だと思います。
それなのに、なぜ郵政民営化だけは反対するのか。なぜ郵便局だけは公務員でなければできないのか、民間人ではいけないと言うのか。私は不思議でなりません。

郵便局で働いている正規の国家公務員約26万人、1日数時間働く短時間公務員約12万人を加えると約38万人の公務員でなくては本当にこの郵便局は運営できないのでしょうか、サービスは展開できないのでしょうか。

私はそうは思いません。

郵政民営化に反対する勢力は、約26万人の郵政公務員の既得権益を守ろうとしているのではないですか。国家公務員の身分を維持しようとしているのではないですか。

民間人に任せれば、今よりももっとよい商品やサービスを提供してくれると思います。宅配サービスを思い出してください。暑い夏の最中にアイスクリームや新鮮な魚介類を全国に配達できるようにしたり、夜間配達サービスを最初に始めたのは役所ではありません。民間の事業者だったのです。

民間に任せても、郵便局のネットワークは、地方においても過疎地でも維持します。民営化すれば法人税も固定資産税も納税されます。民営化会社の株式を将来売却すれば、その売却益は国の収入として入ってきます。ですから、財政再建にも寄与します。

郵政民営化は行政の構造改革であり、財政の構造改革であり、経済の構造改革であり、金融の構造改革であり、そして何よりも政治の構造改革なのです。だから郵政民営化は「改革の本丸」なのです。

政治家が支援者の声に耳を傾けるのは当然です。しかし、一部の特定の既得権益だけを守るための政治家であってはならないと思います。国民全体の利益を考えるのが政治家です。わずか数十万人の公務員の既得権益を守るために、1億2千万人の利益を損なってはいけません。

今回、ようやく「政治を変えなければいけない」「経済を回復させなければいけない」「国民の資金を有効に活用しなければいけない」ということから、初めて郵政民営化が最大の争点になったのです。

税金を有効に使っていく、役所の仕事をできるだけ民間に開放する、簡素で効率的な政府をつくる、経済を活性化する、そして将来の税負担を軽減するため、私は郵政民営化に再度挑戦したいと思います。

特別企画
メルマガ200号企画メルマガ官邸座談会」(後編)
佐藤さんと読者のやりとり
読者(神奈川県・70代・男性)
自衛隊や日本に対する宗教指導者などの信頼度というのをどこで感じられ
たのでしょうか。
佐藤
宗教指導者の方には、大体二週間に1回ぐらいはお会いして、イラクの将来について、あるいは我々の自衛隊、外務省の活動の様子、それに対する彼らの意見とかをいろいろ話しております。

彼らの信頼の表し方で印象的だったのは、ナジャフというシーア派の一番の聖地に対して我々の活動、どういう形で現地の方に溶け込んで、どういう形で現地の人のためを思ってやっているかを発信してくれたことです。

ナジャフとかカルバラなどシーア派の人たちに影響力が大きい地域に対して発信してもらうのは、多分危機管理の面では一番いいわけです。我々が活動を説明するためにつくったリーフレットとか、チラシとか、新聞をどんどん発信してくれたのは非常にありがたかったです。

もう一つは、ムサンナ県しか効力はないんですけれども、サマーワにいた宗教家が宗教令、ファトワというのを出して、日本の外務省はこういう活動をやっているので、みんなで協力して再建しましょうと呼びかけてくれたことです。非常にありがたいなと思いました。

私たちが帰る直前には、「陸上自衛隊はサマーワの人々の心に到達した、みんなで感謝しましょう」という言葉を言ってくれました。最初は失敗の連続でしたけれども、最後にそういう関係になったというのは非常にうれしいなと感動しました。みんなで本当にどういう支援が一番いいのだと、現地に合うようにつくり変えていくということが、彼らの期待に応えることだという思いでいろいろやっておりました。
読者(北海道・30代・女性)
夫の酪農業を手伝いながら、国際緊急援助隊の看護師として、今年の初めインドネシアのスマトラ島のバンダ・アチェに行っておりました。佐藤隊長さんは、小さいときから今のような仕事に就こうと思って頑張ってきたのか、もっと違う夢があったのか。今後、自分はこうありたいというような夢、目標があったら聞かせていただきたいと思います。
佐藤
小さいときから自衛官を目指しているわけはなくて、私も農家の息子で、兼業農家ですけれども、自分も将来こういう感じになるのかなというのが小さいころのぼんやりとしたイメージ。途中から物理関係の仕事ができたらいいなと思って、ある大学に受かったんですけれども、家の方が結構貧乏になりまして、そのときにたまたま近くに自衛隊の募集の方がいたので、模擬試験代わりに防衛大学を受けてみないかと言われて受けたらたまたま通ったと。
一般大学だと下宿しないといけない、学費も大変だということで防衛大学校を選んだと。その延長線上に今いるんです。

将来のビジョンというとまだ確たるものはありませんが、ただ、与えられている仕事はしっかりやりたい。自衛隊では部署によってやることがみんな変わります。2年ぐらいで仕事が変わりますので、そこでいろんなことをやろうと思っております。大事なことは、本当に相手の立場になって、相手の目線になってものを考えるということ。イラクでは、イラクの人がどういう目で我々を見ているのか、どういうものが本当に必要なのかと、虫の目になって、現地でいろいろ聞いて、神は現場に宿るという言葉もありますけれども、そういう目でやろうと。今も、京都の福知山というところで防衛警備をやっているんですけれども、京都府民の目線に立ってどういうことをやろうか、という風に思っています。

自衛隊を辞めた後については、まだ決めてはいないんですけれども、できれば若者を教育するような仕事に就ければいいなと思っています。イラクに行って一番感じたのは、「信頼と安全」は自らの頭を使ってつくるものだということ。汗もかくけれども知恵も出さないと信頼というものは生まれませんし、全員を無事日本に連れて帰ってくるということもできない。

逆に、今の日本ほど平和で安全で繁栄を謳歌している国民はいないかもしれないことに、多くの自衛官がイラクに行って気が付きました。でも、今の日本をつくったのは我々ばかりじゃないんです。団塊世代以上の先輩がいっぱいつくってくれたわけです。そういうものを、成田空港に降りてきたときに「ああ帰ってきてよかった」とほっとする日本を残しておきたい。

そのために、若者に日本人のいいところをどんどん伝え、教育しながら新しいものを更に付加して、縄文人の時代から日本の自然とか文化によってずっと受け継がれてきたものを残す教育みたいなところに携わることができたらと思っています。

粕谷さんと読者のやりとり
読者(北海道・50代・女性)
主婦業と会社経営の両立の秘訣を是非教えていただきたいと思います。
粕谷
家庭を運営していくというときに、だんなさんが働いて奥さんが家事をして支えるという形もあれば、私のように主人はもうリタイアしているので、手が空いているから家事をやってくれるという形もあって、私はそれはそれですごくありがたい状況だと思っているんです。

だんなさんが働いていらして、奥さんが家事を全部しなければいけなくて、仕事もしたいというと、とても厳しいですね。でも、それはそれなりの覚悟ができて、ご自分にそういう体力があればできると思うんです。

私の場合は、主人は70過ぎで、「男は厨房に入らない」というような、お湯もわかしたことがないような人だったんですが、いつの間にかちゃんと家事をやってくれている。全部おんぶにだっこで何もしないというのは、やはりどうかなとは思います。できる範囲で協力して、仕事もちゃんとやっていければ、相手との気持ちの寄り合いというか、それぞれの家庭のいろんなタイプがあっていいんじゃないかなと思うんです。
再度読者
私の場合は母子家庭で、自分に自信がないんですけれども、先ほどまず一歩を踏み出すということを、粕谷様も教えてくださったので、頑張ってやってみようかと思います。
粕谷
不安に思って躊躇(ちゅうちょ)するよりも、一歩踏み出して失敗した方がずっといいと思うんです。その失敗というのは、人生を失敗することではなくて、いっぱい学ぶことがあると思うんです。

また違う一歩を踏み出せばいいわけで、そうやって人間って、人間力がだんだんと上がってくるんではないかと思うんです。失敗しないように準備は必要かもしれませんけれども、失敗するということは、自分がまた一段上がれるチャンスだというふうに考えられた方がいいんじゃないかと思います。
読者(神奈川県・40代・女性)
ニートなどの社会問題がありますけれども、若者たちが意欲や夢を持って前向きに一歩踏み出すような何かアドバイスをいただけたらと思います。
粕谷
ニートの人というのはよくわからないんですけれども、やはり親からの育てられ方じゃないかなと思うんです。子どもというのは、社会からの預かりものですので、社会の役に立つ構成員になれるようにきちんと育てるのが、親としての最大の務めだと思っているんです。

私は子どもに対して、ああしなさい、こうしなさいと言うのではなくて、私はこう思うけれども、あなたはどう思うのと、自分で何でも、自分で選択していくのよという形でずっと育てたんです。親の期待に沿わない答えを出したとしても、子どもは子どもの人生であって、決して親の所有物でも何でもないし、親の望む生き方ではなくて、望む人生を自分で選んで、自分で歩んでいくのが子どもの人生だと思っているんです。

そういう育て方をして、私自身が正直に言って、若いとき本当に死にたいと思うほど苦労したこともありましたし、本当に目の前真っ暗で、もう万事休すかなと思ったことが2回ほどあるんです。でもそれに対して、私は何とかしてそこから出ようと、それを克服しようと必死で生きてきたんです。子どもたちはそれを見ていますから、何か私を超える、私なんかとても小さな存在ですが、私よりずっといい人間に育ったんです。

親が真剣に生きるということが、今、もしかしたら足りないのかなと。すごく恵まれた環境に育ってしまったために、子どもには何でも与えられるし、厳しくされないでみんなが育ってしまうから、そういうふうになってしまうのかなと思います。失敗を恐れるとか、人から嫌われたくないから何も行動しないとか、そういうことなのかなと思ったりするんです。親自身が真剣に生きていれば、子どもはすごくやさしい、ちゃんとした人間に育つんではないかなと。私はいっぱい苦労したことに、今になってすごく感謝しているんです。

深澤さんと読者のやりとり
読者(埼玉県・50代・男性)
私は、公立小学校の教頭をしています。一見して虐待であるとわかるようなケースに出会うことは余りありません。ただ、通報があったり、何か夜中に怒られていたみたいだよというお話が来たり、外に長時間出されていたとか、そういう話は聞くんです。けれども、お母さん方に会うと、お父さんもそうなんですけれど、なかなか自分が虐待をやっていると認めていただけないことがあります。学校教員が保護者とどう対応すればいいのかというご示唆をいただければ、大変ありがたいと思います。
深澤
しつけの延長線上に起こる虐待は、結構多くございます。私が親御さんとの対応で、一番先にしなければならなかったことは、私自身を知るということでした。状況によると、私もその親御さんと同じように、虐待の加害者になる可能性があるということを自分が認識するということです。

私も、子どもは親の従属物というような考え方の中で育ってきた節がございます。こうしつけたいというときに、そこにやや支配的な、主従関係の暴力性みたいなものが、私の中に存在してしまう。そのことを自覚すること、ここからまず始まりました。虐待してしまう親もその親の養育価値観ですとか、しつけの方法を引き継いでいて、人から見ると絶対あれは虐待だと判断されるようなことでも、当事者にしてみるとそれがしつけであり、やっかいなことには「愛のむち」というようにすり替えられていたりすることが多くございます。

親と、自分にも暴力性が存在するという共感関係の上に立って、これは虐待なのだということ、子どもの成長と発達に悪影響を及ぼしているということを、正しく伝えていくということだと思うんです。子育ての困難性というものを親と共感し、そしてそのことを地道に伝えていくという努力が必要なのではないかと考えています。はがゆいですが、それでも努力をしておりますと、子どもと親との関係に少しずつ変化が見えてくる。こういうことは、確かに私の体験するところでございます。

ただ、親御さんの中には、アルコール依存とか、人格障害といったハイリスクな課題を抱えているお母さんが少なくありません。そうした場合は、子どもの命を守るという視点から、強制分離をしなければなりません。ただ、我が国では分離後の子どものケアとか、虐待した親への支援というものが、まだまだ整っていない、十分に構築されていないというのが現実ではないかと思っております。
読者(岐阜県・20代・男性)
私は中学生との接点が非常に多いです。私たちの世代で高校に入学したら携帯電話を持たせてもらえるのはステータスだったものが、今は中学校に行ったら持たせてもらえることが当たり前です。そういうことを含めていろんな面で変化が起きていると感じます。このまま年齢が離れれば離れるほど、子どもたちの心の闇という部分の理解をできなくなっていくのではないかという不安を持っています。10年後には恐らく親になる私たちは、今、何をすべきで、将来親となったときどのように子どもと接していったらよいのか。
特に男親としてどう関わっていったらいいのかお伺いしたいと思います。
深澤
日本で今、子どもが変わってきてしまっている。このことは本当に大変なことなんだということを、私はどうしても今日話していかなければならないんです。これは1960年ごろ、高度経済成長以降、着々と変わってきた子どもたちの姿なんです。私は、1970年の終わりに児童養護施設と関わるようになったのですが、そのころの子どもたちは、既にそうした兆候を見せておりました。シンナー片手に夜間徘徊(はいかい)をする子どもたちを毎日、夜となく昼となく追いかけ回すのが仕事のような毎日でした。その子どもたちが親になり、連鎖してまたその波が来ているような気がしてなりません。ずっと続いてきたことのように思っています。

それで、何をすべきかということですけれども、現在のような経済中心の社会にあっては、ネグレクト(関わらないこと)も含めて、子どもの成長・発達を阻害するような虐待的な関わりをだれもがしてしまう可能性があるんです。そういう社会の中に生きていることを、一人ひとりが自覚するところから始めたいと思っています。

核家族で、両親が働きに行っている。学校から帰ってきた子どもは、自分でかぎを開けて、一人で過ごすことを余儀なくされている。そういった子どもが少なくありません。そうしたことが、子どもたちに与える、有形無形なメッセージというものを、私は忘れてはならないと思っています。

自分以外の子どものことを考えるということが当たり前でなくなってしまって、地域の人間関係というものが希薄になってきたなと思うんです。ただ、(質問した読者のように)問題意識を持って、それから子育てというものに意味を見出す若者がいるということが、とても強い、明るい兆しだな、こういう若者がいれば日本は何とかなるというように強く感じています。

子育てというのは母親だけでは絶対に果たせることではない。男性が積極的に子育てに意味を見出して、子育てに参加することが不可欠だと思います。

うちの施設の子も結婚して、子どもを連れてきたりします。先日来た男の子は、土木関係の仕事で、朝から夜までかなりの労働をしています。家に帰ると嫁が玄関で待っていて、子どもを「はいよ」と渡すと。もうお母さんは一人で子どもと向き合っていてへとへとなんです。彼も疲れているけれども、本当に子どもはかわいいですし、一生懸命子どもの面倒を見るわけです。彼はそうやってやりとりができるお父さんですから、子どもたちは大丈夫だなと思いながら見ています。

でも、子育てに意味があると思う人がいても、子育てがきちんとできる社会というものがないと、これは難しい。そこのところを強く思います。勇気を持ってさまざまな改革をされている小泉総理の時代に、子どもの問題を抜本的に改善してくださればと強く思っております。

特別寄稿者からの一言
佐藤
今日は、非常に楽しく有意義な時間を過ごすことができたと思っています。
ありがとうございます。小泉メールマガジンで私がいいなと思うところは、やはり双方向性というところです。

私もイラクで、すべてゼロから1を立ち上げる仕事をやったわけですけれども、無から有をつくるときに大事なのは、鳥の目と虫の目だと思っております。鳥の目になって全体を高所から、二次元、あるいは時間軸というものを入れながら見ていろんな構想をつくる。と同時に、今度は現場で、虫の目になっていろんなものを見て、本当にそれがいいのかと。現場に改善のヒントがある場合もあります。

イラクの復興のために我々が考えたポリシーは「自衛隊が主役じゃない」。
復興は10年以上かかるものですから、いずれ自衛隊、外務省は撤退する。
であれば初めからイラク人を主体としたやり方がいいだろうと。カンボジアとかティモールとか、私がいたゴラン高原では、道路を全部直すなど、自衛隊が主役でしたが、イラクでは裏方の設計や指導に回った。

中央から政策を発信すると同時に、現場で行動している人たちの投稿があり、まさに鳥の目と虫の目がマッチングしているのがこの小泉メールマガジンではないかと思います。現場、現場でいろんな苦労をされている方がいる。
そういう部分を今後とも取り上げて、鳥の目と虫の目でキャッチボールしながら、これからのいい日本というものをつくっていただければと思っております。今日はどうもありがとうございました。

粕谷
今日は、このようなすばらしい座談会に参加させていただいて本当にありがとうございました。

先ほど杉浦官房副長官から伺ったんですが、メールマガジンを出されると、その日からもうわっと反応があるそうなんです。その反応を100%とするといいことが書いてあるのが80%で、反対意見が20%だとすると、その割合で次のメールマガジンできちんとそのまま紹介してらっしゃる。反対の声もきちんと紹介してらっしゃる。そういう姿勢が、私はすごくクリアで好きなんですが、こういう政府の方々と国民の私たちが気持ちを共有できる。
そういう場が小泉メールマガジンだと思って、私はすごく感謝しております。

今日は、こういう場所に招いていただいて、つたない話を聞いていただいて本当にありがとうございました。これから皆さん方の将来がすばらしいものになることを、心から祈っております。ありがとうございました。
深澤
事前にいただいたご質問の中に、なぜ虐待が増加してきたのでしょうかというご質問があったんです。経済中心の社会が、子どもをスポイルしてしまった結果だと思うんです。福祉はそのリスクを埋め合わせて調整するという大切な役割があると思うんです。でも、残念ながら我が国の家庭福祉の制度や資格は、十分にその役割を果たしてきたとは思えないところがございます。

特に財源だけでは勿論解決できる問題ではないにしても、国民の20%を占める子どもたち、その子どもたちのために使われている予算が、社会保障費のうちのわずか3.7%というのは、余りにも少な過ぎるように思うんです。今、社会が子どもに寄せている思いを象徴している数字のような気がしてならないんです。ですから、是非、この国をリードする皆さんの誇りにかけて、「子どもを大切にする社会」の構築を一刻も早く手掛けてほしいと思います。

とてもいいときを過ごさせていただきました。本当に言いたいことを言わせていただきまして、いい出会いをさせていただきました。大変ありがとうございました。



メルマガ官邸座談会の模様
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2005/0811a.html


特別寄稿者の寄稿とプロフィール
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2005/0714b.html

小泉内閣の動き



日本・中米首脳会談 (05/08/18)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/08/18tyuubei.html
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2005/08/18tyuubei.html


イスラエル・パレスチナ青少年の小泉総理表敬 (05/08/18)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/08/18israel.html



全国戦没者追悼式 (05/08/15)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/08/15syuusen.html
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2005/08/15syuusen.html


内閣総理大臣談話 (05/08/15)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2005/08/15danwa.html


日本・パキスタン首脳会談(05/08/10)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/08/10pakistan.html

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編集後記


暑い日が続きますが、ツクツクボウシの声に秋の気配を感じます。子ども
たちを逞しく成長させた夏休みも残りわずか。地域によっては新学期が始ま
っています。
 200号には、メルマガ始まって以来最多の4000件を超す自由意見が
寄せられました。「郵政解散」に対する反響は予想以上に大きく、皆さんの
熱い思いをA3の紙52枚分、ずっしりと重く感じました。政界はいよいよ
「関が原」。国民に郵政民営化の賛否を問う総選挙は来週8月30日に公示
され、投票は9月11日に行われます。メルマガは来週、再来週は休刊とさ
せていただき、次号は9月15日に配信します。
(せいけん)
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ご意見、ご感想
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内閣総理大臣   小泉純一郎
内閣官房副長官 杉浦正健
  内閣官房内閣広報室
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小泉内閣メールマガジン 第200号 ======================= 2005/08/11-18
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□ 目  次

らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] 
郵政解散

特別企画
メルマガ200号企画メルマガ官邸座談会」(前編)

小泉内閣の動き] 
スペースシャトル野口宇宙飛行士と交信 など

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らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
郵政解散

小泉純一郎です。

8月8日、衆議院を解散いたしました。小泉内閣の「改革の本丸」と位置づけてきた郵政民営化法案が参議院本会議で否決され、廃案となりましたが、私は本当に国民の皆さんがこの郵政民営化は必要ないと思っているのか、直接聞いてみなければならないと思い、衆議院を解散しました。

いわば、今回の解散は「郵政解散」です。郵政民営化に賛成してくれるのか、反対なのか、これをはっきりと国民の皆さんに問いたいと思います。

今まで、すべての政党が郵政民営化に反対してきました。なぜ「民間にできることは民間に」と言いながら、この郵政三事業だけは民営化してはならないと言うのか?私はこれが不思議でなりません。

郵便局の仕事は本当に公務員でなければできないのか?役人でなければできないのか?私はそうは思いません。「大事な仕事だから公務員でなければだめだ。」と言う人がいますが、それこそまさに官尊民卑の思想です。それは民間人に失礼だと思います。

郵便局の仕事は民間の経営者に任せても十分できる、むしろ、民間人によってこの郵便局のサービスを提供していただければ、今よりももっと多様なサービスが展開できる、国民の利便性を向上させる。民間の経営者は、国がこういう商品を出しなさい、こういうサービスをやりなさいと義務づけなくても、国民に必要な商品やサービスを展開してくれると思います。

私は、「この郵政民営化よりももっと大事なことがある。」と言う人がたくさんいることも知っています。しかし、この郵政事業を民営化できないでどんな大改革ができるというんでしょうか。私は、前々からこう言っているんです。「行財政改革をせよといいながら郵政民営化に反対することは、『手足をしばって泳げ』と言うようなものだ。」と。

本当に行政改革、財政改革をやるんだったら、郵政民営化の実現なしには進められません。郵政三事業には約38万人の公務員が携わっている。私は、これを民間人に開放するべきだと言っているんです。私は、郵便局は国民の資産だと思っています。過疎地の郵便局もなくなりません。今の郵政三事業のサービスは、民間人に任せても、地方においても、過疎地においても維持される、十分にできます、ということを言っているんです。

約400年前、ガリレオ・ガリレイは、天動説の中で地球は動くという地動説を発表して、有罪判決を受けました。そのとき、ガリレオは、「それでも地球は動く。」と言ったそうです。

今、国会では「郵政民営化は必要ない。」という結論を出しました。「それでも郵政民営化は必要だ。」と私は思います。私はもう一度国民の皆さんに聞いてみたいと思います。本当に郵便局の仕事は公務員でなければできないのか、民間人でやってはいけないのかと。

そして、郵政民営化についての国民の皆さんの支持を得て、衆議院で過半数の勢力を得ることができれば、参議院の反対した皆さんも協力してくれると思います。選挙終了後国会を開いて、郵政民営化の法案を成立させるように努力していきたいと思います。

* * * * * * * * * *

8日の午後には、メルマガ読者の方々に官邸に集まっていただき、メルマガ創刊200号記念の「メルマガ官邸座談会」を開催しました。郵政民営化法案の否決を受けた衆議院解散の臨時閣議とちょうど時間が重なってしまい、残念ながら、私は出席することはできませんでしたが、組閣の時に閣僚が並んで写真を撮る官邸内の階段のところで、座談会を終えた参加者の皆さんと一緒に記念撮影をすることができました。

今回は、読者の方々と直接お話しすることはできませんでしたが、これからも、できるだけ読者の皆さんからのメールでの質問などにお答えしていきたいと思います。

小泉内閣発足当初から始めたこのメルマガも、今回で200号。最初は、ここまで続けられるとは思っていませんでした。ここまで続けることができたのも読者の皆さんの暖かい応援や励まし、あるいは率直なご批判のおかげです。本当にありがとうございます。

これからもメルマガを応援してください。

特別企画
メルマガ200号企画メルマガ官邸座談会」(前編)
杉浦官房副長官(編集長)
小泉内閣メールマガジンがスタートいたしまして、小泉内閣が発足してから、3か月ぐらい準備期間をおいて、今週号で200号を迎えることになります。週刊でございますから、小泉内閣が発足して1500日でございますので、長い間発行されていることになります。

読者は、今もなお160万人を超えておりまして、それから双方向性がございまして、反応が非常に敏感にございます。小泉内閣と国民の対話と申しましょうかね、コミュニケーションを図るメディアとして、本当に有意義な機能を持っておるといっていいと思います。

私も総理も皆さんから来る反応については、目を通させていただいております。総理に肝心な点は少し大きくして、特に厳しい意見で総理に知ってもらった方がいいと思うようなことは見ていただくようにしておるわけでございます。これはもう本当に、皆さん方のご協力と申しますか、お力添えのたまものでございまして、今日は残念ながら代表して、全員お呼びするわけにいきませんものですから、15名の方にお越しいただいたんですが、皆さん方に心からお礼を申し上げたいと思う次第でございます。

今日は、200号記念の座談会ということで、自由に皆さんに語り合っていただきます。ご出席いただいているのは、寄稿をしていただいた方の中から、もうご存じのイラク復興業務支援隊長、第1陣ですね、大活躍されました佐藤正久さん。

それから主婦業をこなす傍らウエディングドレスの制作会社、いわゆる一円会社ですか、立ち上げられまして、今はもう大分資本も多くなっておられるようですが、粕谷尚子さん。

それから、今、児童の虐待が問題になっておりますけれども、児童の養護施設で、今もなお日夜大勢の子どもたちの成長を見守っておられ、陣頭に立って指揮をしていただいております深澤清美さん。

読者の代表15名の方々からは、このお三方に対するご質問をしたいとおっしゃる方を選ばせていただきました。10代の方もいらっしゃる。車いすの方もいらっしゃいます。暑い中、本当にご参加いただきまして、ありがとうございます。私3代目になりますが、編集長として大変うれしく思っておる次第でございます。

佐藤さんと読者との対話
佐藤
皆さんこんにちは。佐藤です。本物です。ヘルメットをかぶって、迷彩服を着ているイメージが多いと思うんですけれども、ヘルメットを脱ぐとこんな感じになります。

実は向こうに行くために、このひげを伸ばしました。イラクの方では、多くの男性がひげを伸ばしておりますので、とりたててひげの佐藤とかひげの隊長と言われないですけれども、7カ月ぶりに日本に帰ってまいりますと、佐藤というよりもひげの隊長とか、もうひげが一人歩きしていまして、もうお前のひげは国有財産だから価値がなくなるまでそのままにしておきなさいと、上司から言われたりしております。今でもなぜこのひげを伸ばしているかと言いますと、イラクの友人から時折メールが来まして、その中で「佐藤は今でもひげを伸ばしているか」というものがあります。
司会者
チェックされているわけね。
佐藤
はい。彼らから見ますと、ひげを伸ばしている間は佐藤はサマーワを忘れていないと判断材料にしているようなんです。今、我々の仲間がイラクの方で、人道復興支援に邁進している間は、少なくともこのままでいようと思っております。今日は、率直に皆さんの質問に答えたいと思います。よろしくお願いします。(拍手)
司会者
佐藤さんたちの活動のおかけで、自衛隊の人道復興支援活動が何なのかということを国民の皆さんによくご理解いただけるようになったと思います。
感謝しております。それでは、懇談に入らしていただきます。
読者(東京都・30代・女性)
小さいころにレバノンとエジプトに住んでおりまして、小学校もエジプトでした。アラビア語には日本語にないニュアンスがたくさんあります。アラビア語で印象に残っている言葉がございましたら、教えていただきたいと思います。
佐藤
私はどちらかというと行動で向こうの人と触れ合う。あいさつ程度しかアラビア語はわかりません。交渉はほとんど英語でやっておりました。ただ、私が好きな言葉は、「シュワイヤ、シュワイヤ。」ちょっととか、ゆっくりゆっくりとか、そういうときに使います。中東の方もせっかちな方が結構おりまして、なかなか我慢できないというときに、交渉の合間に、手を細めるしぐさをしながら、シュワイヤ、シュワイヤと言うと、その場がほぐれることがよくありました。

よくイラクで使ったのは、シュワイヤ・シュワイヤ・イズ・ザ・キー・オブ・ザ・サクセス。「ゆっくりゆっくりが成功の鍵ですよ」。向こうもゆっくり時間をかけて考えながらやるのが大事だとわかってはいるんですけれども、今までの政権では、泣かない子どもにはミルクは要らないという雰囲気があったために、もう無理だとわかっていてもとりあえず言わないといけないという習性が出てしまうと正直に言う方もいます。今のイラクにとっては、シュワイヤ、シュワイヤと焦らずにゆっくり足元を固めて、将来に向かっていくのがいいのではないかなと。そういう意味で特に印象に残っている言葉です。
司会者
急がば回れというような感じですかね。
佐藤
はい。
読者(岡山県・50代・男性)
子どもは本来かわいいものなんですけれども、大変残酷な一面もあると思うんです。そういう点も含めましてイラクの子どもたちについてお話いただければと思います。
佐藤
私が見た南部のシーア派の地域の子どもということで答えさせてもらいます。私がいたサマーワというところは、部族社会の影響が色濃く残っていて、宗教よりも、あるいは政党よりも親戚とか家族をものすごく大事にする雰囲気があります。しかも、イラクの中で一番貧しい県で、はっきり言って田舎なんです。田舎で家族の、部族の中で育った子どもということもありまして、日本の子ども以上に純粋な子どもが多いというのが我々の印象です。あいさつもすばらしいし、ものすごくきれいな笑顔をします。

ただ、かわいそうなのは、貧富の差がかなりあります。田舎の方が非常に貧しい子どもが多くいる。そこは日本のメディアでは、なかなか映らないんです。学校に行けない子どものほとんどがはだしで、もう着ているものもみすぼらしかったり、学校が少ないために学校に行けない、読み書きができない。家が貧しいがゆえに1日1食ぐらいしか食べれない。朝はあまーい紅茶、チャイを1杯飲んで終わりと。折り紙を教えようと思っても、もうふらふらという子供もいるのが事実です。しかしながら、気持ちは非常に純粋な子どもが多いと言えます。

そういう面では、日本の学校とか家庭で起きているような事件というものは、なかなか起きにくい。サマーワの人が日本に来て、日本の子どもが虐待で亡くなったり、友人から川上に捨てられて死んだという記事を見てものすごく驚くと。逆に日本の方が治安が悪いと、彼らは言うぐらいです。
読者(神奈川県・10代・女性)
イラクの子どもたちのために使わなくなった教材、例えば、リコーダーやクレヨンなどを譲ってあげられればと考えました。それについて、佐藤さんのお考えをお聞きしたいのが1点と、実際に今おっしゃっていたこと、彼らが必要としているものに対して、私たちに何かできることはないか。それをお聞きしたいです。
佐藤
教材等をイラクの子どもたちにあげるということは可能です。ただ、そのための手続とかいろいろありますが、簡単にはやっぱりできません。向こうまで持っていくための手段とか、あるいは向こうでどういう形で配るかとかいろんなものがあります。

我々も1つ500円の文房具セットを1万セット現地で配りました。でも、いい面と悪い面がありまして、少ないものをいかに公平に配るかと。これは難しい問題です。十分な数がないと不公平感が生まれてしまいます。物をあげる援助というものは当初の間はいいんでしょうけれども、そういうものだけではなくて、もっとこれからどういうものが欲しいかと。実は彼らが一番欲しがっているのは、やっぱりIT関係、コンピュータ関係にものすごく関心があります。子どもたちが。本当にどういうものが欲しいのかというのを踏まえた上で、やるなら十分な数をあげるというのも一案なのかなと。ただ、手続とか輸送の問題、費用の問題、いろいろありますので、そこはしっかりと検討しながらやらないといけないのかなという気はします。無理やりな押し付けというのは逆にマイナスになってしまうということもあります。

2番目の質問については、今、我々も力を入れているのは、女性に対する教育支援。これから復興を考える上で女性の社会進出も少しずつ広げていかないといい発展はできない。女性に対する教育支援については、いろんなアイデアが出てくるのではないかなという感じはしています。

粕谷さんと読者との対話
粕谷
粕谷でございます。私は一円起業ということで、起業させていただきましたが、別にとりたててすばらしい仕事をしているわけではなく、佐藤さんのように世界の平和のために日本を代表してお仕事をしていらっしゃる方とか、深澤先生のように、心を傷つけられた、一番愛されなければいけない親からも虐待されるという、そういうお気の毒な子どもさんたちのために一生懸命働いていらっしゃる方と、同席させていただくのはとても恥ずかしいんですが、私は、花嫁さんを最高に美しく、美しいドレスで飾ってさしあげるということで、感動を分かち合うということが私の使命だと思って、今、一生懸命頑張っております。今日はどうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
読者(新潟県・60代・男性)
実は私も起業したいと思いまして、色々と講習に出たりしたんですけれども、やはり最終的には起業して果たして失敗しないかとか、先にそういう不安があるものですから、なかなか決断できないと。起業を決断するに当たっての不安を払拭する何か心構え、そういうものがありましたら、お教え願いたいと思います。
粕谷
私はあまり不安というのはなかったんですね。ずっと35年間洋裁をやってきまして、アルバイト的に自営業でウェディングドレスの会社から外注で型紙をつくるという仕事をずっと続けていまして、それがどんどん増えてきて、もっとたくさんやってもらえないかという状況になりました。

そのときにたまたまインターネットと出会ったんですが、そこでメールマガジンでビジネスのお勉強とかいろいろ始めまして、全く初心者でビジネスに関してはもう1年生なんですけれども、その先生のセミナーがあるということで出かけていったんです。

そこでとにかく一歩踏み出すことが大事だということを教えていただいて、私はもうとっても単純に、一歩踏み出せばいいんだという感じでやってしまったんです。

失敗する不安って何かと言うと、お金をかけてそれが全部なくなっちゃうとかですね。そういう意味では、私の仕事は資本がなくてもできる仕事なんです。10万円という資本金で会社を始めたんです。インターネット上に起業支援ホームページがありまして、手続も全部やってくれるところがあるんです。私は手続とか法律的なことを知りませんので、お願いして全部やっていただいたんです。印鑑をつくったり、すべて含めて50万ぐらいでできたんです。

50万というお金は、私にとって失敗してもすべてを失うものじゃなくて、またすぐやり直せる金額ですし、何も失うものはないと思ったんです。やらないで後悔することが、私にとっては一番嫌なことで、とにかくやってみればいいんだという形ですごく単純にやってしまったんです。

そうしましたら、本当に世界が変わったんですね。新聞や雑誌やテレビの取材をお受けするようになったりとか、小泉メルマガに寄稿させていただいたりとか。私がすごくびっくりしたのは、小泉首相の所信表明演説の中で取り上げていただいたんです。これは本当に行動したから起きた現実なんです。

何かお仕事をこれからやるときに、自分がすべてを失ってしまうんじゃない状況をおつくりになれば、とにかく一歩踏み出してごらんになった方が人生明るくなるんじゃないかと思います。
読者(大阪府・30代・男性)
私は最近会社を起こしたのですが、会社を経営する中で一番しんどかったこと、苦しかったこと、よかったことなど、あれば教えていただきたいと思います。
粕谷
苦しかったことって本当にないんですよね。やる前はもっともっと忙しくなるということに対して恐怖はあったんですけれども、今、毎日ものすごく忙しい状況であることが逆にうれしくて、わくわくして、もう寝る時間が少なくなっても、それが何もつらくないんです。自分が好きなことを目標を持って一生懸命やっているということは、そんなにつらいことじゃないんです。
逆に楽しいんです。

やりたいことを思う存分やらしてもらっていて、それはとても豊かな人生じゃないかと思うんですね。経済的にはもうそんなにたくさんもうかっているわけではないんですけれども、その人生の豊かさを与えられているということはものすごく感謝しているんです。

つらいことは、つい最近ですけれども、作業を効率化させようと思って機械を入れようと思ったんですが、私が欲しいと思った機械は400万ぐらいなんです。私もいつどうなるかわからないのに、そういうお金を借りるのもと思って、やっぱり無借金経営というのを貫こうと、やめにしたんですね。
お金がないためにできないのはつらかったかもしれない。

でも、全体的に見て、全然嫌なことはないし、毎日がすごく楽しいので感謝しています。成功事例に必ずなるぞと決心して頑張っているんです。
読者(香川県・60代・女性)
会社を設立され、成功に導かれたきっかけは何だったんでしょうか。どのようにすれば人に感動を与えるものがつくれるのか。主婦であっても一生主婦で終わる方もいますし、企業を興される方もいますけれども、その違いはどこにあるのでしょうか。
粕谷
成功というのが私は何かよくわからないんですが、目標を達成することなのか、それとも自分が幸せを感じられることなのか。私は今、毎日がすごく幸せだということは、もしかしてこれが成功なのかもしれないと思う部分もあるんです。経済的にものすごく豊かになったかと言うと、そうではないんですが、私が求めているものはそれじゃないなというのもあるんです。

主婦ということで考えたときに、私は主婦というのは立場であって、職業と一緒にされるものではないと思うんです。私は一応主婦ですけれども、主婦としての仕事を完璧にやっているかというと、全然そうじゃない。今は主人がリタイアして家にいますので、見るに見かねていつの間にか主人が主婦の仕事をするようになって、ごみを捨てたり、掃除をしたり、洗濯したり、洗い物をしたりしてくれています。

主人が支えてくれるから、これだけ仕事がたくさんやらせてもらえていると思って、すごく感謝しています。家事というのはみんながするべきものだと思います。できる人がする。一人で住んでいる場合は当然自分でしなければいけないことですし、それは職業とかということとちょっと違うんじゃないかなと思います。

私は自立というのは、やっぱり経済的な裏づけがあっての自立だと思うんです。やっぱり依存した生活じゃなくて、自立した生活をしたいという気持ちが強いので、収入を持つということは、すごく自分にとって必要なことのように感じているんですね。そういう人間なんですが、それはすべての人がそうである必要はないと思うんですね。依存する形でもそこに幸せがあれば、私はそれでいいと思うんです。私は母親とかだれだれの奥さんとかだけできていることがやっぱり寂しかった。私自身である部分がすごく欲しかった。
それがやっぱり今の起業したりするきっかけになったのかもしれないと思います。

深澤さんと読者との対話
深澤
初めまして。「未来に寄せて」の深澤でございます。私は、これといった趣味はございませんが、人との出会いを唯一の楽しみとしております。このたびは、このような出会いが実現してしまったことに驚き、大変感謝しています。立ち話は得意とするところですが、「座・談会」というのは初めての体験でして、かなり緊張しております。いざとなったら立って話そうかなどと考えたりもしておりますが、そうならないように頑張りたいと思います。

今は、私はいろいろと回り道をいたしましたが、ご紹介いただきましたように、児童養護施設で施設長をさせていただいております。施設長というよりも、ケアワーカーとしての体験の方がたくさん持っておりまして、30年近く子どもたちと一緒に過ごしてまいりました。精一杯元気にしておりますけれども、実はよれよれのいっぱいいっぱいでございまして、バーンアウト寸前というようなところで、踏ん張っている私でございます。山梨からまいりました。よろしくお願いいたします。(拍手)
読者(北海道・40代・男性)
私は、高校2年生の男の子を筆頭に4人子どもがいます。甘やかすだけではいけないと思うので、ときにはしかることも必要だと思うのです。肉体的な暴力はいけないと思って、言葉できつく言ってしまい、後で失敗したなと思うこともよくあります。子どもの心を傷つけないようなしかり方、どこを注意したらいいのか、教えていただきたいと思います。
深澤
少子化の時代に4人のお子さんをお育てになっているという、すばらしいなというか、うらやましいな、大変だろうなと共感するところでございます。

言葉というのが身体的暴力以上に子どもの心に深い傷を与えてしまうという危険性があるということは絶対に忘れてはいけないと思います。お前はだめなやつだとか、ばかとか、おれの子じゃないとか、おまえは生まれてこなければよかったというふうな、子どもの人格や尊厳を傷つけるような言葉は絶対に慎まなければならないと思います。そして、なぜしかるのかという理由を明確に伝えることが肝心だと思っています。

もう一つ、私はしかった後のフォローにとても心を遣っております。きつくしかったけれども、あなたの人格を否定したわけじゃないし、あなたを拒否しているんじゃないよ、ということを後でフォローしておく必要がございます。そのことは、多分深い関係にある親子でも必要なことではないか。それで、私みたいに血のつながりのない子どもたちと暮らしておりますと、そのことが養育者としての責任だというふうに私は考えております。

子どもを受け止めるということですけれども、いい子だったり、かわいかったり、いいことをしたときに受け止められるのは当たり前です。悪いことをして、きつくしかるとき、例えばスーパーからガムを取ってきてしまった。
そのことをきつくしかります。それから、けんかもするでしょう。100点もいつも取れるわけじゃありません。そんなあれやこれやある。そういう子どものありのままを受け止める。そういうときに、初めて子どもは自分が受け止めてもらったんだという思いになれる。こんなふうに感じます。

悪いところも全部子どもがさらけ出せる関係が必要です。そして悪いところも、あんなところもこんなこともある子どもを受け止めていく。そういうあなたが大切、そういうあなたのことを大好きというサインを送っていくということです。
読者(大分県・30代・女性)
私は現在、病院で看護師として小児科の病棟で働いていて、時に虐待と思われるようなお子さんを見たことがありました。夜になるとずっと泣き続けるお子さんもいるんです。慣れない寂しい入院生活を少しでも楽しく安心に過ごしてもらうために、そういったお子さんにいかに受け入れてもらうことができるかということについて、アドバイスが聞けたらと思います。
深澤
児童福祉施設ですとか、先生や看護師をしていて最前線で子どもと向き合ていらっしゃる方は、子どもの様子が変化したということにいち早く気づかれて危機感を持っていらっしゃると思うんです。私も傷つきながら毎日過ごしてきた子どもたちとずっと付き合ってまいりまして、特効薬がないのですね。それをまずお伝えしなければなりません。

その子どもたちは親との関係ができなかったり、親を含めた他者との関係につまずきのある子どもたちです。そういう子どもたちは、新しい環境に順応したり、人間関係をスムーズにつくるということに、とりわけ困難を抱えている。そういうことを理解することがまず大事だろうと思います。理解することで、その子との付き合いが変わってくる。こちらの気持ちがですね。

だからといって、すぐ関係がつくれるわけでもありません。やはり長い時間、寄り添う時間が必要になります。医療や看護という痛みとか苦しみが伴う仕事に携わっていらっしゃる方は、私どもよりももっと困難な課題を抱え、克服するのは大変だろうなと推察します。

ただ、見方を変えれば、あなたの命を守ります、あなたを大切にしますというメッセージを強烈に与えることのできるお仕事に就いていらっしゃるわけですので、そのことを武器にして、痛かったり苦しんだりしていることに共感しながら声をかければ、優しさが必ず功を奏すると私は信じております。

私たちは、生活がフィールドなんです。日常生活のすべての場面を子どもとのやりとり、依存関係、共感関係をつくる手段とか材料にいたしまして毎日子どもと関わっています。依存関係や共感関係をつくりながらあなたは大切な存在なのですよということを伝えていくのが仕事なんだということを仲間同士で確認し合い、それから叱咤激励し合って頑張っていると。こんな様子です。
読者(東京都・40代・女性)
私は教師ですが、子どもに対する虐待が大変大きな人権問題になっているということで、7月に高校1年の現代社会の授業で、取り上げたばかりです。
深澤先生のご体験から、教育において人間の心というものを育てていくにはどういうことが大事だとお考えですか。そして、これから学校ではどんな工夫が必要だと思いますか。
深澤
虐待が子どもに与える一番大きなダメージは、大切な存在ではない、かけがえのない存在ではないということを伝えてしまうこと。そういうメッセージを送ってしまうことだと感じています。そのことは、自尊感を失わせてしまうものだと言われております。そのことが最も人権を大切にしないことなのではないかと、私はそんなふうに思っています。

人間の心の教育ということですけれども、私は人間の心というのは同調とか共感をすることのできる知性というふうに考えています。そして、同調・共感する知性というのは、受動的な知性、親や養育者の働きかけがあって、初めて育つことのできる知性と言われています。

私は、そこが心だというふうに感じておりまして、「三つ子の魂百までも」という言葉が日本にあります。それから、今、脳の研究が大変進んできているようでして、多少いいかげんなことを申しますけれども、心をつかさどる、同調や共感をつかさどる部分というのが前頭葉の何とかという辺りにありまして、これが0歳から5歳までにそのベースがつくられることがわかってきたという話を聞いたこともございます。

子どもたちの受動的な知性は、できるだけ0歳から5歳までの間にそのベースをつくっておくということが必要なんだということを深く感じています。
それで授業でも例えば同調や共感を共有しようとする場面、例えば悲しみや喜び、それから厳しさや温かさなどを伝えよう、共有しようとする場面では、やはり常にあなたを大切にしていますよというメッセージを一緒に伝えるということが大切だと思っています。



このあと引き続き、特別寄稿者と読者の対話を行い、最後に特別寄稿者 からメッセージをいただいています。その模様は次号に掲載します。


メルマガ官邸座談会の模様
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2005/0811a.html


特別寄稿者の寄稿とプロフィール
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2005/0714b.html


首相官邸ホームページ (日本21世紀ビジョン)
http://www.kantei.go.jp/jp/nihon21/index.html


執筆者の紹介
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2005/murao.html

小泉内閣の動き


長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列 (05/08/09)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/08/09nagasaki.html



小泉内閣総理大臣記者会見[衆議院解散を受けて] (05/08/08)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2005/08/08kaiken.html
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2005/08/08kaiken.html



広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式に参列 (05/08/06)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/08/06hirosima.html
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2005/08/06hirosima.html



スペースシャトル野口宇宙飛行士と交信 (05/08/04)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/08/04vipcall.html
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2005/08/04vipcall.html


ものづくり日本大賞内閣総理大臣表彰 (05/08/04)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/08/04monodukuri.html
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編集後記


8日、郵政民営化法案の否決、衆議院の解散という緊迫した最中、「メルマガ官邸座談会」が開かれました。佐藤さん、粕谷さん、深澤さんの温かくて誠実なお人柄と、読者を代表してお集まりいただいた15人の方々のあふれる熱意に支えられ、創刊200号にふさわしい素晴らしい会となりました。

この場を借りて厚く御礼申し上げます。来週は休刊とさせていただき、次号は8月25日に配信します。座談会後半をお楽しみに。
(せいけん)
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