文字色付け編集 本町自治会..........
小泉内閣メールマガジン 第63号 ================================ 2002/09/26

★☆ 数字でみる日本 「8,747人」 ☆★
 平成13年は20年ぶりに9,000人を下回りました。(解説は最後に)
 
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□ 目 次

らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
ASEM首脳会合

大臣のほんねとーく
日本のお札が新しくなります (財務大臣 塩川正十郎)
ヨハネスブルグ・サミットを終えて (環境大臣 大木浩)

特別寄稿
郵政三事業の在り方について考える懇談会を終えて
(21世紀政策研究所理事長 田中直毅)

小泉内閣の動き
ASEM4 (アジア欧州会合第4回首脳会合)特集 (02/09/22〜24)
構造改革特区推進のための基本方針の決定 (02/09/20)
北朝鮮訪問の記録 (ビデオ) (02/09/17)
米国訪問の記録 (ビデオ) (02/09/09〜14)

新官邸こんな話
最高の会議の場にふさわしい厳粛さ・・・閣議室

数字でみる日本
8,747人

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らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
ASEM首脳会合
小泉純一郎です。

21日から25日まで、デンマークのコペンハーゲンを訪問しました。

アジアとヨーロッパの各国首脳が集まるASEM首脳会合では、政治、経済、文化などの面でのアジアと欧州地域の関係強化について活発な意見交換をしました。

会合の間に、韓国の金大中大統領、中国の朱鎔基首相、フランスのシラク大統領、EU委員会のプローディ委員長と個別に会談しました。

首脳会合、そして二国間会談で、私から、先週の訪朝について説明し、拉致などの人道的な問題、安全保障の問題に、国際社会が北朝鮮に対して働きかけを続けていかなければならないと強調しました。各国首脳からは、私の訪朝に対し強い支持をいただきました。

北朝鮮の問題についてのアジアと欧州の各国首脳の関心はとても高く、北朝鮮の問題が日本と北朝鮮の問題にとどまるものではなく、アジアの問題、ひいては世界の問題であることをひしひしと感じました。

拉致の問題については、ご家族の皆様のお気持ちを思うと、なんと申し上げてよいか、いうべき言葉もありません。27日には、ご家族の方々に官邸においでいただき、直接お会いする予定です。今後、日朝の交渉を進める前においても、また開始してからも、ご家族の方々のご意見をよく伺いながら、その解明について全力をあげて取り組まなければならないと考えています。

日朝の国交正常化に向けた交渉では、拉致の問題をしっかり受け止め、なおかつ、過去の問題、長年の懸案、現在の問題、そして将来の問題を包括的、総合的に議論していくことが必要です。韓国の金大中大統領、米国のブッシュ大統領と緊密な連携をとって、日米韓三国共通の問題として交渉に臨んでいきたいと思います。

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大臣のほんねとーく
日本のお札が新しくなります (財務大臣 塩川正十郎)
平成16年度上半期において、千円、五千円、一万円の各紙幣を一新することを決定しました。専門用語では「改刷」と言いますが、現在の紙幣は昭和59年から使用されていますので、20年ぶりの改刷となります。

今回、改刷を決意したのは、主として、紙幣の偽造への抵抗力を強化するためです。近年、特にパソコン関連機器の普及や性能の向上により、民間の複写、印刷技術が大変進歩しており、今後も民間の技術水準は向上すると思われます。このため、紙幣に対する国民の信頼が揺らぐことのないよう、現時点で、「ホログラム」(角度を変えると色や模様が異なって見えるもの)などの最新の偽造防止技術を用いることにより改刷を行い、偽造抵抗力を強化しておくことが必要と判断しました。

また、紙幣がその機能を果たすためには、紙幣に対する信頼とともに、紙幣が、国の歴史、文化や伝統を反映し、国民に愛され親しまれることが肝要です。新紙幣についても国民に愛され親しまれるものとなるよう、その図柄は、偽造防止の観点に加え、次の点を念頭に置いて決定しました。

第一に、21世紀の日本社会の在り方を考えるとき、女性の活力が存分に生かされ、真の意味で男女共同参画社会が実現されることが重要です。そこで、新五千円札の表には戦後初の女性の肖像として樋口一葉を採用しました。樋口一葉は、女手一つで一家の生活を支え、貧困の中にあっても温かな家族の和を懸命に保ちながら、明治を代表する女流文人として数々の名作を遺しました。残念ながら夭逝しましたが、短いながらも輝いた一生を送った樋口一葉は、女性の社会進出の先駆者として、21世紀の日本社会の方向性を示すに相応しい人物と考えております。

第二に、日本は、21世紀においても引き続き、世界に冠たる科学技術国家として飛翔するとともに、自らの科学技術を国際社会の発展のために用いていかなければなりません。そこで、新千円札の表の肖像には、野口英世を採用しました。野口英世は、梅毒病原体の研究で世界に名をとどろかせたほか、黄熱病研究のためアフリカに赴き、現地で黄熱病にかかって死亡しました。人類のために命を賭けて研究を行った野口英世は、今後、我々がチャレンジ
精神を持って国際社会に貢献していく上で、素晴らしいお手本であり、新札の図柄に相応しいと考えています。

第三に、21世紀においても日本の文化、歴史、自然をしっかりと継承していかなければなりません。そこで、新一万円札につきましては、表の肖像は福沢諭吉のまま維持しますが、裏の図柄は平等院の鳳凰像を採用することとしました。また、新五千円札の裏の図柄には、日本画の名作、尾形光琳の燕子花図を、新千円札の裏の図柄には、日本の麗しい自然の象徴たる富士山と桜を採用しました。

改刷というと堅苦しい感じですが、新札の登場は世の中をパッと明るくしてくれるものと期待しています。今後、皆様のお手許に素晴らしい新札をお届けできるよう、平成16年度上半期に向けて万全を期していきたいと思っております。

財務省ホームページ (日本銀行券の改刷について)
http://www.mof.go.jp/jouhou/sonota/ks140802.htm

ヨハネスブルグ・サミットを終えて (環境大臣 大木浩)
環境大臣の大木浩です。

私は、8月26日から9月4日まで、南アフリカのヨハネスブルグで開催された環境開発サミット(持続可能な開発に関する世界首脳会議)に出席しました。

この会議には、190を超える国が参加し、小泉総理をはじめ約100人の国家・政府首脳の出席を得、さらに2万人を超える規模の参加者を結集させた史上最大の国際会議となりました。この会議では、持続可能な開発のための国際社会の決意を新たにする「ヨハネスブルグ宣言」、21世紀最初の地球規模の国際合意となる「実施計画」が採択されるなど大変意義深いものでした。

実施計画の特徴は、地球を守るとともに人類社会の発展を目指す具体的な行動に踏み出す「行動指向的なもの」であるということです。また、「環境」と「経済」に加えて、「社会」面に注目し、さまざまな環境問題と貧困や疫病といった経済社会の問題とを同時に解決する必要があることを強調しています。

各国代表団による交渉では、具体的な行動の実施についての数値目標の設定や92年にリオデジャネイロで採択された原則に基づく先進国、途上国の責任分担などをめぐり各国間で激しい議論が行われました。しかし、議長国南アフリカの粘り強い努力と日本をはじめとした参加各国の調整努力の結果、合意に達することができました。

交渉において日本は、京都議定書に関し取りまとめ役を担い、京都議定書の発効に向けて関係諸国が早急に締結手続きを進めることを促す文言を実施計画に盛り込むことができました。各国の元首が一堂に会した首脳級会合において、ロシア、カナダ、中国等多数の国が京都議定書の締結に積極的姿勢を示し、発効に向け大きく前進したことを嬉しく思っています。

また、総理が発表された「人づくり」や「自立と連帯」を柱とする国づくりを説いた「小泉構想」は、各国、とりわけ発展途上国の国々から高く評価されました。

このサミットが問いかけてきたことは、人類が地球環境を守りながら持続可能な開発を実現するために具体的な行動を進めることです。日本としても国内において「循環型社会」や「脱温暖化社会」の形成に向けてさらに努力するとともに、国際的には、開発途上国の貧困の克服を念頭に、国際環境協力を強化するなど、各省庁が一丸となった取組みが必要です。

持続可能な開発の実現には、広い視野と同時に地に足のついた行動、つまり"Think Globally and Act Locally"が必要です。国民の皆様には、自らの身の回りで環境の改善に取り組んでいただくとともに、自らの体験に基づいて開発途上国で貧困に苦しむ人たちに対しては、同じ地球上の隣人として、何ができるか考えていただきたいと思います。

それが21世紀を迎えた人類社会の安定と発展に不可欠の要件となりつつあるからです。

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特別寄稿
郵政三事業の在り方について考える懇談会を終えて  
(21世紀政策研究所理事長 田中直毅)
こんにちは、田中直毅です。9月6日に小泉総理に「郵政三事業の在り方について考える懇談会」としての最終報告書をお渡しし、座長としての任を解いていただきました。

在任中、激励から叱責まで多くのお便りをいただき、改めて重責を痛感いたしました。ただそんな張りつめた中でも郵便物の中に親しい方の名前を見つけると、自然と顔がほころんだものです。大切な便りのやりとりを考える時、「一通の重み」を感ぜずにはいられません。この点については、携帯メールに慣れ親しんでいる若い世代の方にも共感していただけるのではないでしょうか。

現代の郵便制度はこの「一通の重み」を支え続け、今年で131年を迎えます。また郵便貯金は127年、簡易保険は86年、いずれも私たちの生活と密接に関わっています。

一方で、郵政三事業の在り方が日本の目指すべき経済路線の妨げになっているのでは、との声もありました。昨年6月、総理の下に様々な考えをもつメンバーが集められ、幅広く議論を重ねてまいりました。実情を把握するため、関係する諸方面の方々にお話を伺ったり、現場視察のために出張したりして、情報収集・意見交換にも努めました。その結果、「今は異変や痛みを感じている人は多くはないが、問題点は確かに存在する。しかも日本経済全体の資源配分に根底的なところで関わっている。」ということが分かりました。

「郵政事業改革」ということばを耳にすると、「せめて自分の周りだけは今まで通りであってほしい」と願う方も多いことでしょう。言い換えれば、私たち1人ひとりが「既得権益」や「聖域」を実感しているのではないでしょうか。こう考えると、この改革は郵政職員30万人だけでなく、1億2700万人国民全員の問題であり、小泉総理が構造改革の本丸だと位置づけておられるのも理解できるのではないでしょうか。

多忙を極める懇談会のメンバーがほとんど欠席することなく、熱のこもった議論を進めてこられたのも、生活や国の根幹部分に関わることへの責任感があったからだと思います。また、総理を支える内閣官房や総務省の方々も献身的に協力してくださいました。今回の報告書は、当懇談会に関わった全員が一丸となってまとめ上げたものであり、郵政三事業の公社化後の在り方について、民営化を実施するとした場合の諸類型や留意すべき事項を明らかにいたしました。

この報告書を通して、より多くの方に郵政事業改革の課題をご理解いただき、国民的議論を深めていただきたいというのが、私たちの心からの願いです。

郵政三事業の在り方について考える懇談会報告書
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/yusei/kettei/020906houkoku.html

執筆者の紹介
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/tanaka.html

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小泉内閣の動き
ASEM4 (アジア欧州会合第4回首脳会合)  (02/09/22〜24)
デンマークのコペンハーゲンで開かれたASEM4への小泉総理の出席の模様など
朝鮮半島の平和のためのASEMコペンハーゲン政治宣言 (02/09/23) 
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/09/23heiwa.html

議長声明 (02/09/24)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/09/24asem4.html

内外記者会見 (02/09/24) 
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/09/24press.html

小泉総理の動き (02/09/22〜24)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/09/22asem.html
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/09/23asem.html
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/09/24asem.html


「構造改革特区推進のための基本方針」の決定 (02/09/20)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/09/20tokku.html
構造改革特区推進本部において、制度の具体化に当たって踏まえるべき制度の目的、取組みの方針等を内容とした基本方針を決定


北朝鮮訪問の記録 (ビデオ) (02/09/17)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/index.html
平壌で行われた金正日国防委員長との首脳会談の模様などをビデオで紹介

米国訪問の記録(ビデオ) (02/09/09〜14)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/index.html
米国同時テロ犠牲者追悼式典などへの小泉総理の出席の模様などをビデオで紹介

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新官邸こんな話
最高の会議の場にふさわしい厳粛さ・・・閣議室
新官邸は、閣僚応接室の奥に閣議室があります。閣議室は、旧官邸に比べやや広く、閣議室の象徴である閣議テーブルも、これまでの楕円形から円形のテーブルに生まれ変わり、部屋全体が、このテーブルに調和するようなデザインになっています。

例えば、天井は、いわゆる「高天井」になっており、四方の壁から中央に向かってせり上がり、中央は円筒状の凹みになって、そこから照明の光が差し込んでいます。絨毯は、閣僚応接室と同じ波形模様ですが、閣議テーブルの形状に合わせて、円を描くように広がっていくデザインになっています。

中央に置かれた閣議テーブルは直径5.2メートルで、硬度があるのに加工しやすいマカンバの集成材が使われています。ドアや壁にも同じマカンバを使うことで、部屋全体に統一感を生みだしています。

壁は、珪藻土(けいそうど)の土壁で、総理の席の正面には、ガラス越しに自然石を配した「坪庭」があります。木、土壁、石の自然素材が、落ち着いた格調高い品位を醸しだし、政府最高の意思決定の場にふさわしい厳粛な雰囲気を創り出しています。

新官邸での初閣議の写真 
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/0926p1.html

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数字でみる日本
8,747人
8,747人とは、警察庁の集計による平成13年の交通事故死者数です。このうち、65才以上の高齢者が3,216人(全体の36.8%)と最も多く、次いで16〜24才の若者が1,402人(同16.0%)と、この2つの年齢層で全体の5割以上を占めています。

昭和30年代半ばには約300万台であった自動車保有台数は、昭和40年代半ばには6倍の1,800万台に急増し、現在では約7,600万台に達しています。このような自動車の急速な普及とともに、交通事故も増加し、昭和34年には交通事故死者数が1万人を超え、「交通戦争」という言葉が生まれるほど、交通安全の確保は大きな社会問題となりました。

このため、交通事故死者数が1万6,765人とピークに達した昭和45年に交通安全対策基本法が制定され、国を挙げて交通安全対策を進めてきた結果、昭和54年には交通事故死者数は8,466人まで低下しました。その後、いったん増加に転じましたが、ここ10年は減少傾向にあり、平成13年は20年ぶりに9,000人を下回りました。

しかし、交通事故そのものの発生件数、死者数と負傷者数を合わせた死傷者数は近年、ほぼ一貫して増加しており、平成13年の発生件数は94万7,169件、死傷者数は118万9,702人と、ともに過去最悪となっています。

なかでも、65歳以上の高齢者による交通事故は、ここ10年で2倍以上と増加傾向にあり、高齢者の交通事故を防止することは重要な課題となっています。また、シートベルト非着用者の致死率(死傷者数に占める死者数の割合)は着用者の致死率の約11倍に達しているなど、事故発生時の被害を防止・軽減するためのシートベルトやチャイルドシートの着用を徹底することも必要です。

そこで、9月30日まで実施している「秋の全国交通安全運動」では、高齢者の交通事故防止、シートベルトとチャイルドシートの着用の徹底の2点を重点として運動を展開しています。

警察庁ホームページ (平成13年中の交通事故の発生状況)
http://www.npa.go.jp/toukei/index.htm

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編集後記
1971年7月15日午後7時半、ニクソン大統領は、カリフォルニアのテレビスタジオから「中華人民共和国と7億5千万人の人々の参加なしでは、安定して永続する平和はありえない」と述べ、訪中する意思があることを国民に発表しました。反共の戦士といわれたニクソンの訪中はいかにも唐突にみえましたが、1967年の「フォーリンアフェアーズ」誌に載った彼の論文「ベトナム後のアジア」において、「中国をして変化しなくてはならないと自覚させること」と述べ、さらに長期的な観点からは、国際社会に中国を招きいれるべきである、と読み取れる主張をしています。(田久保忠衛著:戦略家ニクソン)

9月17日、世界の注視の中、小泉総理は訪朝しました。総理は昨年の就任記者会見において、「国際協調」の重要性について歴史観をふまえて述べておられます。「国際協調」と「原則の重視」は総理の外交姿勢の基本です。

相手に「国際協調」の重要性を説くという意味において、訪朝はその延長線上にあったといえるのではないでしょうか。そして「原則の重視」、拉致問題をはじめ残された課題に毅然と取り組んでいきたいと思います。
(晋)

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小泉内閣メールマガジン

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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
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発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)


文字色付け編集 本町自治会..........
小泉内閣メールマガジン 第62号 =========================== 2002/0919

★☆ 今週のキーワード 「ASEM (アセム)」 ☆★
22日からコペンハーゲンで開催される首脳会合には、小泉総理も出席する予定です。(解説は最後に)
    
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□ 目 次

らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
訪朝を終えて

大臣のほんねとーく
アフリカ訪問を終えて (外務大臣 川口順子)

特別寄稿
土佐のはまぐり船一艘の話 (防衛庁長官 中谷元)

小泉内閣の動き
北朝鮮訪問特集 (02/09/17)
米国訪問特集 (02/09/11〜14)

新官邸こんな話
閣議前の集合場所・・・閣僚応接室

キーワード解説
ASEM (アセム)

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らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
訪朝を終えて
小泉純一郎です。

17日、私は、日本の総理大臣としてはじめて、北朝鮮の平壌を訪問し、金正日国防委員長と会談しました。

金正日国防委員長との会談で、拉致問題について安否を確認することができましたが、帰国を果たせず亡くなられた方々のことを思うと痛恨の極みです。ご家族の気持ちを思うと言うべき言葉もありません。

私は「このような問題を二度と起こしてはならない。」との決意をもって、この地域に安定的な平和を築く大きな一歩を踏み出すことを望んで平壌を訪れました。金委員長とは率直に会談し、意見を交換しました。

私からは金委員長に対して、二つのことを強調しました。

第一に、日本は正常化交渉に真剣に取り組む用意がある、しかし、正常化を進めるには拉致問題をはじめ安全保障上の問題などに北朝鮮側が誠意をもって取り組むことが必要だということ

第二に、北東アジア地域の平和と安定のために、米国、韓国をはじめとする国際社会との対話をさらに促進すべきだということ

特に拉致問題と安全保障上の問題については先方の決断を強く促しました

拉致問題は国民の生命と安全にかかわる重要な問題です。今回、拉致問題についての情報が提供されましたが、私は、金委員長に強く抗議しました。

金委員長は過去に北朝鮮の関係者が行ったことを率直に認め、「遺憾なことであり、おわびする。今後、二度とこのような事案が発生しないようにする。」と述べました。


早急にご家族との再会や、本人の意思による帰国を実現させたいと思います。
そして、今後の交渉の中で、どんな状況で過ごしてこられたのか、どうして亡くなられたのかということを明らかにしていくなど、ご家族の要望に応えられるようにしてまいります。

私から「不審船事案が繰り返されてはならない。」と発言し、金委員長は「軍部の一部が行ったものと思われ、今後、さらに調査をして、このような問題が一切生じないよう適切な措置を取る。」と発言しました。

核開発疑惑は、国際社会が懸念することがらであり、金委員長は関連するすべての国際合意を遵守することを明確にしました
重要なことは北朝鮮がこの約束を行動に移すことです

ミサイル問題は日本の安全にとって重要であり、対話による解決を確認しました。
金委員長は「今後、期限なく発射を凍結する。」と発言しました。

過去の清算の問題については、これまでの日本の立場に沿ったかたちで、今後協議していくことになりました。

これで日朝間の懸案が解決されたわけではありません。重大な懸案は引きつづき存在します。問題解決を確かなものとするためにも、正常化交渉を再開させることとしました。

さらに、不審船や拉致問題など日本と日本国民の安全にかかわる問題や地域の安全保障問題について日朝間で安全保障協議を立ち上げたいと思います。
この場をつうじて国民がより安全な環境の中で生活できるよう懸案の解決を図りたいと思います。

米朝関係については、金委員長から「常に対話の門戸を開いている。日本からもこのことを伝えてほしい。」との発言がありました。

韓国との関係について、金委員長は「協力関係が円滑に進んでいる。」と述べました。今後、日米韓3カ国をはじめとする関係諸国が緊密に連絡を取り、朝鮮半島の緊張を緩和し、この地域に平和をつくっていきたいと思います。

「日朝平壌宣言」の原則と精神が誠実に守られれば、日朝関係は敵対関係から協調関係に向けて大きな歩みをはじめることになります。

私は北朝鮮のような近い国との間で懸念を払拭し、互いに脅威を与えない協調的な関係をつくりあげることは日本の国益に資するものであり、政府としての責務であると信じます。

今後とも皆様のご理解とご協力を賜りたいと思います。
 
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大臣のほんねとーく
アフリカ訪問を終えて (外務大臣 川口順子)
8月26日から9月4日まで南アフリカで「持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)」が開催され、私も小泉総理大臣、大木環境大臣と共に出席しました。また、私はこの会議に先立ち、8月25日から29日までエチオピアとアンゴラを訪問し、要人と意見交換し、両国各地をこの目で見てきました。

エチオピアの首都アディス・アベバは、発足したばかりのアフリカ連合(AU)の本部があるアフリカ外交の中心地です。私はAU発足の活気に満ちた「アフリカの首都」に集う世界各国の外交団を前に、我が国のアフリカ政策についてスピーチを行い、アフリカと共に歩む日本の決意を訴えました。
会場に集まった人々の数の多さに、我が国の協力への評価と期待の大きさをひしひしと感じました。また、開発の現場でアフリカの人々と共に汗を流す海外青年協力隊員やNGOの皆さんと懇談し、日本の協力を根底で支えている若者たちの充実した表情に大いに勇気づけられました。

長年の内戦が4月に終結したばかりのアンゴラは、1500万個もの地雷が埋設されたままになっています。私は激戦地であったウアンボという都市を訪れ、プロテクターに身を包みつつ、国際NGOの地雷除去活動を間近に見てきました。地雷原に踏み入り手作業で除去活動を行う人々の姿に、この国が内戦の傷を癒すには途方もない労力が必要であることを実感しました。
同時に国家再建に向け、危険をかえりみず地道に努力する人々がいることに深い感銘を受けました。

史上最大の国際会議といわれたWSSDは幾多の困難を乗り越えて成功裡に終了しました。会議に参加した一人として心から嬉しく思います。今回、日本代表団は会議の様々な局面で、主導的な役割を果たし、会議成功の原動力の一つになりました。各交渉グループの意見が対立し、議論がしばしばストップしましたが、議長団の求めに応じて日本が絶妙な解決案を用意し、議論をまとめたことが何回もありました。また、日本がかねてから提唱している、国際社会による戦略、責任、経験と情報の共有を目指す「グローバル・シェアリング」という考え方がアフリカ諸国を始め各国から広い支持を集め、1993年以来続けているアフリカ開発会議(TICAD)など日本が行ってきたアフリカ支援のための地道な努力が各方面から高く評価されたことが印象的でした。

アフリカ問題の解決なくして21世紀の世界の安定と繁栄はあり得ません。

日本が協力するエチオピアのポリオ療養院では、リハビリに励む子供の一人から「歩けるようになったら勉強して家族やみんなのために役に立つようになりたい」と書かれた手紙をもらいました。ヘリコプターの残骸が放置されて激戦の傷痕が生々しいウアンボの空港では、子供たちの明るい笑顔の歓迎を受けました。この子たちの明るい未来のためにも、来年10月に日本で開催されるTICAD3に向け、アフリカ支援への新たな一歩を踏み出すことを改めて決意しました。
 
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特別寄稿
土佐のはまぐり船一艘の話 (防衛庁長官 中谷元)
小泉総理は、構造改革の必要性の精神を長岡藩の米百俵の話にたとえられましたが、私のふるさと高知県にも100年後のことまでを考え政治を行った話があります。

今から350年ほど前、土佐藩主山内家の執権、野中兼山は、江戸から郷里の土佐に手紙を送りました。「はまぐりを船一艘持ち帰るつもりであるが、海路無事で帰ったら諸君のお土産にしましょう」とありました。それで、皆のものは待ちかねていました。

さて、いよいよその日がきて、船は、浦戸(高知市)の港に入りました。
それでたくさんのものが港に集まり、船からはまぐりが陸揚げされるのを待ちかまえていました。すると、兼山は、持ってきたはまぐりを、みんなの目の前で港の中にざぶんとばかり投げ込んでしまいました。そうして、「これは諸君にやるのではない。諸君の子孫末代までに贈るものだ。」といったということであります。

以来、その浜辺では、たくさんのはまぐりがとれるようになったということですが、この話は、今の世代で、贅沢をし、ものを食い尽くすのではなく、子供や孫の世代にも困らないような政治をすることを教えたものであります。
「構造改革なくして景気回復なし」小泉改革の原点は、日本の将来を見据えた構造改革であり、私もこの精神を大切に、諸課題に全力を挙げて取り組んでおります。

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小泉内閣の動き
北朝鮮訪問特集 (02/09/17)
平壌で行われた金正日国防委員長との首脳会談の模様など

日朝首脳会談
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/09/17houchou.html

日朝平壌宣言
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/09/17sengen.html

会談後の記者会見
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/09/17press.html

米国訪問特集 (02/09/11〜14)
米国同時テロ犠牲者追悼式典などへの小泉総理の出席の模様など

米国同時テロ犠牲者追悼式典 (02/09/11)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/09/11tuitou.html

日・アフガニスタン、日・インド、日米首脳会談 (02/09/12)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/09/12nichibei.html

国連総会における一般討論演説など (02/09/13)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/09/13nichibei.html

 
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新官邸こんな話
閣議前の集合場所・・・閣僚応接室

閣僚応接室は、閣議に臨む閣僚のいわば集合場所です。閣議は、官邸で行われる場合と、国会開会中に国会内で行われる場合とありますが、両方に閣僚応接室があります。

これらの部屋では、閣議の前に閣僚の懇談などが行われます。皆さんがテレビなどでよく見かける、総理を中心に閣僚がコの字型に並んで座っている場面は、閣議が始まる前のものです。

官邸の閣僚応接室は、床の絨毯は赤を基調としており、波形の模様が直線状に広がっていくデザインになっています。三方の壁は、スギやヒノキの間伐材を積み重ねた積層壁となっており、木のぬくもりや優しさを感じられる空間になっています。

この部屋の奥には、内閣の意思決定が行われる閣議室があります。

閣僚応接室の全景、間伐材の積層壁の写真
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/0919p1.html
 
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キーワード解説
ASEM (アセム)
ASEM(Asia-Europe Meeting:アジア欧州会合)は、シンガポールのゴー・チョクトン首相の提案により、1996年にバンコクで初めて開催されたもので、アジア、欧州、北米の三角関係の中で、従来、相対的に希薄であったアジアと欧州の関係を強化することを目的としています。

現在、アジア側から日本、中国、韓国及びASEAN(東南アジア諸国連合)加盟国のうち7カ国、欧州側からEU(欧州連合)加盟15カ国、欧州委員会の計25カ国と1機関が参加しており、2年に1回の首脳会合のほか、外相会合をはじめとする閣僚会合を開催するなど、様々なレベルで活動しています。

ASEMは、「政治対話」、「経済」、「社会・文化・教育その他」を柱とした幅広い分野を対象とした、アジアと欧州の間の対話と協力の場であるのが特徴です。

22日からデンマークのコペンハーゲンで行われる第4回首脳会合には小泉総理も出席し、朝鮮半島情勢をはじめとする地域情勢、テロ対策、アジア及び欧州の経済情勢などについて各国首脳と意見交換を行う予定です。

外務省ホームページ (ASEM)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asem/index.html
 
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編集後記
今回、小泉総理が日本の総理として初めて北朝鮮を訪問し、日朝間の様々な懸案事項が日朝首脳会談で話し合われました。懸案事項の中で我が国が最も重要と位置付けた拉致問題については、北朝鮮に拉致された人の安否について、生存者4名、死者8名、北朝鮮への入国を確認できなかった人が1名であるということが伝えられました。私は、その瞬間、拉致された人たちのご家族のことを思うと、言葉も見つかりませんでした。小泉総理は金正日国防委員長に対し強く抗議し、金委員長は、過去に北朝鮮の関係者が行ったことを率直に認め、遺憾なことであり、お詫びすると述べましたが、今後は、政府としてできる限りご家族の期待に応えられるよう、行動していきたいと思います。
(晋)


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小泉内閣メールマガジン

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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)


文字色付け編集 本町自治会..........
小泉内閣メールマガジン 第61号 =========================== 2002/ 09/ 12

★☆ 「おんらいんアンケート」へのご協力ありがとうございました。
結果は後日ご報告します。 ☆★

★☆ 今週のキーワード 「ADR(エー・ディー・アール)」 ☆★
国民の多様なニーズに応えるため、拡充・活性化のための検討を進めています。
(解説は最後に)
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□ 目 次

らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]

大臣のほんねとーく
バイオマス・ニッポン総合戦略を推進します
(農林水産大臣 武部勤)
もう一つの日本代表、頑張る! ハーフタイムを迎えて
(行政改革担当/規制改革担当大臣 石原伸晃)
特別寄稿
進む「明るい構造改革」 (内閣府特命顧問 島田晴雄)
小泉内閣の動き
世界貿易センタービル跡地訪問 (02/09/10)
防災功労者表彰 (02/09/09)
「青年の船」参加青年の小泉総理表敬 (02/09/09)
郵政三事業の在り方について考える懇談会の報告書提出 (02/09/06)
東チモール国際平和協力隊の出国あいさつ (02/09/06)
ヨハネスブルグ・サミットの記録(ビデオ) (02/09/02〜03)
新官邸こんな話
先進的なバリアフリーの考えを実現
キーワード解説
ADR (エー・ディー・アール)

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らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
テロから一年
小泉純一郎です。

9月11日の米国同時多発テロから一年。

グラウンドゼロ(爆心地)。ぽっかりと空いたニューヨーク世界貿易センタービルの跡地に立って、一瞬にして、あの巨大なビルを破壊し、60カ国以上の国々の3000人もの犠牲者を出したテロの残酷さに、心が引き裂かれる思いを押えることができませんでした。

救助にかけつけ、命を落した数多くの勇敢な消防士や警察官の写真。家族の方々や世界中の人々からのメッセージ。日本からの折り鶴。

「テロとの戦いは終わっていない。」「世界が力をあわせてテロに立ち向かっていかなければならない。」そういう思いで、黙祷を捧げました。

ニューヨーク滞在中、私は国連総会で演説し、ブッシュ大統領はじめ、パキスタン、アフガニスタン、インドの首脳と会談します。

世界の平和と安全のために、私たちに何ができるのか、何をなすべきなのか。テロの防止、地域紛争の防止そして大量破壊兵器の拡散の防止など真剣に話し合うつもりです。

私の進める「聖域なき構造改革」、これも世界の平和が大前提です。

平和の大切さをかみしめながら、なすべきことを一つ一つ着実に進める。
私たちに課された重要な任務だと思います。

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大臣のほんねとーく
「バイオマス・ニッポン総合戦略」を推進します  
(農林水産大臣 武部勤)
皆さんは「バイオマス」という言葉を聞いたことがありますか。「バイオマス」とは「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」のことで、わかりやすく言えば、農産物や木材に加え、食品廃棄物、稲わら、おがくず、家畜排泄物、下水汚泥などの有機性資源を全て含む概念です。今回は、こうしたバイオマス資源を飼肥料のほか新たにエネルギー源や生分解性素材などの製品等に活用する「バイオマス・ニッポン総合戦略」についてお話します。

我が国は、火力発電、ガソリン、プラスチック等日常生活の多くを化石資源に依存し、経済的豊かさと便利さを手に入れて発展してきました。しかし、この化石資源の大量消費により、二酸化炭素の排出が増加し、地球温暖化、大気汚染、ゴミ問題など様々な環境問題が深刻化しています。

農林水産省では、本年4月、稲わら、おがくず等のあらゆるバイオマスを高効率でメタノールへ変換する我が国初の実証規模プラント(通称「農林グリーン1号機」)を稼働させ、更に実用化に向けた研究を進めています。また、バイオマスを活用した燃料電池の研究も進んでいます。このように最近の技術の進展は、バイオマスを活用して、化石資源を代替する可能性を生み出しています。また、このようにバイオマスを活用することは、地球温暖化の防止、循環型社会の形成、地域の活性化に貢献でき、大きな期待が寄せられています。

これからは、化石資源を焼却・燃焼するいわば「化石資源使い捨て」の非持続的経済社会構造を改め、農林水産物を中心とするバイオマスを活用し、真に持続的な循環型の経済社会構造を構築するべきと考えています。バイオマスの利活用による新たな産業の創出により、農林水産省における来年度予算要求ベースで、約2,500億円の経済効果と1万7千人の民間雇用効果があると見込んでいます。

7月には、農林水産省が中心になって、関係府省と連携し、バイオマスを最大限活用する社会へと転換していくための「バイオマス・ニッポン総合戦略」の骨子を策定したところです。今後さらに幅広い意見を踏まえながら年内にこれを国家戦略として完成させ、政府一体となって取り組む方向付けを明らかにしていきます。

こうした取組を通じ、当省の改革のコンセプトを「農林水産業の生産振興」から「生物資源の持続的活用」に変えるとともに、国内産業全般、さらには国内経済社会の革命にもつなげていきたいと考えております。皆様方のご理解をお願いいたします。

農林水産省ホームページ (バイオマス・ニッポン) 
http://www.maff.go.jp/biomass/index.htm

もう一つの日本代表、頑張る! ハーフタイムを迎えて
 (行政改革担当/規制改革担当大臣 石原伸晃)
去る8月30日、今井委員長と官邸を訪ね、小泉総理に道路関係四公団民営化推進委員会の中間整理を手渡しました。総理からは「暑い中、中間整理を頂き感謝しています。年末の最終案は、小泉内閣として最大限尊重します」との力強い言葉を頂きました。

ここまでの道のりは平坦ではありませんでした。関係者からのヒアリング、現地視察、そして4日にわたる集中審議と、合計15回、のべ60時間を超える審議を積み重ねました。その模様は全面公開され、連日マスコミをにぎわせました。これまで厚いベールに覆われていた四公団の現状が明らかになり、国民の強い関心を集めました。私の事務所や委員会事務局には、Eメールや手紙で1000通を超すご意見が寄せられました。今回はそんな皆さんからのご質問にお答えしてみましょう。

一番多かったのは、「高速道路の計画が凍結されると、もう高速は一切できないのですか?」というご質問です。

委員会は高速を一切作らないなどと言ってはいません。本当に必要な道路か、必要だとしても誰が、どうやって作るのか、もう一度考えようと言っているのです。

委員会によって、四公団の収入では、借金を返すだけで精一杯だと分かりました。四公団の借金は約40兆円。このほとんどは財投資金。つまり皆さんの郵便貯金や簡易保険からの借金です。これが返せなければ大変です。儲かるならともかく、儲からない道路を作れば借金は増える。そんな余裕はもうありません。ですから採算が悪くても必要な道路は、国や地方自治体が税金で作るなど、借金なしで作るしかありません。その仕分けの間、立ち止まろうというのが、凍結の意味です。

「高速道路は、将来は無料になるはずだったのに、ずっと有料のままなんですか」このご意見も多いようです。

最初は30年後に無料になると言い、それが40年に、50年になり、料金は上がり続けています。新しい高速道ができるたびに借金は増え、それを返すまで無料にならないからです。いつか来る無料開放の日は先送りされ続け、いつ来るのか、本当に来るのかわかりません。もうそんなフィクションを語るのは止めて、まず借金を返そうというわけです。

また、借金を返した後も管理や補修費はかかります。通行料が有料ならそのコストは利用者が払いますが、無料でも税金で払うのです。しかし高速道とは目的地に早く着くためのもので、一般道とは違います。ですからそのコストは特急料金として利用者が払うべきだと、委員会では考えています。

もう一つ「何とか機構というのができるそうですが、それは何ですか」これも良く質問されました。

新しくできる道路会社は民間ですから、背おえる借金には限度があります。
また民間会社なら税金を払うのは当然ですが、残念ながらそんな余裕はありません。そこで今回のとりまとめでは道路保有・債務返済機構(仮称)という公的な組織が道路を保有し、新しくできる民間道路会社に貸し出します。
その賃料で機構が借金を返し、借金が減ったら道路を民間会社に譲る。そんな二段階方式を取ろうというのです。

いずれにせよ、今回はあくまで中間とりまとめ、いわば民営化の方針を決めたわけです。これから、新しい会社の組織はどうすべきか、どうやったら国民の負担が一番少なくて済むのか、様々なケースを試算し、検討し、最も効率的な方法を決めるのです。ワールドカップでベスト16に進み、私達に夢を与えてくれたサッカー日本代表。もう一つの日本代表である民営化推進委員会も、夢を実現するために頑張っています。ハーフタイムの笛が吹かれ、前半戦は終わりましたが、戦いはこれから。後半戦も応援をよろしくお願いします。

首相官邸ホームページ (道路関係四公団民営化推進委員会の中間整理) 
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/road/kouhyo/index.html

進む「明るい構造改革」 (内閣府特命顧問 島田晴雄)

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特別寄稿
小泉政権の構造改革については「痛み」をともなう改革がメディアなどではもっぱら伝えられていますが、実は、政権は生活者に直接役立つ「明るい構造改革」を同時に進めています。

その進展状況を国民の皆様によりよく知って戴くために、今後、折をみて、この場を使って御報告し、また、政策をより良いものにするために、皆様の御意見も是非伺いたいと思います。

「明るい構造改革」は、おもに規制の改革によって、生活者に対するサービスなどの分野で、民間企業が、人々が望むサービスをより便利にキメ細かく提供できるようにし、その結果として、サービス雇用が増え、経済の活性化にもつながるという構造改革です。

政府は、昨年の5月に「530万人サービス雇用創出計画」を発表しましたが、それはこうした明るい構造改革を具体的な目標の形で示したものです。
計画を推進するため、政府は、いくつかの分野で、新しいサービスと雇用の創出をめざして、具体的な改革を進めてきました。

たとえば、高齢者が高い入所金なしに月々年金ていどの費用で入れる個室、介護サービス付き、しかも補助金なしで運営できる「安心ハウス」、タクシーていどの費用で利用できるハイヤーなみの予約制の運転手サービスの産業、複数の企業の共同利用型の子育て支援サービスのネットワーク、中古住宅を適正な価格で売れたり貸したりできる市場の整備などの施策がこの一年間で具体的に進んできています。

これらの詳細については、これから逐次御説明していきたいと思いますが、今回は、去る6月「経済活性化戦略」の柱のひとつとして策定された「観光と健康」分野での「明るい構造改革」についてとくに御説明したいと思います。

観光と健康支援は人々の生活を豊かにするとともに、産業としても多様で大変ひろがりがあり、日本のような先進成熟国にとっては経済を活性化するうえで大きな役割が期待されます。内閣府では、観光産業のさらなる発展と健康づくり支援サービスを充実するために、「生活産業創出研究会」を組織して、具体的な戦略案づくりにとりかかる準備を進めています。

観光産業はこれまでのやり方が限界と矛盾にぶつかって苦しんでいますが、高齢成熟社会では、全国各地の豊かな自然や健康な環境へのニーズがますます高まるのは明らかであり、各地がその魅力を自覚して磨きをかけ、人々の交流を活発化するしくみづくりを支援したいと思います。

健康づくり支援は、日頃の健康づくりを楽しく支えるサービスの充実に加えて、病気になったり心配になった時に、適切な助言をしてもらったり、自分にぴったりの医師や病院を紹介してもらえるよう地域の医師や医療、保健機関などの情報ネットワークの整備などを支援したいと思います。

具体案はこれから数ヶ月でまとめたいと思いますが、皆様の生活や御仕事に密接にかかわることでもあり、御意見や御提案があれば生活産業創出研究会ホームページにお寄せ戴きたいと思います。

生活産業創出研究会ホームページ 
http://www5.cao.go.jp/shimon/seikatsu_sangyou/index.html

執筆者の紹介 
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/simada.html


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小泉内閣の動き
世界貿易センタービル跡地訪問 (02/09/10) 
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/09/10wtc.html
昨年9月11日に発生した米国同時多発テロ事件で崩壊した世界貿易センタービル跡地への小泉総理の訪問

防災功労者表彰 (02/09/09) 
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/09/09kourou.html
災害発生時に、人命救助、被害の拡大防止等の防災活動に顕著な功績を挙げた方々を小泉総理が表彰

「青年の船」参加青年の小泉総理表敬 (02/09/09) 
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/09/09fune.html
「東南アジア青年の船」に参加する日本及び東南アジア10か国の青年の代表者らが小泉総理を表敬

郵政三事業の在り方について考える懇談会の報告書提出(02/09/06) 
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/09/06yusei.html
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/index.html
郵政三事業の公社化後の在り方について、三つの経営形態を挙げ、その 特徴や留意点について明らかにした報告書を小泉総理に提出

東チモール国際平和協力隊の出国あいさつ (02/09/06) 
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/09/06pko.html
約700名の第二次隊隊員が、国連東チモール支援団のもとでPKO活動に必要な道路、橋等の維持補修などを行う予定

ヨハネスブルグ・サミットの記録(ビデオ) (02/09/02〜03)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/index.html
サミットにおける小泉総理の動きをビデオで紹介


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新官邸こんな話
先進的なバリアフリーの考えを実現
新官邸は、高齢者や身障者の方々の利用も考えて、できる限りのバリアフリーを実現しています。3階のエントランスホールから2階、4階へつながるエスカレーターは、緩やかな勾配ですが、簡単なボタン操作で床板が広がり、車いすを乗せられる構造になっています。

新官邸にはスロープはありませんが、それは、フロアに段差をなくし、エレベーターやエスカレーターをバリアフリーにして使いやすくしているからなのです。もちろん、エレベーターも点字の表示を付けるなど、障害者が利用しやすいようになっています。

さらに館内には、車椅子の方が使用できるよう、十分な広さや手すり等が完備されたトイレや、点字ブロックも敷設されています。

バリアフリーのエレベーターの写真 
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/0912p1.html


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キーワード解説
ADR (エー・ディー・アール)
ADR(Alternative Dispute Resolution:裁判外紛争処理)とは、裁判によらない紛争解決方法のことをいい、例えば、裁判所による民事調停や行政機関(公害等調整委員会など)、民間機関(弁護士会仲裁センターなど)による仲裁、調停、あっせんなどがあります。

遺産分割や婚姻関係をめぐる争いなど、紛争には様々なものがありますが、その全てを法律上の権利義務の存否を判断する裁判で処理することはできませんし、また適当でもありません。

裁判には馴染まない紛争も含む社会生活上の様々な紛争を解決する方法であるADRは、必ずしも法律的な判断にとどまらず、紛争の実情に応じて柔軟に解決することを目標としています。

近年の民事紛争は、件数が激増するとともにその性質も多様化しており、こうした中でADRの重要性は高まっています。法律が時代の変化に速やかに対応できないなか、立法的措置がとられる前にADRによって解決された例もあります。インターネットのドメイン名をめぐる紛争においては、不正競争防止法による措置が導入される以前から、日本知的財産仲裁センターが設けた裁定制度により解決が図られてきました。

しかし、これまでのところ、多様なニーズに対応するために十分なADRは存在しておらず、ADRの認知度や信頼性も十分であるとはいえません。
また、民事調停など裁判所内で行われるものなど一部を除けばADRへの申立てによっては時効が中断しないなど、法的効果の課題も指摘されています。

そこで、国民がそのニーズに応じて多様な紛争解決手段を選択することができるようにするため、司法制度改革推進本部では、今年3月に閣議決定された司法制度改革推進計画に基づき、ADRの制度基盤整備に関する基本的方向性についての検討を進めています。

首相官邸ホームページ (司法制度改革推進本部) 
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sihou/index.html

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編集後記
9.11テロ1周年を機に新聞各紙は、この1年の米国及び世界の変化、そして日本の対応について特集を組んでいます。色々な変化に対する見方はそれぞれ違いますが、アフガニスタンがとにかく生まれ変わろうとしている、そして良い方に変わるか、あるいはより悪化するかはアフガニスタン人の自助努力と、世界がいかに関与するかにかかっていることは間違いありません。

少しでも状況を良くする為に、日本政府そしてNGOの多くの関係者が、現地で汗を流しています。また、テロとの戦いは今も続いています。日中は40度を越える猛暑のインド洋で、自衛隊員は給油活動を黙々と行い、そしてその活動無しにはアフガンでのオペレイションは成り立たなくなっている。
こうした事実にも目を向けたいと思います。

今週の「特別企画」は島田教授にご登場いただきました。改革は痛みだけではないとわかりやすく説明していただけたのではないでしょうか。
(晋)

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小泉内閣メールマガジン

配信に関する手続き、ご意見などは以下のホームページからお願いします。
<配信中止・配信先変更・バックナンバー>
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)


文字色付け編集 本町自治会...........
小泉内閣メールマガジン 第60号 =========================== 2002/0905

★☆ 「おんらいんアンケート」を引き続き実施しています。
     以下のページから是非ご参加ください!!(9月11日まで) ☆★
     http://www.mmz.kantei.go.jp/inq/inq_top.pl?INQCD=QA20020829

★☆ 数字でみる日本 「2,735,612件」 ☆★
    近年、急増しており、毎年戦後最高を更新中です。(解説は最後に)
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□ 目 次

らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
ヨハネスブルグ・サミット
大臣のほんねとーく
住民基本台帳ネットワークシステムが稼働しました      
(総務大臣 片山虎之助)
東チモールにおける国連平和維持活動 (防衛庁長官 中谷元)
特別寄稿
ボールは今や国民の側のコートに
(東京大学総長・首相公選制を考える懇談会座長 佐々木毅)
小泉内閣の動き
ヨハネスブルグ・サミット特集 (02/09/02〜03)
総合防災訓練 (02/09/01)
小泉総理の北朝鮮訪問についての官房長官記者発表 (02/08/30)
道路関係四公団民営化推進委員会の中間整理 (02/08/30)
制度・政策改革集中審議 (02/08/28〜30)
新官邸こんな話
官邸を守る警備隊
数字でみる日本
2,735,612件

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らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
ヨハネスブルグ・サミット
小泉純一郎です。

南アフリカのヨハネスブルグで開かれた「環境と開発サミット」に出席してきました。一泊四日の忙しい日程でしたが、世界各国の首脳と直接意見交換し、実り多い出張でした。

今回のサミットのテーマは「持続可能な開発。」私は、ガーナで黄熱病の研究に一身を捧げた野口英世博士の話を紹介しながら、「天然資源に恵まれない日本が、今日の発展を築いてこれたのは『人』である。」と、教育と健康の重要性を訴えました。

日本が公害を克服して成長をとげ、環境と開発の両立をめざしていることも訴えました。

多くの首脳が私のスピーチに賛同し、演説の後、私のところへ握手を求めにきました。ガーナの代表は、野口博士の話をしたことをとても喜んでいました。

会議の参加者は約190カ国から約5万人。環境と開発に取り組む強い熱気にあふれていました。

日本からも、たくさんのNGOを含め約700人が参加。多くの日本人が地球規模の課題に真剣にとりくんでいる姿に誇りを感じました。

子供たちにこの美しい地球を受け継いでいくこと、そのために世界が力を合わせていかなければなりません。

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大臣のほんねとーく
住民基本台帳ネットワークシステムが稼働しました
(総務大臣 片山虎之助)
総務大臣の片山虎之助です。

今回は、8月5日からスタートした住民基本台帳ネットワークシステムについてお話しします。

このシステムは、住民サービスの向上や国・地方を通じた行政の合理化を図るため、全国の地方公共団体が共同に管理するシステムとして、住民基本台帳をネットワークで結ぶもので、平成11年に住民基本台帳法が一部改正されてから、市町村、都道府県をはじめとした多くの関係者が協力して準備を進めてきたものです。

現在、国民の皆さんが行政機関に申請や届出を行う場合には、住民票の写しなどを求められることがよくありますが、このシステムを利用することによって、住民票の写しを取りに行ったり、生存確認の書類を出すといった負担が軽くなります。また、行政の側でも常に最新で正確な居住情報などを確認することができるため、年金の過払いの防止など、公平で効率的な行政を行うことができます。さらに、このシステムは、行政情報をオンライン化する「電子政府・電子自治体」を実現するためにも不可欠な基盤となるものです。

個人情報保護の観点から申しますと、個人情報保護法制をできるだけ早く成立させられるよう引き続き努力してまいりますが、既にその特別法である住民基本台帳法において、制度面・技術面・運用面から十分な措置が講じられています。まず、このシステムにおいては、都道府県や指定情報処理機関が保有する本人確認情報は、法律によって「氏名・生年月日・性別・住所・住民票コード・これらの変更情報」に限定されています。また、このシステムを利用することができる行政機関や事務は、法律で具体的に限定されており、目的外利用も一切禁止されています。さらに、関係職員が秘密を漏らした場合には、通常より重い罰則が科せられます。

セキュリティの面では、このネットワークは安全性の高い専用回線でつくられており、通信データの暗号化、通信相手となるコンピュータとの相互認証、端末を操作する職員の厳重な確認などといった万全の対策を講じています。また、緊急時対応計画を策定して、不正なアクセスなど不測の事態にも迅速に対応できるようにしておりますが、技術が進展することに合わせて、今後ともできる限りの対策を講じてまいります。

皆さんには、お住まいの市区町村から住民票コードが通知されていると思いますが、これは住民基本台帳ネットワークシステムをスムーズにご利用いただくためのものですから、大切に保管していただきますようお願いします。
また、民間部門で住民票コードを利用することは禁止されていますし、他人に住民票コードを聞くこともできません。さらに、契約の相手方から住民票コードを聞くことや住民票コードの記録されたデータベースを作成することに対しては、都道府県知事による中止勧告や命令権を設け、命令違反には罰則が科せられています。特に、この点についてはご留意ください。

これからも地方公共団体の皆さんと協力して、個人情報保護やセキュリティの確保のための対策を講じながら、国民の皆さんから信頼していただける円滑なシステムの運営に努めていきますのでご理解のほどをよろしくお願いいたします。


東チモールにおける国連平和維持活動 (防衛庁長官 中谷元) 
国連の平和維持活動として、東チモールに派遣されている東チモール派遣施設群の部隊視察を行いました。首都のディリはじめ4カ所の全宿営地を訪問しましたが、派遣されてから5ヶ月経過し、熱帯特有の灼熱の太陽の下で、真っ黒に日焼けし、道路や橋の修復建設工事や現地の人への民政支援を行い、日本の目に見えた国際貢献を果たそうとする責任感と使命感に燃えて働いている隊員の姿は、まさに、大変頼もしく、誇りに思いました。

電気も水道も、インフラもない原野を整地した宿営地での生活は、入浴や外出すらままならない、日本では想像もできないほど不自由なものであり、忍耐力のいるものでありますが、みんな元気で明るく、現地や各国の人々と力を合わせて懸命に活動を続けていました。治安はとても落ち着いており、5月20日の独立を無事終了し、まさに、国のインフラを整備している段階です。

グスマン大統領やロドリゲス国防大臣などの政府の要人と会談しましたが、日本からの派遣施設部隊の活動は、道路の修復という実質的な部分だけでなく、日本のハイテク技術を東チモール国民に印象づけており、誰もが日本の部隊の活動を高く評価していました。

また、国連東チモール支援団(UNMISET)本部も訪問しましたが、現在、29カ国がこのミッションに参加しており、インドのシャルマ国連事務総長特別代表やタイのウィナイ軍事部門司令官のもとで、各国が地域や役割を分担し、まさに、国を越えて、力を合わせて、この国の安定と国家建設のために努力しており、地球から戦争や紛争を除去し、平和と安定を作ろうとしている精神こそ、これからの世界に大切なものであると痛感しました。

UNMISET本部では、日本から来ているボランティアの若者達とも会って話をしましたが、現地の人たちと心を一つにして、民主的で平和な国を作ろうとしている意欲が伝わり、彼ら一人一人からも、人間としての大きな理想とそれを実現しようとする情熱の強さを感じました。

国際ボランティアの人も年々多くなってきていますが、多くの日本の人たちが、世界の人たちと一緒になって、当事国へ行って、世界の平和や援助のために、高い志を持って重要な役割を果たしていることはすばらしいことであると思いました。



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特別寄稿
ボールは今や国民の側のコートに
(東京大学総長・首相公選制を考える懇談会座長 佐々木毅)
小泉首相の指示で設けられた「首相公選制を考える懇談会」は、8月7日に報告書を首相に提出し、1年余りにわたったその任務を終えて解散した。

この懇談会はこれからの政治の仕組みのあり方を自由に検討したという意味で、ほとんど前例を見ないものであった。その中には憲法の大規模な改正を考えなければ実現できない議論が多数含まれている。こうした懇談会が設けられた背景には首相の指示があっただけではなく、現在の仕組みに対する国民の満足感の急速な低下がある。これは世論調査にも明らかなところであって、この点での国民の意識はこの十年の間に一変したといわざるを得ない。
中央の政治と違った仕組みを持つ地方政治が多くの関心を集めるようになったこともこれと密接に関係している。

懇談会報告書では国民が直接首相指名選挙を行なう方式について、かなり具体的な提案を行なった。例えば、首相・副首相選挙をワンセットで行い、しかも、過半数を得られることが当選の条件になるように2回投票制度の導入を提案し、また、首相や大臣は議員を兼ねない(大臣になろうとする国会議員は議員を辞任しなければならない)といった仕組みを提案したが、これらはわれわれのこれまでの政治的体験と大きく異なるものである。

また、こうした提案と並行して、一院制の方向で現在の議院内閣制を見直し、首相のリーダーシップを、例えば、一定の法案について国民投票を求めるといった形で強化する、第二のタイプの提案も行なった。これらの提案は憲法の大改正を必要とするものであるが、最後には現憲法下でも実現可能な検討課題についても述べている。

こうした議論をまとめ、報告書を作ることはそう容易な仕事ではなかったが、懇談会としては、国民が今後政治の仕組みについて議論する際の重要な手がかりにしてもらいたいという一念で作業を完遂した。この点は小泉首相と懇談会とが認識を共有する点であり、これは懇談会終了の際の首相の談話にも明らかである。

このようにボールは今や国会議員や国民の側のコートにある。われわれはこのボールがどのように取り扱われ、打ち返されるかをじっくり拝見したいと思っている。余り堅くならずに、学校においてであれ、職場においてであれ、このボールを思いのままに「こねまわして」もらいたい。それがわれわれの願いである。

「首相公選制を考える懇談会」報告書 
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kousen/kettei/020807houkoku.html

執筆者の紹介 
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/sasaki.html


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小泉内閣の動き
ヨハネスブルグ・サミット特集 (02/09/02〜03)
南アフリカ共和国のヨハネスブルグで開かれた「持続可能な開発に関する世界首脳会議」への小泉総理の出席の模様など
小泉構想(02/08/21)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/08/21kousou.html

総理スピーチ(02/09/02) 
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/09/02speech.html

内外記者会見(02/09/03)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/09/03press.html

小泉総理の動き(02/09/02・03) 
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/09/02nan.html
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/09/03nan.html

総合防災訓練(02/09/01)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/09/01bousai.html
 <ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/index.html
      「防災の日」に行われた平成14年度総合防災訓練の様子

小泉総理の北朝鮮訪問についての官房長官記者発表(02/08/30) 
http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/rireki/2002/08/30_p.html
今月17日に、小泉総理が北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の平壌を訪れ、金日正総書記との間で首脳会談を行う予定であることを発表

道路関係四公団民営化推進委員会の中間整理(02/08/30)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/road/kouhyo/index.html
道路関係四公団の改革に関する議論の中間とりまとめ年末までに委員会としての最終意見を小泉総理に提出する予定

制度・政策改革集中審議 (02/08/28〜30)
経済財政諮問会議(02/08/29)
集中審議を終えての小泉総理の所感(02/08/30)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/08/30shokan.html
経済財政諮問会議における3日間の集中審議を終えての小泉総理の所感

http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/08/29keizai.html
7月19日に関係7閣僚に指示した「基本方針2002」の具体化に向けた改革プランの検討状況の聴取の模様(3日間の集中審議の2日目)


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新官邸こんな話
官邸を守る警備隊
新官邸は、幾重もの入退室のチェックシステムを導入したり、高度なセキュリティシステムを取り入れています。

新たに官邸警備のために編成された警視庁総理大臣官邸警備隊は、テロなどの不測の事態に万全を期せる態勢をとっています。隊員は機動隊などから選ばれた、平均年齢30歳の精鋭ぞろいです。また、様々な事態を想定して、隊員の中には外国語や手話などができる者も配置しています。

ちなみに、この官邸警備隊は、旧官邸の『守り神』であったミミズクをモチーフとした腕章を制服の左袖につけています。

さらに、新官邸全体が阪神・淡路大震災級の大地震にも耐えられる最新の免震装置で守られており、いかなる緊急事態が発生しても対応できる態勢がとられています。

警視庁総理大臣官邸警備隊の発隊式の写真 
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/0905p1.html


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数字でみる日本
2,735,612件

2,735,612件とは、警察庁の集計による平成13年の犯罪(交通事故に係る業務上過失致死傷を除く刑法犯)の件数です。これは約12秒に1件犯罪がおきている計算になります。

その内訳を見ると、窃盗犯が約234万件と全体の約85.6%を占めています。
殺人や強盗などの凶悪犯は比率では約0.4%にすぎませんが件数では約1万2千件にものぼります。

これまで、我が国は世界的に見て治安がよいといわれてきました。我が国と外国とでは犯罪とされるものの範囲などが異なり、正確な比較は困難ですが、平成13年版犯罪白書によると、平成11年の我が国の主要な犯罪の発生率(人口10万人あたり発生件数)は約1,700件で、イギリス(約10,000件)の6分の1、ドイツ(約7,700件)の4分の1程度にすぎません。

しかし、犯罪件数は増加を続けており、ここ5年間で約50%も増加しています。中でも、強盗、ピッキング用具(特殊な解錠道具)を使用した侵入盗、傷害、暴行等の増加が目立っています。また、社会を震撼させるような凶悪事犯や不可解な動機に基づく重大犯罪等が連日のように報道されています。

他方、犯罪の検挙率は低下を続けており、平成13年は犯罪全体で19.8%と、前年に比べ3.8ポイント減少し、戦後最低を記録しました。これは、従来の聞込み捜査等の手法を活用した捜査が困難になっているほか、犯罪の増加に検挙が追いつかないことに大きな原因があります。

また、来日外国人による犯罪の検挙人数は7,168人で、20年前と比べ7倍以上に増加していますが、その対応には、言葉の壁があるなど、困難な捜査を余儀なくされています。

治安の悪化への国民の不安が高まっていることを踏まえ、政府は、今年度警察官を4,500人増員し捜査体制の充実を図るなど総合的な治安対策を推進しています。
警察庁ホームページ (犯罪統計資料2001)
http://www.npa.go.jp/toukei/keiji1/hanzai.htm

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編集後記
総理と同行し9月1日から4日までヨハネスブルグを訪問し「持続可能な開発に関する世界首脳会議」に出席してきました。南アはちょうど日本の逆で冬ですから、蒸し暑い日本と違い、気持ちのよい涼しさなのですが、現地には一泊しかせずしかもほとんどホテルのなかで、残念ながらすがすがしい大気の恩恵に与る事はありませんでした。

現地の治安状況は極めてわるく、夜の移動は勿論の事、20分しかかからない場所への昼間の移動も注意が必要でした。こうした治安の悪化を生む貧困や、衛生など、発展の弊害となる要素の除去になにができるか、小泉総理は日本の提案として発表しました。

昨年森総理が日本の総理として初めてアフリカを訪問し、そして今回と、2年続けて日本の首相がアフリカの地を訪れたことは、アフリカ諸国にとってもおおきな意味があったといえるでしょう。

なお、先週から引き続いてオンラインアンケートを実施しています。まだの方は、ぜひご参加ください。結果は後日メルマガでご報告します。
(晋)

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小泉内閣メールマガジン

配信に関する手続き、ご意見などは以下のホームページからお願いします。
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三
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文字色付け編集 本町自治会...............
小泉内閣メールマガジン 第59号 =========================== 2002/0829

★☆ 「おんらいんアンケート」を開始しました。
    以下のページから是非ご参加ください!!(9月11日まで) ☆★
     http://www.mmz.kantei.go.jp/inq/inq_top.pl?INQCD=QA20020829

★☆ 今週のキーワード 「概算要求」 ☆★
    明後日(8月31日)までに各府省から財務省に提出される予定です。
    (解説は最後に)
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□ 目 次

らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
収穫の秋にむけて
大臣のほんねとーく
しごと情報ネットを携帯電話から (厚生労働大臣 坂口力)
保険会社への期待 (金融担当大臣 柳澤伯夫)
特別寄稿
画一から自立と創造へ−新学期を迎えるに当たって−
(文部科学大臣 遠山敦子)
小泉内閣の動き
第57回全国戦没者追悼式 (02/08/15)
小泉総理の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典への出席 (02/08/09)
首相公選制を考える懇談会の記録(ビデオ) (02/08/07)
広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式の記録(ビデオ) (02/08/06)
新官邸こんな話
官邸と国民をつなぐ開かれた「窓」・・・記者会見室
キーワード解説
概算要求

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らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
収穫の秋にむけて

小泉純一郎です。

先週末までの夏休み、あらかじめ何の予定もたてずに、公邸で「無為」にすごしました。好きな小説を読んだり、音楽を聴いたり、秋に向けて想を練ったり。「千と千尋の神隠し」のビデオも見ましたよ。おかげで心身ともにリフレッシュ。いい休みでした。

休み明けの月曜日、さっそく、来年4月に発足する郵政公社の初代総裁に生田正治さんをお願いすることを決めました。生田さんは、改革意欲に富んだ、国際経験ゆたかな民間経営者。いい方にお引き受けいただいたと思っています。将来的には公社の民営化をめざし、力と経験を存分に活かしていただきたいと期待しています。

道路関係四公団の民営化の話も進んでいます。民営化推進委員会の皆さんには、夏休み返上で精力的な議論を続けていただきました。もうすぐ中間報告がまとめられます。民営化に向けて、委員会の審議結果を尊重していきます。

来年度予算の編成作業も始まっています。夏休み前に7閣僚にお願いした改革の課題について、今週、経済財政諮問会議で集中審議します。各大臣が先頭に立ってまとめた改革案。来年度の予算編成に生かします。

9月は、南アフリカで開かれる「環境と開発サミット」への出席や、ニューヨーク訪問など、外交日程も盛りだくさんです。

夏休みに英気を養い、気力充実。

実り多き秋をめざして、国内、国外の重要課題に全力で取り組みます。

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大臣のほんねとーく
しごと情報ネットを携帯電話から (厚生労働大臣 坂口力)

仕事を探している人達のために、どんな求人があるかを知って貰う方法として、一々ハローワークへ足を運んで貰わなくてもよい対策を考えてきた。
それが携帯電話からアクセスして貰い情報を知らせる方法であり、本年3月7日からスタートしている。最近では一日平均30万件前後と驚くべき数字になり、パソコンからのアクセスに迫っている。ハローワークからの情報だけでなく、民間の職業紹介所の案内も同じに見ることができる。

今のところ、仕事内容と求人数だけであり、企業名が入っていないので、直接企業へ電話を入れたり訪問することができない。一層のこと、企業名も公表して欲しいという期待が高まっている。そうすれば、一々ハローワークに電話をしたり足を運ぶ必要がなくなり、直接企業に聞くことができるからだ。ハローワークも少ない職員で多くの訪問者に対応しているのだから、その方がもっとサービスできるだろう。しかし、ハローワークは求職希望をした人がどれだけ就職できたか解らなくなる弱点もある。さらに求人広告業界などから民業圧迫になるとの意見もあり、求人を申し出た企業も電話対応で仕事ができなくなる可能性もある。

しかし求職者への便宜が第一であり、求人企業の許可があれば、発表してはどうかという案が浮上しており、早く結論を出して利用価値を高めたい。

話は変わるが、雇用は情報の提供と同時に、新しい企業の創業が何よりも大事であり、創業サポートセンターを開設した。何かをやりたいが何をしたらよいか解らない人から、やりたいことは決まっているがサポートしてくれる人材を求める時や技術的なアイデアは持っているがどのように創業してよいか解らない人まで相談にのる場所である。財政的な悩みを抱えている人もあれば、時代の要請はどんなところにあるのか知りたい人もいる。そうした起業のためのすべての相談に応じる場所である。起業家養成のための実践的なセミナーもあり、各種公開講座も開催している(港区芝5−26−20建築会館7階 03-5439-5551)。東京で成功すれば、他の主要都市でも開設したい。
厚生労働省ホームページ (しごと情報ネット)
http://www.job-net.jp/


保険会社への期待 (金融担当大臣 柳澤伯夫)

「お父さん、保険会社の人に生命保険に入るように勧められているんだけど、入った方がいいの?」

「あなたが今不幸なことになっても、経済的に困る人いないヨ。だけど、将来必ず入ることになると思ったら、今から入っておいた方がいいね。」

「あッ、そういうこと!?分りました。」

これは10年ばかり前、就職したばかりの娘と私の間で実際にした会話です。この会話で私は娘に「保険は、自分が働き盛りに死亡したとき、幼い子供など、働き手を失って経済的に困る人への保障だ」ということを教えたつもりでした。

生命保険の本質はこういうことだと思いますが、国民の中の本当に沢山の人が生命保険に入っている現実を見ますと、そこには日本人独特の人生観も反映しているような気がします。保険に入る目的は具体的にはそれぞれでしょうが、一口で言えば、自分の人生の収支決算を恥ずかしくないようにしておきたいという、自分の一生に対する健気な責任感のようなものだと思います。

ところで、日本人が長寿になってくるに伴い、今度は長く生きることで家族や社会に負担をかける危険が大きくなってきました。働かず収入のない年月を長く過す危険、老いて身の回りのことも自分でできなくなる危険です。
私たちは、早死にして迷惑をかける危険と長生きして人の世話になる危険の両方に備えなければならなくなったわけです。

ここから出て来る第一の問題は、従来型の保険に年金保険や介護保険が加わりますから、私たちが元気に働いている間に掛けなければならない保険料は昔より確実に多くならざるを得ないということです。また、年金と介護保険は政府も国営でやってくれていますが、この公的年金には資金を将来の世代の掛金に頼っている分が相当あり、将来の人口減が年金の減少に直結するという二つ目の問題があります。

このように考えてくると、日本の民間保険会社にはもっともっと知恵を絞ってもらい、自分の人生に責任を持とうとしている健気な日本人に対して、生涯を通じてそうした生き方を保障する確かな保険をできる限り安い保険料で提供してもらいたいものだと私は強く期待しているのです。


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特別寄稿
画一から自立と創造へ−新学期を迎えるに当たって− 
(文部科学大臣 遠山敦子)

子どもたちの夏休みも残すところあとわずか、それぞれに楽しい体験や思い出をいっぱい作ることができたでしょうか。今はお子さんが夏休みの宿題と格闘中、などというご家庭も珍しくはないことでしょう。

さて、この4月、小・中学校では新しい学習指導要領の全面実施、完全学校週5日制の導入、習熟度別の少人数授業の実施、絶対評価など、21世紀を生きるたくましい人材の育成を目指して、大きな制度改革を行いました。新たな制度の下で、各学校では保護者や住民の期待にしっかり応えようと、創意工夫を生かした取組を行っています。私は、こうした懸命な取組の姿を見て、この改革の前途に確かな手応えを感じています。

今回新たに、小学校3年生以上に「総合的な学習の時間」が採り入れられました。この時間では、例えば、地元の川での体験活動をきっかけに、水中にすむ生き物や水質、環境に関する研究を行い、自分の考えをレポートにまとめ発表するなど、全国の学校で様々な創意工夫が始まりました。この時間で子どもたちは、自然体験や社会体験を通して、各教科で勉強したことを生きた知識として確実に身に付けたり、自分で考える力を養います。

また、習熟度別の少人数授業は、子どもたち自身がグループを選んで学ぶことで、勉強がよくわかり、学校が楽しくなったという子どもが増え、優れた効果をあげています。

さらに、朝の読書を推進したり、理科大好きプラン、英語が使える日本人育成のための戦略構想など、国としても様々な取組を支援しています。これからは、各学校や教員の工夫で、子どもたちは今まで以上に学ぶ楽しさを味わい、学ぶ習慣を身に付けてくれるでしょう。まさに画一から脱皮し、一人一人の持てる力を存分に発揮させ、自立する力、創造する力を養う、大切な改革の時です。そして、より大切なことは、他者を思いやる心、感動する心など豊かな人間性を身に付けることです。

大きな変革の時には、常に多少の戸惑いや不安が伴います。でも、今、大事なことは、学校も家庭も地域社会も一体となって、『21世紀をたくましく生き抜く力を持つ、心身ともに伸びやかな子どもたち』を育てるため力を合わせることだと考えます。

二学期からも、子どもたちにとって充実した日々となりますように。
文部科学省ホームページ
(新しい学習指導要領のねらいの実現に向けて) 
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/youryou/111/f_020101.htm


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小泉内閣の動き
第57回全国戦没者追悼式 (02/08/15)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/08/15shusen.html
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/index.html
日本武道館で行われた全国戦没者追悼式の模様と小泉総理の式辞の内容

小泉総理の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典への出席 (02/08/09)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/08/09nagasaki.html
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/index.html
長崎市で開催された長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典への小泉総理の出席の模様と挨拶の内容

首相公選制を考える懇談会の記録(ビデオ) (02/08/07)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/index.html
小泉総理に最終報告を提出した首相公選制を考える懇談会の模様をビデオで紹介

広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式の記録(ビデオ) (02/08/06) 
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/index.html
広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式の模様をビデオで紹介


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新官邸こんな話
官邸と国民をつなぐ開かれた「窓」・・・記者会見室

政府の方針や政策を国民によく理解してもらうには、新聞やテレビなどのメディアを通じて迅速に政府の考えを伝えていくことが大切です。記者会見室はその意味で、官邸と国民をつなぐ重要な「窓」の役割を果たしています。

官邸の記者会見室は1階に設けられ、内閣広報室の報道担当室や官邸写真室なども同じフロアにあります。

記者会見室は、総理の記者会見や、毎日行われる官房長官の定例記者会見などに使用されます。

ちなみに、記者会見場のバックのカーテンは3色用意されています。総理の会見の時には濃いブルーかワインレッドが、官房長官などの会見では、薄いブルーが多く使われています。テレビで見るときに、バックのカーテンにも注目してみてください。

首相官邸ホームページでも、総理の記者会見や官房長官の記者発表などが掲載されていますので一度ご覧下さい。

記者会見室の写真
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/0829p1.html


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キーワード解説
概算要求

国の予算案の作成、国会への提出は内閣が行っており、財務大臣が予算案の編成にあたっています。

毎年4〜5月ごろから、各府省は来年度の予算の見積りを始め、8月末までに財務省に来年度の予算の見積りに関する書類を提出します。これを概算要求といいます。この概算要求を受けて来年度予算の編成作業が本格的に始まります。

概算要求に当たっての基本的な方針を「概算要求基準」といいます。8月7日に閣議了解した平成15年度予算の概算要求基準では、経済財政諮問会議答申を受けて6月に閣議決定した「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」(いわゆる基本方針第2弾)を踏まえ、平成14年度に続き歳出改革の一層の推進を図ることとしています。

具体的には、一般歳出及び一般会計歳出全体について実質的に平成14年度の水準以下に抑制することを目標に、歳出全般にわたる徹底した見直しを行い、歳出の抑制と所管を越えた予算配分の重点化・効率化を実施するとともに、国債発行額の30兆円からの乖離をできる限り小さくするよう努めることを基本的な考え方としています。

概算要求をうけ、財務省では、各府省の説明を聴取しながら予算の査定を行い、原案がまとめられます。これをもとにして、関係各府省との折衝が行われ、必要な調整を経たのち、例年12月に政府の予算案が閣議で決定され、年明けの通常国会に提出されることになります。

首相官邸ホームページ
(平成15年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針)
http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2002/0807yosan.html


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編集後記
夏休みということで、2週間休刊とさせて頂きました。編集部スタッフもリフレッシュできたのではと思います。小生も墓参りをかねてふるさとの油谷町に帰ってきました。油谷町は山陰の小さな町ですが、日本海に沈む夕日を浴びる棚田は息を呑むほどの美しさです。この町ではお盆に成人式を行います。お盆には町からでている若者も帰ってきますし、晴れ着を気にする必要はありません。そして夜には家族そろって夏祭りとなります。地方にはまだ地域の絆やあたたかいコミュニティーが残っています。都市と農村の交流も小泉内閣のテーマのひとつですが、あらためてその重要性を認識しました。

なお、今週から読者の皆さんを対象としたオンラインアンケートをはじめました。皆さんからいただいた回答は今後のメルマガの紙面づくりの参考にさせていただきます。ふるってご参加ください。
(晋)


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小泉内閣メールマガジン

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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)


文字色付け編集 本町自治会...............
小泉内閣メールマガジン 第58号 ======================== 2002/0808-22

★☆ 夏の合併号 次回配信は8月29日 ☆★

★☆ 数字でみる日本 「40,614万kl (60,382万kl)」 ☆★
  企業部門に比べ、家計部門の伸びが顕著になっています。 
(解説は最後に)
 
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□ 目  次

らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
夏休みに英気をやしなう

大臣のほんねとーく
国際受刑者移送法 (法務大臣 森山眞弓)

特別寄稿
「英語が使える日本人」を育成しよう!! (文部科学大臣 遠山敦子)
マスコミと総理 (財政制度等審議会委員 林真理子)

小泉内閣の動き
平成15年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針 (02/08/07)
首相公選制を考える懇談会の最終報告提出 (02/08/07)
小泉総理の広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式出席 (02/08/06)
特殊法人の総裁・理事長への指示 (02/08/02)
「採用試験の抜本改革の在り方」の決定など (02/08/02)
小泉総理の記者会見 (第154回通常国会終了後)(02/08/01)

新官邸こんな話
秋の落ち着きが感じられる多目的な空間・・・小ホール

数字でみる日本
40,614万kl (60,382万kl)

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らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
夏休みに英気をやしなう

小泉純一郎です。

学校は夏休みの真っ最中。今も昔も、子ども達にとって、夏休みは一年で一番楽しいときかもしれません。

私の子どものころに毎日のようにセミやトンボをつかまえていた話は、昨年のメルマガで紹介しましたが、海にもよくいった。近くの海で泳いで帰ってくると、母親がトウモロコシやお芋をふかして待っていてくれた。あれは、おいしかった。

他にもいろいろな遊びをした。もちろん、テレビゲームなどはない時代。
ベイゴマ、メンコ、ビー玉。これが遊びの「三種の神器」。その中でも一番好きだったのがベイゴマ。

大きな洗面器に、丈夫な布を張って、ベイゴマを回す。友達とやって、はじき出したほうが勝ち。やすりで削ったり、ロウを塗って重くしたり、相手より強いベイゴマをつくる。自慢のベイゴマができると友達と勝負したくなる。単純な遊びだったが楽しかった。

遊びも勉強もメリハリが大事。

昨日(7日)、来年度予算の編成について閣議決定した。来年度予算は、小泉内閣二度目の予算。歳出は、実質的に今年度以下に抑えながら、将来の発展のために重要な分野にメリハリをつけて重点配分する。経済活性化と財政健全化という二つの目標の実現をめざす予算にしていく。

6日には、広島に行き、原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式典に出席。明日(9日)は長崎の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に出席する。

広島、長崎の惨禍を二度と繰り返してはならない。「平和」の大切さをあらためてかみしめ、子どもたちのために、核兵器のない安全で平和な世界を一日も早く築くことができるよう、努力を続ける覚悟だ。

12日から夏休みをとります。好きな音楽を聴いたり、読書をしたりしながら、秋に向けて英気を養いたい。

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大臣のほんねとーく
国際受刑者移送法 (法務大臣 森山眞弓)

私は朝日新聞の「朝日歌壇」のファンでたいてい毎週読んでいます。その時々の季節、人情、社会問題などまでも、美しいリズムの短歌によみこまれていて、面白く、考えさせられ、共鳴することも多いのです。

投稿者の中には、常連も少なくありません。その中で今私がちょっと気になっているのは、アメリカの獄中から投稿を続けている郷隼人さんです。もちろん私は本人を知っているわけではないし、何の罪でどんな刑を受け、どこに入っているのかも全く知りませんが、その環境からくる題材のユニークさ、獄中生活の出来事に望郷の思いを込めて巧みに短歌を詠む日本人らしい感性にひかれます。

最近の幾つかを紹介します(*)。


鉛筆(ペンシル)を手で削ったことなどないという囚徒が我の手業(てわざ)を見つむ (5月20日)

隣房の囚徒の鼾(いびき)獣(ビースト)の如く唸れり夜明けの獄舎 (6月3日)
「帰ろかな」歌う独房にニホンゴが谺し不孝を嘖(さいな)まれおり (6月3日)

さて、去る6月4日、国際受刑者移送法という新しい法律が成立しました。
外国人受刑者を処遇する刑務所等の行刑施設では、言葉、宗教、生活習慣の違いに配慮しながら、その改善更生、社会復帰に向けて努力しているわけですが、最近の急速な国際化によって、どこの国でも外国人受刑者が急増し、大きな問題になっています。

このため外国で拘禁刑により服役している者を、一定の条件の下で自国で服役させ、改善更生や社会復帰をよりし易くしようという考えで、欧州評議会が1983年に「刑を言い渡された者の移送に関する条約」を結び、ほとんどの加盟国が加入しています。加盟国以外でも、アメリカ、カナダ等9ヶ国が入っています。日本もこれに参加するべく検討して、国内での受入や送り出しのルールがきまり、この国際受刑者移送法として実ったのです。

日本にいる外国人受刑者は平成13年末で約2500人、国籍は中国、イラン、ブラジル、韓国など条約未加入国の出身者が多いのですが、これから加入国が増えるのに従い、効果は大きくなると思われます。条約加入国にいる日本人受刑者は13年1月現在32人と少ないですが、その人たちにも日本で服役する機会が与えられ得ることになります。日本語で話しができて、御飯にみそ汁が食べられて、家族にも時々面会ができれば、たしかに気持ちが落ち着くでしょうし、家族の方も安心できましょう。


獄窓(まど)に聴く夜汽車が次第に遠のけば望郷の念沸々と湧く
 (6月17日)


編集部注:

これらの短歌は作者と朝日新聞社の許諾を受けて転載しています。

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特別寄稿
「英語が使える日本人」を育成しよう!! (文部科学大臣 遠山敦子)

言葉は力、と言われます。自分の考えや主張をしっかりもって、それをはっきりと人に伝えるには、言葉の力を磨くことが是非とも必要です。もちろん、まず正しく美しい日本語力を身に付けることが第一です。でも、グローバル化がますます進展する21世紀を子どもたちがたくましく生き抜くには、それだけでは十分ではありません。今や国際的共通語ともなった英語のコミュニケーション能力を身に付けることが、どうしても必要な時代になりまし
た。

このような視点から、去る7月12日、「『英語が使える日本人』の育成のための戦略構想−英語力・国語力増進プラン−」を発表しました。これは、昨年の「英語指導方法等改善の推進に関する懇談会」の報告を基礎にしつつ、更に大勢の有識者からご意見をうかがいまとめたものです。まさに戦後初の体系的な英語力アップの戦略です。

詳しくはどうぞ文部科学省のホームページをご覧下さい。ここでは施策のほんの一例を挙げてご説明します。


「英語が使える日本人」の目標をどこにおくか





学校段階ごとに、目指したい英語力の目標を初めて具体的に提示
(中学校 卒業段階では 挨拶、応対等の平易な会話等、高校卒業段階では日常の話題に関する通常の会話等ができる程度。大学では各大学が目標を設定。)
いずれも、子どもたちに強制はしません。


質の高い英語教員をどう確保するか
英語教員のもつべき英語力の目標値も設定
(英検準1級、TOEFL550点、TOEIC730点程度)、5年間で中・高の全英語教員6万人に能力に応じた研修を実施。

外国人教員の活用を促進、週1回以上は外国人が授業に参加。
英語が得意な地域の人材を活用。


英語の学習意欲をどう高め、英語学習をどのように支援するか
大学入試センター試験でリスニングテストを導入
(平成18年度実施を目標 )。

全課程を英語で授業する大学・学部などを重点的に支援。

高校生の留学を促進。


小学生への英語教育にどう取り組むか
小学校の「総合的な学習の時間」を使っての英会話活動を支援。



次の学習指導要領の改訂に向けて、小学生にどう教えるかなどの研究の開始。


日本人の国語力をどのように高めるか


子どもの読書活動を推進、ディベート力等表現力を重視し国語力を総合的に向上。

我が省としては、この構想に基づき、できるものから直ちに実施に移し、必要なものは平成15年度概算要求に盛り込み、政府予算案ができた時点で「行動計画」として決定する予定です。今回の構想によって、「10年勉強しても話せない」と酷評されてきた我が国の英語教育を抜本的に改善し、子どもたちに、21世紀の世界にのびやかにたくましく生きる力を持ってもらいたいと考えています。
文部科学省ホームページ
(「英語が使える日本人」の育成のための戦略構想の策定について)
http://www.mext.go.jp/b_menu/soshiki/daijin/f_020714.htm

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マスコミと総理 (財政制度等審議会委員 林真理子)

この原稿の依頼をいただいたのは5月である。今は7月(*)だ。

これほど原稿を遅らせたのは初めての経験である。いくら締め切りなしのメールマガジンだからといって、原稿料がないといってもあんまりではなかろうか。

担当の広報の方も呆れた、を通りこしておられるようだ。

どうしてこんなに遅くなったか、それにはわけがある。小泉総理の気持ちが、今ひとつ伝わってこなかったのと、私がいろいろとマスコミに惑わされていたことにある。小泉総理は着実にいろんなことをやってるじゃないか。
審議中の郵政三法案にしろ道路関係四公団民営化推進委員会にしろ、着実に少しずつ進み始めている。

ゼロをいきなり100にするということはむずかしいことだ。どこかの知事みたいに自分の理想をぶち上げることはカンタンだが、一国の総理にはそれは不可能である。党の根まわしをし、たくさんの人たちの意見を聞き、さぞかし苦労しているのだろう。20だって、30だっていい、ゼロが少しでも進むということは、本当に大変なことに違いない。

ところがマスコミはゼロが100にならないことが不満らしい。
「腰くだけ」、「失墜」、「変人が凡人に」という週刊誌のタイトルをよく目にする。私もマスコミ側の人間かもしれないが、実際に新聞や週刊誌をつくっている人に聞きたい、あなたたちはいったい誰が指導者になれば満足なのか。新聞社の社長が総理になれば、もう矛先をゆるめるというのか。

小泉さんの苦しいところは「メディア規制法案」によって、マスコミを敵にまわしたところであろう。あれほどまでに小泉さんを持ち上げていたマスコミが、このところ小泉さんに冷たい。それどころか好き放題のことを書きまくっている。

小泉さんの後は、石原さんを総理にしたいらしいが、誰がやっても同じことだろう。最初は持ち上げても、すぐにマスコミが引きずり落とすことはわかっている。

それにしてもマスコミの力というのは怖ろしい。個人的にも何度もお会いし、その人柄に魅せられている私にしても、小泉さんはかなり疲れて見える。
かつてあったオーラが半減どころか、5分の1くらいになっている。

けれども小泉さんはこのあいだおっしゃった。
「総理の座なんて少しも惜しくない。ただこの国を変えたいだけなんだ。構造改革を命を賭けてやりたいだけなんだ」

その言葉がどうしてまっすぐに国民に伝わらないのか。

執筆者の紹介
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/hayasi.html 
編集部注:この原稿は7月半ばに寄稿していただいたものです。

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小泉内閣の動き
平成15年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針 (02/08/07)
http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2002/0807yosan.html
平成15年度予算の概算要求に当たり、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」を踏まえた基本的な方針を閣議了解

 
首相公選制を考える懇談会の最終報告提出 (02/08/07)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/08/07kousen.html
首相公選制を考える懇談会が「大統領型」、「議院内閣型」、「現行憲法の枠内での改革」の3案を盛り込んだ最終報告を小泉総理に提出

小泉総理の広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式出席 (02/08/06)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/08/06hiroshima.html
広島市で開催された原爆死没者慰霊式・平和祈念式への小泉総理の出席及び国立広島原爆死没者追悼平和祈念館への訪問の模様

特殊法人の総裁・理事長への指示 (02/08/02)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/08/02tokushuhojin.html
27の特殊法人の総裁・理事長に対し、特殊法人改革へ積極的に取り組むよう小泉総理が指示

「採用試験の抜本改革の在り方」の決定など (02/08/02)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/08/02gyoukaku.html
行政改革推進本部において、国家公務員の採用を改めることなどを内容 とした「採用試験の抜本改革の在り方」を決定
また「公益法人制度の抜本的改革に向けて(論点整理)」の報告を受領

小泉総理の記者会見 (第154回通常国会終了後)(02/08/01)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/08/01kaiken.html
第154回通常国会終了に当たっての小泉総理の記者会見の内容 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/08/07kousen.html
首相公選制を考える懇談会が「大統領型」、「議院内閣型」、「現行憲法の枠内での改革」の